世間話⑱ 石灰華 | オンセンキレイお知らせのブログ(公式!)

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ある日、休みをくれ!でなきゃもうブログかかねぇ!!

と上司にいったら



「別にいいよ、T君が書いたほうがアクセス多いから。」




と割とマジ臭いことを言われたのでブログを書きます。

おっさんです。






なんかそこそこ真面目な内容のブログを書いたほうが
アクセスが増えるらしいので、

今回は比較的真面目な内容でいきます。
(あくまで比較的です)


先日、数パターンの温泉化粧品の試作用原液のサンプルが
会社に届きました。



聞いてみたところ、同じ温泉から、同じ製法で作ったのに
1個だけ白い濁りが出た。
という事でした。



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問題の原液サンプルです・・・・・・

底の方に白いモヤモヤが見られます。




あれー?この温泉、汲んだ時点では濁りなんて無かったはず・・・・・・。




温泉の白っぽい濁りは硫黄によるものが多く、
次のような化学反応式が起こる事が多いです。




2H2S(硫化水素) + O2(酸素) → 2S(硫黄コロイド) + 2H2O(水 )




温泉分析書を確認してみますと・・・・・

・・・・・・・・・あれ、この温泉、


硫黄とか硫化水素とか全然はいってないぞ・・・。




という事は、上記以外のものが反応して起きているってこと?

えーと代表的な成分は・・・・・


・ナトリウム
・カルシウム
・炭酸水素 





炭酸水素と何かが反応するのかしら・・・?
調べる・・・(コチコチ




石灰華
温泉水から二酸化炭素(CO2)が逸散すると、
炭酸水素イオン(HCO3-)とカルシウムイオン(Ca2+)
の間に下のような反応が起こり、CaCO3が沈殿します。


2HCO3- + Ca2+ → CaCO3↓ + H2O + CO2↑


HCO3-は、酸性泉や弱酸性泉には、ほとんど含まれていないので、
石灰華は中性よりアルカリ性側の温泉でしか沈殿しません。
また、沈殿するためには、両イオンがそれ相当の濃度でなければなりません。
そのような条件を備えた泉質は、かなりの量のCa2+を含む炭酸水素塩泉です。




いわゆる湯の花もこれに含まれる。と、
なるほど、やっぱり美人の湯は違うね!




よーし!技術の人に報告だー!

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あなたはじぶんのぶしょとかんけいのないしごとでだけ
いっしょうけんめいですねってひにくをいわれたよ!
ウフフオッケー!






今回の記事はほぼ人からの受け売りで構成されています!

ちなみに、

炭酸水素泉で作られた美人の湯温泉ミストは↓こちらになります!!
http://www.onsensui.info/category/TANSANSUISOSEN/