ジオターゲティング
2012年07月13日(金) 01時10分01秒

あらためて当時を振り返る

テーマ:東北関東大震災
川口マーン恵美(在独作家)さんという人が「福島原発事故とチェルノブイリを同一視するな」と題した文章を公開しました。私が見つけたのは2011年の3月16日でした。

「そよ風」というブログで見つけた当時、私はそのコメント欄に「無責任きわまりない」と書いて、講義しました。その経緯は「そよ風」のページに残されています。

この川口マーン恵美さんの文章の後半では、「耐震技術というのは、非常に高度で」、「それは完璧だった。」「ところが、今回の事故は、揺れによるものではなく、単に、注水に関わる部分に、たくさん海水が被ってしまったことによって起こったものだった。要は、まさか5m以上の津波が来ることを考えていなかったというだけのことなのです。」と理屈を展開し、「知り合いの原子力の父は、自分たちが築き上げた、日本の原子力発電所の世界一の技術を誇りに思っていた人で、今回のことでは、ショックを受けて」おり、「これで原発の未来はなくなるだろうし、では、自分が一生熱中してやってきたことは何だったのだろうと思うと、とにかく無念だ」と嘆いていると報告しています。

先日、この文章がいつ公開されたのか調べてみると川口マーン恵美さんが寄稿したサイトは「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」で、日付は3月15日でした。その3月15日までにどのような事が起こったのかとウィキペディアフリー百科事典の福島第一原子力発電所事故の経緯を調べてみると3月15日の10時までには1号から4号までの全ての原子炉で、爆発などの深刻な事態に追い込まれていた事が分かります。なのにこの記事を川口マーン恵美さんはこの文章を寄稿したのです。しかも、私が調べたところ、未だに取り下げていません。

この中では、「私の知り合いのご主人」である「日本の原子力の父ともいえる人物」が「福島で起こっていることが、チェルノブイリになる可能性はない」、「局地汚染は起こりうるが、それでも20キロも離れれば、被爆はない」、更に「水素の爆発で放出される放射能は、微量で、今のところ一切問題がない」と断言し、更には、「服についた少々のチリも、あまりにも性能のよい検査器が見つけてしまい、その人は被爆とされてしまう」と言っていたと報告しています。

これの主張を現在の私たちが知っている状況と比べれば、どれだけ間違いの多い事であったか判ります。2012年6月20日付けの産経新聞の記事によれば、東京電力の社内事故調査委員会の最終報告書に於いても、90万テラベクレルの放射性物質が放出されたと報告されていますし、更に、漏出量が最も多いのは1~4号機で唯一水素爆発していない2号機で、約4割を占め、昨年3月15日には約18万テラベクレルが漏出し、飯舘村など北西方向の汚染要因になったと結論づけられています。

更に漏出した放射性物質の拡散は、20キロを遙かに超え飛散し、遠くは岩手県の一関や平泉、千葉県、神奈川県、静岡など、広い範囲にまで達し、更に言えば、それらの地域以外でも農産物や水産物出荷停止などが相次いだ事は、ご存じの通りです。

詳細なデータは「早川由紀夫の火山ブログ」で「放射能汚染地図(七訂版)の公開校正」で公開されています。

これをして「微量」な「局地汚染」というのであれば、それこそ日本中の原発が事故を起こしたとしても日本はほとんど汚染されないという奇妙な理屈になります。

さて、この「日本の原子力の父」。こんな風に呼ばれる人なのに、ネットを調べても、可能性のある人はもう亡くなっていますし、また、そもそも、川口マーン恵美さんの記述に合致する人物を特定できません。

「知り合いのご主人」である名前を出しもしない「日本の原子力の父」に「安全だ、問題ない、日本の技術は世界一だ」と言わせて、 つまり、「心配はいらない。だから、原発は今後も使えるようにしたいし、そう理解して頂きたい。なぜなら、失敗は繰り返さないから…。」と結論づけたいのだろうと思います。

不安を煽るつもりはありません。しかし、嘘を吐いて安心させることは、不安を煽るのと同等かそれ以上の罪ですし、それ以前にそんなやり方は結果的には信頼を失う事にしか繋がらない事は、歴史が証明しているとおりです。

私は、川口マーン恵美さんの本はついぞ読んだ事がありません。彼女は右派の論客としても知られているようですが、アマゾンのブックレビューなどを読んでみれば、結構評価の高い作家である事は間違いなさそうです。でも、こんな文章を今もなお、臆面もなくさらし続けている神経を疑います。



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2011年12月07日(水) 16時10分04秒

すんごい事やるらしい

テーマ:東北関東大震災
「スコップ団」という団体が宮城県で気を吐いているそうです。

まだ、調べてる途中なんでよく判らない事だらけですが、被災地で様々な活動を行っている団体みたいです。スコップ持って被災地の泥の掻き出しを行っているから「スコップ団」なのだとか。どうも高校時代の同級生が関わっているらしい。

で、そこが「すんごい事」をやるらしいです。

それがこれ(http://schop-dan.com/pg102.html)。
ある教会の牧師室-スコップ団




3月10日に天国へ2万発の花火を打ち上げるという壮大な企画。

2万発とは、この震災で犠牲になったであろう人達の大凡の数でしょう。

しかも、3月11日ではなく、何事もなく日常を送っていた3月10日に行うそうです。

とにかくリンクをご覧下さい。


このすんごい企画が祝福されたものになりますように。

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2011年12月06日(火) 18時49分37秒

安全神話?技術への過信?

テーマ:東北関東大震災
福島第一原発の炉心溶融とそれに伴う放射性物質の漏洩の事故…。

どうして起こったのか…これを形容する時に言われるのが「安全神話の崩壊」と「技術への過信」という二つのキーワードです。

しかし、本当はどうなのかと言えば、そういうものではなかったのです。

「ハードは一流、ソフトは…」というのと同じ事だったのではなかったでしょうか?

先日、東京電力が検証結果を提出しましたが、それは、未だに総ての疑問に答えるものではありませんでした。

なぜ、非常用冷却装置を停止させたのか。

なぜ、報告が後手後手に回ったのか。

それは、結局の話、担当者がパニックを起こし、しかるべき対応を打てなかったからではなかったか…。

果たして、原発はどうだったでしょう。

「電気事業連合会」の「電気の情報広場」(http://www.fepc.or.jp/faq/safety/index.html)にはこんな風に書かれています。

よくあるご質問
「原子力施設で重大な事故が発生する可能性はゼロとは言えないのではないか?」

答え「原子力施設の安全に対する考え方は、どのような場合にも、放射性物質から周辺の人々の安全を確保することです。
たとえば、原子力発電所では、何重もの安全対策、すなわち
・異常な事態の発生を未然に防止する対策
・万一異常な事態が発生してもその異常が拡大し事故に発展することを防止する対策
・更に事故に至っても放射性物質の外部への異常な放出を防止するための対策
が採られています。このように、原子力施設では、仮に機器の故障や運転員のミスがあった場合でも、これがすぐに事故につながることのないような配慮がなされています。」

とあるわけですが、これを文字通り受け止めれば、「機器の故障や運転員のミスが重なって事故に繋がった」という事にならないでしょうか?それが「想定外」ということの正体です。

また、

結局は、日常の組み立てに問題があったと言っているようなものです。

例えば、私たちが運転する時のことを考えて見ましょう。

誰も、事故直前まで事故を想定する事は出来ないでしょう。想定していれば事故などはそもそも起きないはずです。「訓練で想定していたレベルを超えた想定外の事故だった」というのは、そもそも、暴走を繰り返して結果事故を起こしてしまう人が「突然飛び出して来て間に合わなかった」というのとどこが違うのでしょう。

シートベルト、エアバッグなどの装備、アンチロックブレーキシステム、横滑り防止装置に加え、「歩行者保護機能」なんてものがボディーに採用されたり、「追突しない車」なんてありますし…でも、運転者に求められるのは、それでも「車が走る凶器である」という理解だと教習所では教えられ続けますし、そのことを強く自覚する事が運転者のモラルである事は常識です。毎日、ハンドルを握る度に、この事を強く自覚する事…運転者の場合これが「日常の組み立て」という事になります。

そして、この自覚の上に更に、「運転する前日は深酒しないように」とか、「運転する時には携帯を切って」と言うように、そのモラルを破壊する間接的な要素をなるべく排除しようとするのがプロという事になります。

そう考えれば、原子力発電に関わる人達は、「原子炉の中身は人間が立ち入る事の出来ない極限の状態にあり、常に原爆が燃焼している状態だということ」を熟知し、そのことを強く自覚していることが運転に関わる最低のモラルである事が理解して頂けると思います。そして、そういう人達が操作をするからこその事業認可であるはずで、だからこその安全が謳われていたはずでした。

しかし、現実は…。

崩壊したのは実は技術でも安全でもなく、原子力発電を推進してきた政治家、電力会社、そしてそれに関わる一人一人のモラルが、原子力行政が始められた直後から、崩壊への一途を辿った結果だったという事です。

どうして彼らのモラルは崩壊の一途を辿ったのでしょう。

それは、「止めさせられないようにしなければ」と彼らが固く誓った事に起因します。その結果、彼らは「絶対大丈夫なんだ」という根拠のない自分過信に陥ったのです。まるで、「俺は酔っていない」と車を運転しようとする飲酒運転の常習者のような状態に、組織全体がなってしまった事が問題だったのです。

周りが止めるのを聞かないで、無謀運転を続ければそれだけで車や免許を取り上げられるでしょうし、事故を起こせば重い賠償責任と刑事責任が付いてくるのが通常の認可制や免許制の現実ですが原子力関係はそうはいかないらしいとは、前々からわかっていた話です。今振り返れば、重大事故の予兆はすべて隠されたり「単なるミス」などとさも問題が無いように報告してきたのは記憶の通り。

つまり、「想定外の…」とか「安全神話の崩壊」とか「技術への過信」と言った反省の字句さえ、的を射ない様に周到に計算された言い回しなんだろうとしか思えないのです。

事故原因はプロとしての不断の努力を怠った怠慢と、自己過信の積み重ねでしかありません。例え、彼らがそんな言葉を使ったとしても、私たちがそんな言葉を今回の事故で、気軽に遣ってはいけないと思わされた次第です。

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2011年09月12日(月) 06時31分33秒

半年を経て

テーマ:東北関東大震災
“騎兵隊内閣”と満面の笑みで自称した菅前首相。

傲慢な人だと思った。そういう所で、自分の憧れを自分に重ねられる人にろくな人はいないと思うのと同時に、「おいおい、それはないだろう」と思っていた。奥羽越列藩同盟に属した藩の出身者であれば、奇兵隊と聞いて、嫌悪感を抱く人は少なくない。

「戊辰戦争」の再来 と 「奇兵隊内閣」の末路http://blog.goo.ne.jp/ysnfd/e/cfd9c0cce98394f230f975d10b135cf1

↑こんな記事も見つけた。その中には、
「しかし、奇兵隊を前身とする長州軍は幕末の戊辰戦争で福島県会津を攻略し、住民を徹底的に虐待した。その感情的なもつれは今でも残っている。菅首相が「騎兵隊内閣」と自慢げに記者会見した時、会津の人々にはどのように映ったのだろうか。」
全く持ってその通り。

菅氏の考えでは、「奇兵隊が旧弊害悪の塊であった日本を浄化した」と言う事で、そんな想いの中で言ったのかも知れない。しかし、そもそも、「旧弊害悪の塊」との理解が誰を指していたかを考え、それがどんな結果を産んだのかを考えても見ていないのは、政治家とて失格であった。それは殊、会津の人達や奥羽越列藩同盟に属した藩出身者にとってはとてつもない苛烈で、蔑視的な言い方だった。

それでも仕事が出来れば良い、そう思っていた。「奇兵隊内閣」の名前を聞いても知らん顔をしていた。

しかし、現実には、そんな苛烈で蔑視的な大言壮語に相応に自分が正義のヒーローだと思い込み、勧善懲悪の積もりで自己中心的な刃を振り回した責任は大きい。



そういう感性の首相がやめて、今度の首相の野田氏は“どじょう内閣”と名付けた。

「ドジョウにはドジョウの持ち味がある。金魚のまねをしてもできない。泥臭く、国民のために汗をかいて働いて、政治を前進させる。ドジョウの政治をとことんやり抜きたい」

なるほど、大言壮語はない。ドジョウはいつまで経ったってドジョウだ。当たり前の事だが、これが正解だ。菅氏は金魚になりたかったのか…。

でも、ここまで考えて、金魚って何だ、ドジョウって何だと今更ながら考えて見る。

どっちだって魚じゃないか。ドジョウが金魚になりたいわけでもあるまいし、金魚がドジョウになるのを恐れているわけでもない。要は、ドジョウがいいか金魚がいいかは飼い主の判断という事になる。

つまり、国民はドジョウがドジョウである事を望むかどうかという事になる。


権力の座は誘惑が激しいだろう。

内閣が議会制民主主義の上に成り立っているとするならば、ドジョウを選んだ国民が、そのドジョウに金魚になるように望むとすれば、それは、自らの首を絞める事なのではないか。

ドジョウよドジョウ 金魚を望むな

そう、呼びかけ続ける事が出来るかどうか。

「首相は金魚でなければならない、なのにあのドジョウは金魚らしくない。せめて金魚らしく振る舞え」そういう輩はもう既に出てきている。

政治家の皆さん。金魚になりたいのであれば、金魚鉢に入るしかあるまい。

そんなところに満足しないで頂きたい。

国会は、山河であり、たくさんの命を育む美しい里山であるべきだ。野田氏のみならず、そんな里山で飾らず、泥臭く生きるドジョウとしての自覚と誇りを持って頂きたい。

震災半年を経て、心からそう願う。


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2011年08月26日(金) 10時37分00秒

風評被害は風評被害か

テーマ:東北関東大震災
風評被害とは、「ありもしない流言飛語に影響を受けた人々によってもたらされた被害のこと」です。つまり、無知な人たちが引き起こしてしまう被害ということですよね。しかし、それは「身を守らなければいけない」という思いから出てくる切実な動機があることは言うまでもありません。

人間は誰でも、手段と知識を持っていなければ、そのものから関わりを絶とうとするものです。


さて、原発関連のニュースの中で、よく出てくる「風評被害」という言葉ですが、これってどうなんだかと思ってしまいます。

政府は、「直ちに健康に影響することはありません」という言葉を並べて、「言う通りにしておけば良い」といわんばかりで、この5ヶ月以上を過ごしてきました。そして、政府の言うことに疑念を抱く声を、「風評」と断定してきたように思います。

では、今言われている風評は風評なのでしょうか?

複雑です。


例えば、“科学的根拠”で塗り固められていた安全神話。今も尚、「想定外」という言葉を使い、科学的根拠は揺らいでいないという姿勢を貫いていますが、その科学的根拠は果たして科学的根拠なのか?

例えば、規制値以内なら安全と主張していますが、その規制値が“暫定規制値”というあいまいなもので、根拠となりうるのか?

風評被害を作らないためには、強い決意と意志を示さなければなりません。

そういう政治家が見当たらないのが、今の国の真の国難といえるのでしょう。


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2011年08月21日(日) 06時05分54秒

サイコロジカル・ファーストエイド

テーマ:東北関東大震災
先日、キリスト教保育連盟奥羽部会の研修で、「サイコロジカル・ファーストエイド実践の手引き」というマニュアルがあることを知りました。

これは、アメリカ国立PTSDセンターと、アメリカ国立子どもトラウマティックストレス・ネットワークが災害精神保健に関する、さまざまな領域の専門家の知識と経験、および、たくさんの被災者・被害者の声を集めて開発したもので、兵庫県こころのケアセンター(http://www.j-hits.org/psychological/index.html)が日本版を翻訳し、ホームページを通じてPDFファイルで無償配布している者です。

サイコロジカル・ファーストエイド…直訳すれば、精神的応急手当となるでしょうか?

大きなストレスを受け、心が張り裂けてしまいそうな体験をしている人達を支え、その人達が必要としている支援の必要性を吸い上げ、必要であれば医師、カウンセラー、セラピスト、宗教家などの専門家に引き継ぐことと、それまでの間、その心の傷口を悪化させたり広げたりしないようにする為の手引きです。

内容はとても緻密にできており、また、応急手当の部分を逸脱しないように注意が払われ、そしてまた、具体的な提案がされていて、とても実践的なマニュアルです。

そしてまた、これを読んでいて、これって保育に必要な要素ばっかりだと言う事に気が付きました。

是非、皆さんも読んでみて下さい。

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2011年07月21日(木) 12時10分44秒

いつまで暫定?

テーマ:東北関東大震災
「暫定基準値」と言う言葉ももう耳にタコができるほどに聞きました。最近では「基準値」と暫定を外して言ったりする場合も多いわけですが、なぜ、「暫定」なんだろうか?と…。

要は基準を作れるほどのデータがないと言うことのようです。

逆に言えば、だから「暫定的に」基準値が引き上げられたりするわけで、それって、結局基準がないようなものです。もともと、一般に流通しているものの日常の放射能を測定していなかったわけで、だからこその暫定基準値と言うことにもなってきます。

果たして福島第一原発の事故が起こる前まで、私たちは何ベクレルの放射能を持つ食べ物を食べていたのかなんて意識したこともなかったわけで、そう考えれば、そんな現実でこの原子力災害と向き合おうって言うんですから…。

ただ、なにがどうであれ、この「暫定」は更に、国側の将来に対する保険として昨日する言葉でもあります。もし、この暫定基準値ないでも何らかの被害が出たとしても「暫定的な数字でしたので」と言い逃れることが出来ると言うことなのでしょう。

「暫定的」という言葉は日本ではしょっちゅう出てくる言葉。

「ガソリン税」なんかも「暫定税」といって、ある一定の期間だけの税金だった筈が、毎回毎回期限を更新して言っていますし…。

よく考えると「玉虫色です」というのが「暫定」という意味かも?

しかし、玉虫色の暫定は、決意を先延ばししているだけであると言うことも確かです。放射能の基準値が暫定的なものであるのは、やっぱり、そこら辺のことがあるのでしょうね。

これは、日本人全員の問題。

なぜ、玉虫色にせざるを得ないのかと言えば、それは、自己の限界を誰も言及しないから。出来ないことは出来ない、判らないことは判らないとはっきり言うことができないから、玉虫色にせざるを得ない。

そして、その暫定基準を振りかざし、「基準値の範囲内なら問題はない」と言うから、尊大に聞こえ、また信頼できないのではないでしょうか。そう言うのであれば、暫定は外すのか筋というものです。政治とは決意です。そしてその決意が法律として記されていくことになります。政府が決意し、国会がそれを聞き取って法律として認めていく。しかし、その一つ一つが「暫定」という言葉によって曖昧にされているわけですから、その法律で縛られていく私たちはたまったモンじゃありません。

よく考えれば、法律なんてどれも「暫定的」でした。期限を区切っていないだけ新しい状況や不合理な状況になれば帰られていくのが法律の運命なんですから。そんな法律の中で敢えて「暫定」を付さなければいけない法律、基準はどう考えても変だ…そう思います。そして、「暫定」を使わなければ成り立たない事業や法律は存在自体おかしいと言うことになるはずなのですが…。

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2011年07月17日(日) 07時00分51秒

東北六魂祭って? 続

テーマ:東北関東大震災
東北六魂祭、見込みを大きく上回る大変な人混みだったようで、青森ねぶたや竿燈が中止になったそうです。

大体、100万人を超える人口を抱える東北の中心都市である仙台市で「六つの県のお祭りが一度に見られる」という特別な企画に、二日合わせて10万人、一日あた5万人なんて見込みは大甘であることは間違いありません。他県や首都圏からも観光バスなどを仕立てて多くの人たちが訪れているらしいですし、この連休…。

会場の略図を見ても、これじゃあなあ、という感じ。

今日は、「定禅寺通北側車線のみ」とし「パレードコース及び所要時間を短縮して開催する予定です。」と実行委員会は言っていますが、大した対策になり得るわけでもなく…。観光客にとっては不満ばかりが残る祭りになることは、残念ながら確定的であろうと思います。

さて、東北六魂祭の開催趣旨にありますが、本来、東北六魂祭は、

東北の誇り高き魂をもう一度奮い立たせ、
まだまだ続くこの試練の時を乗り越えるために。

この夏、東北6県を代表する祭りの数々が
仙台の地に集い、復興への狼煙をあげます。


だったはず。

もっと何とかしようがあったのでは?

「東北の誇り高き魂をもう一度奮い立たせ、まだまだ続くこの試練の時を乗り越えるためというコンセプトに徹底できないことが今回の失敗の最大の原因かと思いますが、いかがでしょう。

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2011年07月09日(土) 16時26分05秒

そこしかないのか

テーマ:東北関東大震災
様々な手続きの中で、必ず困るのが職業欄。選択式の場合は「その他」としか書きようが無く、書き込み式で書く時にも「牧師」と書いて良いものかどうか悩んでしまう。

日常生活で牧師というのを強く意識させられるのは、そんな時かも知れない。

それ以外は、クリスチャンとしてとか、一市民としてという意識の方が強いと感じてる。


でも、今日、「お墓にひなんします 南相馬93自殺」http://mainichi.jp/select/weathernews/20110311/news/20110709k0000m040149000c.htmlという記事を見て、牧師とは一体何なのかと深く考えさせられた。

半年ほど前放映されたクローズアップ現代で、田嶋華子さんという、生まれながらにして重度の心臓病を患っていた18歳の少女が、「天国はおつかれさまの場所でもあるから。おわりだけど、おわりじゃない」と延命治療を拒否して18歳の若さであの世へと旅立っていく様子を見た時にも同じように深く考えさせられた。

「天国はおつかれさまの場所」

キリスト教を信仰するものとして、この表現は理解できる。それと同じように、この「お墓にひなんします」も理解できる…。

…理解は出来る。


でも、


でも!



天国しかないのか?

そこしかないのか?

天国はいずれ行く場所。そして神様から呼ばれる場所。

だから今急いでいく場所ではない。と私は信じている。

でも、人が生きることに希望を持てなくなる時、宗教は力を失う。

私は牧師として、この世の中では何を伝えなければならないのかを見つけることが出来ていないことを思い知らされた。

今は只、祈ることしかできない。


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2011年07月09日(土) 15時03分52秒

東北六魂祭って?

テーマ:東北関東大震災
先日、「六魂祭」というのを仙台でやるらしいと聞きました。

「何のこっちゃ?仙台でまた新しい祭りが始まったのか?」と思っていた時にテレビで偶然見たのがこれ。



…全然知らなかった。orz

ホームページには開催の趣旨が載せられていました。

=======================

東北六魂祭 開催によせて

未曾有の被害をもたらした3月11日の大震災。
東北エリアには、その破壊の爪跡がまだ生々しく残っています。

しかし私たちは決して、この困難に屈しません。

東北の誇り高き魂をもう一度奮い立たせ、
まだまだ続くこの試練の時を乗り越えるために。

この夏、東北6県を代表する祭りの数々が
仙台の地に集い、復興への狼煙をあげます。

青森ねぶた祭、秋田竿燈まつり、盛岡さんさ踊り、
山形花笠まつり、仙台七夕まつり、福島わらじまつり。

東北人の不屈の魂を示す6つの祭りが、
長い歴史の中で初めてひとつになるのです。

私たちはこれまで、日本中からたくさんの温かい応援をいただきました。
その声に応えるためにもこの祭典を、
皆様と力を合わせて素晴らしいものにしてゆきたいと願っています。

新しい東北のために、そして新しい日本のために。
東北六魂祭へのご支援・ご協力をどうぞよろしくお願いいたします。

2011年5月31日

青森市長 鹿内 博
秋田市長 穂積 志
盛岡市長 谷藤 裕明
山形市長 市川 昭男
仙台市長 奥山 恵美子
福島市長 瀬戸 孝則
=======================


なんかズルイ…私の周囲からは、そんな感想が聞かれた。

六魂祭をやることが悪いと言っている訳じゃない。でも、このやり方は違う!と言いたい。

例えば仙台だけが大きな被害を受けたのであれば、今回のやり方は正しい。仙台を兄弟姉妹として他県が支えるのだから…。

でも、今回の災害はそうではない。何のことはない、青森の住人から見れば、東北のお祭りを仙台が独占してしまったようなものじゃないかと、そう思えてしまう。

先日の「見えない被害(http://ameblo.jp/ootahachiman-ch/entry-10937564065.html)」でも書いたとおり、青森の観光産業は、相当な被害を受けています。

この六魂祭は「この夏、東北6県を代表する祭りの数々が仙台の地に集う」わけです。ネット等を見ていても、「六つの祭りが一挙に体験できる」という売り言葉と、それを楽しみにしているという書き込みのオンパレード…。どの県だって、この震災では深刻な観光客の減少に悩まされていて観光客に来て欲しいと切実に思っている中で、下手をすれば、仙台以外の観光客の減少被害は更に拡がってしまうでしょう。その辺りの対策をほとんど持たない東北六魂祭。当然、青森で楽しみにしている人なんて、ほとんどいないわけで…。

「一つになる」というフレーズで六魂祭を企画したのでしょうが、何も一つの場所に集まることが一つになると言うことではないはずです。各地のお祭りを展示するブースなどをそれぞれの祭りの会場に設置したり様々な手段で連携を強調するなどして、リレー形式で行う六魂祭だって良かったはずです。

CMで出ている「一つの家族になった」とか「困難が絆を強くした」という言葉は本当だと思います。しかし、それは生まれたばかりの絆です。だからこそそれぞれが決意をもって大切に育てていかなければならないのです。

ここまで言ってから、申します。

六魂祭が盛況でありますように…。

そして、一つの家族として絆を強めていくことが出来ますように…。

何よりも、被災して喘いでいる人々にこそ、この六魂祭の想いが届きますように…。

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