ジオターゲティング
2016年02月07日(日) 08時52分14秒

3Kとの付き合い方

テーマ:ブログ
「汚い、危険、臭いの3K」はリスクの代表格です。最近、保育の内容が「行政から求められている」と勝手に思い込みで解釈した「無臭、清潔、安全」の環境を提供することしか考えなくなっているように思います。そして保育所はどこも安全、清潔(そして無臭)を売りせざるを得なくなっています。

 数年前、「猫アレルギーの猫っているかなあ」という冗談を言っていたことがありましたが、先日、数名の小学生が大騒ぎをしていました。聞いてみるとトイレがウンチの臭いで臭くて入れないということでした。その中の二人は「吐きそう」と騒ぎ、本当に吐き気を模様していたのには驚きました。子供達の遊びが、大人主体に切り替わって「臭い、汚い、危険」は徹底的に除去されながら、育てられてきた訳で、そのツケは、思春期に差し掛かる頃顕著に現れます。そういえば、最近では排便の後、「汚い」といって自分のお尻を紙で拭くことを嫌がる子がいるのも気になっていました。

 包丁そのものが怖くて触れない、他人のウンチの臭いに耐えきれず吐き気を催してトイレに入れない、汚れることを気にして仕事に専念できないなど今までの生活では想像もつかなかった、しかし具体的な生活での困難を招いている人が現実にいます。

 「汚いから触った後は手を洗おう」、「危ないから気をつけて使おう」、「臭いけど我慢しよう」と教えることがその子の将来の生活の幅を広げる訳ですが、もう既に、そのようなものに耐えきれない大人が親や保育士になっている以上、保育の中からそのような要素の遊びは徹底的に排除したいという潜在的な思いが働き、結果として保育は室内遊び中心、そして早期教育中心として展開するのが自然な流れになっています。最近では「汚いから、臭いから、危ないから」という理由があれば、最近では人を避けても良いという風潮も世の中に見受けられるようになってきました。冒頭の子のように具体的に身体症状に出るほどになってしまえば、「臭いがするようにしているのが悪い」、「身綺麗にして臭わないようにするのが常識でしょ??」、「自業自得!!」と強く出る人もいます。「猫アレルギーの猫」ならぬ「人アレルギーの人の存在」が冗談では語れない時代になるのかもしれません。

 しかし、生物としてみた時に「臭い、汚い、危険」のいわゆる3Kは、幼児の頃に体験しなければいけないものに該当します。最初にたくさんの人に抱かれて「人間の臭い」を覚ます。保育園のお泊まり保育でやっている肝試しの時、お化けに抱きつかれた一人の園児が、「あ、この臭い、◯◯先生だ」とお化けの変装には全く気も留めずに抱きついたことがありました。

 「お手伝い」という大人の真似事をしながら危険を身につけます。年下の子達に、「こうやると危ないから、こうやって」と教えていた子がいました。

 驚くほど泥まみれ、砂まみれになって遊んで、手が汚れるのを嫌がる子に対して「汚れても最後に洗えばいいんだよ」と平気な顔をしていた子がいました。 平時にあっては安全、安心、良い香りばかりの生活は大切です。しかし、一つでもその歯車が崩れた時に、その快適性が奪われた時にも支障をきたさないだけの生活力を身につけなければいけないのです。

 3Kと付き合う方法を身につけた人は自身と周囲の人を幸せにできるのです。
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