ある日、休みをくれ!でなきゃもうブログかかねぇ!!
と上司にいったら
「別にいいよ、T君が書いたほうがアクセス多いから。」
と割とマジ臭いことを言われたのでブログを書きます。
おっさんです。
なんかそこそこ真面目な内容のブログを書いたほうが
アクセスが増えるらしいので、
今回は比較的真面目な内容でいきます。
(あくまで比較的です)
先日、数パターンの温泉化粧品の試作用原液のサンプルが
会社に届きました。
聞いてみたところ、同じ温泉から、同じ製法で作ったのに
1個だけ白い濁りが出た。
という事でした。
問題の原液サンプルです・・・・・・
底の方に白いモヤモヤが見られます。
あれー?この温泉、汲んだ時点では濁りなんて無かったはず・・・・・・。
温泉の白っぽい濁りは硫黄によるものが多く、
次のような化学反応式が起こる事が多いです。
2H2S(硫化水素) + O2(酸素) → 2S(硫黄コロイド) + 2H2O(水 )
温泉分析書を確認してみますと・・・・・
・・・・・・・・・あれ、この温泉、
硫黄とか硫化水素とか全然はいってないぞ・・・。
という事は、上記以外のものが反応して起きているってこと?
えーと代表的な成分は・・・・・
・ナトリウム
・カルシウム
・炭酸水素
炭酸水素と何かが反応するのかしら・・・?
調べる・・・(コチコチ
石灰華
温泉水から二酸化炭素(CO2)が逸散すると、
炭酸水素イオン(HCO3-)とカルシウムイオン(Ca2+)
の間に下のような反応が起こり、CaCO3が沈殿します。
2HCO3- + Ca2+ → CaCO3↓ + H2O + CO2↑
HCO3-は、酸性泉や弱酸性泉には、ほとんど含まれていないので、
石灰華は中性よりアルカリ性側の温泉でしか沈殿しません。
また、沈殿するためには、両イオンがそれ相当の濃度でなければなりません。
そのような条件を備えた泉質は、かなりの量のCa2+を含む炭酸水素塩泉です。
いわゆる湯の花もこれに含まれる。と、
なるほど、やっぱり美人の湯は違うね!
よーし!技術の人に報告だー!
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あなたはじぶんのぶしょとかんけいのないしごとでだけ
いっしょうけんめいですねってひにくをいわれたよ!
ウフフオッケー!
今回の記事はほぼ人からの受け売りで構成されています!
ちなみに、
炭酸水素泉で作られた美人の湯温泉ミストは↓こちらになります!!
http://www.onsensui.info/category/TANSANSUISOSEN/