淡路島の診療所からお送りいたします。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 |最初 次ページ >>
2017-01-12 16:20:01

その493

テーマ:診療所便り

☆新しい年が明けて早半月が過ぎようとしている。暮れから新年にかけて1週間の休みがあったので何年かぶりに海外旅行もと思っていたが、結局いろいろな制抑に負けて計画倒れになってしまった。

 一つには昨年の内に脱稿する予定であった「孤高のメス」の完結編が書き終えられず、年越しになってしまったことだ。やっと今エピローグにきてあと10数枚で脱稿の見通しとなった。

 二つ目は、一昨年の秋に近所のブリーダーさんから買い求めた犬の問題だ。私の好きな「慕情」「終着駅」のジェニファー・ジョーンズ」にちなんで「ジェニファー」と名付けた雌犬のボーダーコリーだが、日増しにかわいくなり、一週間もよそへ預けて寂しい思いをさせるのがためらわれた。犬を飼っている人は似たり寄ったりの悩みを抱えているようだ。

 と、なると、いつまでたっても長期旅行はかなわなくなることになる。やれやれ。

 犬の問題は、私のパートナーも抱えている。こちらは12歳になるチワワを室内で飼っているからことさら離れがたい思いのようで、どこへ預けたものか悩んでいた。小型犬のほうが長生きするようだが、それにしても犬の12歳といえば人間の70歳くらいだろう。何が起こっても不思議ではない。と、まあ、そんなわけで、今年も旅行好きの友人が折を見ては海外に旅立つのを指をくわえてみていることになりそうだ。

☆前回のこの欄で、「そろそろ身辺の整理を…」などと書いてしまったので、東京にいる長女が心配して電話をよこした。別に死出での旅に出るわけではない。今の終の棲家に移る前、十数年住んだ診療所の公舎の書斎が、書き散らした原稿や積読を含めた本やその他なにやかやでしっちゃかめっちゃかになていて、まずはここをかたずけ、いつなんどきぽっくりいってもめいわくがかからないようにしなければというのがここのところ頭から離れないでいるのだ。日常の雑事に紛れて取り掛かれないでいるが、今年こそ着手しようと思っている。

AD
いいね!した人  |  コメント(1)  |  リブログ(0)
最近の画像つき記事
 もっと見る >>
2016-12-29 11:27:54

その492

テーマ:診療所便り

☆今年もゆゆ押し詰まった。今日を含めて残すところ3日だ。パソコンの不具合や手違いでこのコラムをしばらく欠してしまった。取り立てて書くことがなかったせいもある。

 一年の締めくくりだから何か痛快なことをと思いめぐらしてまず浮かぶのは、先日の福岡国際別府マラソンだったか、公務員ランナーの川内優輝が日本人でトップ、全体でも3位に入ったことだ。しかも、2時間4分、5分台という驚異的な記録を持つエチオピア、ケニアの選手と最後まで競り合ったから立派だ。

☆川内君といえば、ゴールとともにぶっ倒れるのが定番だった。中盤ころから顔をゆがめていかにも苦しげに走り、もうそろそろダウンするのではないかとハラハラさせるのも常だ。しかし、彼が途中棄権したことは一度もないのではないか。順位はさんさんたるものであっても、最後まで走りぬくのが彼の持ち味でああり、人気があるゆえんだ。

 最近は、ゴールとともに気を失くこともなくなった。今回も、先の二人に猛迫し、息絶え絶えとなりながら、テープを切ってもちゃんと立っていた。

聞けば、一週間前に足を痛め、出場が危ぶまれていたというから驚きだ。普通の選手なら出場は思いとどまっただろう。一抹の不安を抱えながら完走し、しかも好成績を挙げられたのは、彼の持ち前の根性もあるが、日頃の猛鍛錬のたまものと思われる。なんと一日100キロ走ることもあるという。埼玉県庁に勤めながらだから恐れ入る。

☆前にも書いたが、私はマラソンが大好きだ。まず欠かさず見る。人生の縮図そのものだからだ。勢いよく先頭を切っていたものが次第に息切れがして後ろのものに抜かれる。前半ははるか後塵を拝していたものが、猛然とラストスパートをかけてどんどん先のものを追い越していき、トップ集団に加わり、あるいはトップに躍り出る。痛快至極である。トップ集団に加わりながらいったん落伍してもうそのままずるずると落ちこぼれていくかと思いきや、信じられない頑張りを見せて再びトップ集団に加わってくるランナーもいる。川内君はそんな期待を抱かせてくれる男だった。

☆今年は暮れから新年にかけての休みを例年になく一週間もらっている。

どこへ行くわけでもない、「孤高のメス」のエピローグとともに、そろそろ身辺の整理に取り掛からねばと思っている。

 小欄をご愛読いただいた皆さまも良き年末年始をお過ごしください。

AD
いいね!した人  |  コメント(3)  |  リブログ(0)
2016-11-24 16:36:30

その491

テーマ:診療所便り

☆ちょうど一年前の勤労感謝の日だったように記憶している。卓球中に転倒して右のアキレス腱を断裂、立ち上がろうとしてとしても立てず、肩を貸してもらって何とか車に這い上がれたのは。

 患足の違和感を意識しなくなったのはようやくここ数日だ。闘病中慰められたのは、この苦しみを味わっているのは自分だけではない、少なからぬ人たちがアキレス腱を切っていて、同じ苦しみを味わっていると知ったことだ。

 現役最年長組のお相撲さんの安美錦も先々場所にアキレス腱を切って休場を余儀なくされ、長年勤めた幕内から十両に転落したが、一場所休んだだけで復活、まずまずの成績を上げて、来場所幕下に落ちることはなさそうだ。その根性にはただただ脱帽するほかない。

☆「世界で一番嫌いなあなたに」という映画を見た。スポーツ界の花形センスだった青年が、事故で首から下がマヒして車いす生活を余儀なくされ、お城のような邸宅で蟄居生活を余儀なくされる。両親は息子のために介護士と話し相手になってくれ身の回りの世話を焼いてくれる家政婦をつけるが、世を荒んだ青年のわがままに付き合いきれず、早々に辞めていってしまう。性格ばかりではない、体も時々異変をきたす。誤嚥して肺炎を起こし、死線をさまようこともしばしば。青年はそんなふがいない生活から解放されたいと願い、オランダに行けば安楽死が認められることを知り、両親の説得もものかは、手続きを取ってしまう。そんなことはつゆ知らないまま、やめてしまった家政婦の後釜の求人広告を見たヒロインが応募してくる。ちゃきちゃきの現代っ子で、私生活では長年付き合っている恋人がいるが、父親も失職して彼女の肩に一家の家計が負わされている。

 世をすね、気まぐれな患者に翻弄され、もうこんな仕事は続けられないと時に投げだしたくなりながら、一家を背負っている立場上、やめるにやめられない。そして…?結末は涙なしでは見られない。

 原作は女性作家で、監督もこれが初めての作品という女性だ。いずれもイギリス人。思えばイギリス映画に失望させられたことはこれまでなかった。これから結婚する若い男女にはぜひ見てほしい映画だ。真の愛とは何かを知ってもらうために。

 

 

AD
いいね!した人  |  コメント(2)  |  リブログ(0)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 |最初 次ページ >>

AD

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス

      ランキング

      • 総合
      • 新登場
      • 急上昇
      • トレンド

      ブログをはじめる

      たくさんの芸能人・有名人が
      書いているAmebaブログを
      無料で簡単にはじめることができます。

      公式トップブロガーへ応募

      多くの方にご紹介したいブログを
      執筆する方を「公式トップブロガー」
      として認定しております。

      芸能人・有名人ブログを開設

      Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
      ご希望される著名人の方/事務所様を
      随時募集しております。