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京都の編集部がおとどけする、
明日のオンナのための一つ上いく情報エッセンス。

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2008-05-09 19:06:54 テーマ:冬木のつれづれ

長谷川等伯ってどんな人?

ピエール:
ボンジュール。
この前は狩野永徳(かのうえいとく)、河鍋暁斎(かわなべきょうさい)について教えてくれてありがとう。
次に知っておくといい絵師は?

メリ:
長谷川等伯(はせがわとうはく)かな。
安土桃山時代から江戸時代にかけて活躍した絵師だよ。
2010年春に京都国立博物館で展覧会が開催されることが既に決まってるんだ。
きっとその頃には大注目されるんじゃないかな。
今のうちに知っておいたらツウっぽいかも。

ピエール:
安土桃山時代といえば、華やかなイメージがするよね。

メリ:
そうだね。安土桃山時代は、中世から近世へと移り変わる過渡期の時代。
美術作品もそのトレンドやテイストが変化する時期だったんだよ。

今日、長谷川等伯が高い評価を受けているのは
落ち着いた印象の「松林図」ときらびやかなイメージの「智積院障壁画」という
まったく雰囲気の違う2つの作品の存在からきているといわれているよ。

それはやはり、中世から近世へ変化する時代が生み出したものだったんだ。

ピエール:
そうなんだ。もっと詳しく教えてほしいな。

メリ:
OK!じゃあその話はまた次回ね。
京都で常時公開している作品の情報も教えるね。

ピエール:
楽しみにしてるよ。
2008-05-09 19:03:52 テーマ:冬木のつれづれ

河鍋暁斎ってどんな人?その2

京都国立博物館
「絵画の冒険者 暁斎 Kyosai-近代へ架ける橋」
京都国際マンガミュージアム
「明治日本のギャグマスター 暁斎漫画展」に行ってきました。

京都国立博物館の展示はテイストの多彩さが魅力。

王道の日本画路線を行く絵もあれば、
陽気なマンガっぽい絵もあります。

交流があった戯作作家・仮名垣魯文に贈ったという
幅17mにも及ぶ妖怪絵や
三味線をひいたしゃれこうべと美人が一緒に描かれた絵など、
芸術的な知識はなくとも、見ごたえ十分。

一方、京都国際マンガミュージアムの
「明治日本のギャグマスター 暁斎漫画展」は、
暁斎の風刺画、戯画にスポットを当てた展覧会。

擬人化されたたくさんの蛙や狸が登場する暁斎風「鳥獣戯画」や
日本人初の風刺漫画雑誌の挿絵など、
ユーモアあふれる作品を目にすることができます。

たとえおどけた内容の絵でも、
7才のころ浮世絵師歌川国芳の画塾に入塾し
10才から狩野派で絵画の修練を積み、
19才という異例の若さで狩野派の免許を取得したという

暁斎の画力には目を見張るものがあります。

会期はどちらも5月11日まで。お見逃しないようお出かけください。


●京都国立博物館
「特別展覧会/没後120年記念 絵画の冒険者 暁斎 Kyosai‐近代へ架ける橋‐」


●京都国際マンガミュージアム
「明治日本のギャグマスター 暁斎漫画展」
2008-05-02 18:29:27 テーマ:冬木のつれづれ

河鍋暁斎ってどんな人?

ピエール:
ねえねえ、暁斎(きょうさい)って誰?この人も絵師?
最近、京都の街中にあるポスターでこの人の名前や絵をよく見るんだけど。

メリ:
そう、河鍋(かわなべ)暁斎というのは江戸時代から明治時代にかけての江戸・東京で活躍した画家だよ。

最近、京都でこの人の名前をよく見るのは、京都国際マンガミュージアムと京都国立博物館、ふたつのミュージアムで暁斎の展覧会が行われているからだね。

開催期間はどちらも2008年4月8日~5月11日
京都国立博物館では
「特別展覧会 没後120年記念
絵画の冒険者 暁斎 Kyosai―近代へ架ける橋―」
と題し、
初期から晩年までの肉筆絵画130点余りを展示。

躍動感ある鯉の水墨画や迫力ある花鳥図があるかと思えば、
三味線を弾くユーモラスな骸骨が描かれた戯画も展示されているよ。

京都国際マンガミュージアムでは
「明治日本のギャグマスター 暁斎漫画展」と題し、
暁斎の漫画家としての側面にスポットを当てて戯画(おかしみのある絵)や風刺画を紹介しているよ。

ピエール:
同じ人を取り上げても角度の違った展覧会が企画できるんだね。

メリ:
暁斎は7才から浮世絵(江戸時代の庶民の生活を描いた絵)を学び、
10才から19才まで狩野派(狩野正信、探幽(たんゆう)などに代表される日本画壇の中心的存在だった画家集団)で
絵画の修行を積んだという異色の経歴の持ち主。

ピエール:
浮世絵、狩野派、両方の技術を学んだんだ。
それに飽き足らず、風刺画までも描いちゃうんだ!
今でいうマルチタレントだね。

メリ:
次回は両展覧会の様子を詳しく紹介するね。

ピエール:
おもしろそうだね。またね!
2008-04-24 21:37:41 テーマ:岡本のつれづれ

マンガの発展の裏に貸本屋と紙芝居あり



戯画に始まり、手塚大先生で大きく発展したマンガ。

その発展には、
貸本屋紙芝居というメディアが
大きく関っています。


貸本屋は、身分さえ証明できたら
マンガをはじめ、小説や雑誌などを借りれる、
いわば商業図書館。

少ないおこづかいをどー使うかがキモだったその昔、
まんがを買えば、おかしが買えない…なんて真剣に悩む時代、

子供らのつよーい味方!だったわけです。

貸本屋がいかに強いメディアだったかというと
貸本屋だけでしか読めない貸本マンガなるものがあったぐらい。


そして、ちびまるこちゃんでおなじみ?の紙芝居。

屋台をひっぱってきたおじさんが
ミニシアターに見立てて、一枚ずつ絵をめくっていく

いわば、アニメーションの前身。


この2つのメディアから偉大なるマンガ家が
輩出されてきたのは、間違いなく。

有名どころは、妖怪博士こと水木しげる氏。

紙芝居作家としてデビューして、
貸本マンガ家に転進、
その後、少年漫画雑誌で連載開始と

全メディアを渡り歩いてきたマンガ家。

紙芝居時代から描かれる「鬼太郎」は
アニメーション化までされちゃいます。
(新バージョンがまたまた絶賛放送中…)


かくして
マンガの発展の裏に貸本屋と紙芝居があり。

では、ありますが、
マンガ喫茶とアニメという次世代メディアに乗っ取られ、

今や、貸本作家と紙芝居作家が残した
大いなる遺産が残るのみ…


今回の注目スポット

京都国際マンガミュージアム
結局ここにもどっちゃうわけですが、
現在に生きる紙芝居のおっちゃん、やっさん
紙芝居を定期的に実演してくれます。



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Manga that started from cartoon was developed by Tezuka Osamu.

The rental bookstore and ‘Kamishibai’ telling a story with illustrated cards related that development.


In the rental bookstore,
people could rent comics and novels, magazines
even if they proved their identities.

In those days that children suffered from having a few pocket money,
these media were very helpful!

Furthermore, there are rental comics that
were sold at only the rental bookstore.


The other media,
‘Kamishibai’ that the middle-aged man who drew the stall
told the story with illustrated card
is said to be like animation in the past.


These media certainly brought about many greatest comic artists.
The most famous artist of them is
Mizuki Shigeru who well knew about Japanese monster ‘Yokai’.

He came out as the artist of Kamishibai,
changed to make the rental comic,
and then he started to be the comic artist.


In this way,
rental bookstore and ‘Kamishibai’ were necessary for
developing Manga culture.

But, these medias were taken place of by ‘Manga Kissa’ and animation.
Today, there are great masterpieces…



Today’s spot

Kyoto international Manga museum
Here, you can see real‘Kamishibai’!




2008-04-24 18:00:48 テーマ:冬木のつれづれ

狩野永徳ってどんな人?その2

前回は狩野永徳がどんな人なのかということを話しましたが、
今回は、「永徳のどんなところが天下人に受けたのか」ということや
「現代人にこれほど受けるのはなぜか」ということ、
また、寺などで常時観られる作品について紹介します。

まず、「永徳のどんなところが天下人に受けたのか」。
それは、壮大、豪快、華麗な作風にあると考えます。
大胆な構図や金箔と鮮やかな色遣いが天下人の美意識や
征服欲(ゴージャスな作品を持ちたいという)を満足させたのではないでしょうか。

そして、「現代人がなぜここまで注目したのか」。
上で述べた、豪快な作品を観てみたいという欲求のほかに
下の2つの理由が考えられます。

・ミーハー心
ブランド好きが多い日本人。
織田信長や豊臣秀吉に認められ、かわいがられたという
お墨付きの絵師の作品がどんなものか見てみたいという気持ちが少なからず湧き上がってくるのだと思います。

・作品の希少性
永徳は安土城、聚楽第、伏見城、大阪城など数々の建築の障壁画などを手がけますが、
戦火などにまきこまれ、その大半が失われてしまいました。
残った数少ない作品が一堂に介した昨年秋に京都国立博物館で行われた特別展「狩野永徳」は
必然的に注目されたのです。

さて、特別展「狩野永徳」を観逃してしまったという方へ。
今からでも観られる永徳の作品が京都にあります。

ひとつは、南禅寺。
大方丈の襖の絵を狩野派が手がけ、その中に永徳の作品もあります。


南禅寺の境内の奥に位置する方丈。


枯山水庭園の奥に見える廊下から大方丈内の襖をのぞき見ることができます。
ちなみにこの庭園は小堀遠州作。

襖に描かれた永徳の作品は「群仙図」や「二十四孝図」など。

中国の仙人を題材にした「群仙図」は金色の地に
ガマガエルを使って妖術を行おうとする仙人あり、
口から魂を吹き出す仙人あり、
鶴に乗って飛び立つ仙人ありと
バラエティ豊かな仙人の姿が描かれています。

近寄って鑑賞することはできませんが、ガラスケース越しでないのがうれしいところ。

彩色の剥落が進んでいるのが残念ですが、
当時、もっと華やかだったであろう大方丈の情景と
それらを描ききり、満足げに眺めた(であろう)永徳とを思い浮かべて楽しむことができます。

その他にも大徳寺の塔頭・聚光院(じゅこういん)には
障壁画「竹虎遊猿図(ちくこゆうえんず)」、「花鳥図(かちょうず)」など数々の作品がありますが、通常は非公開。
通年、年に一度、2ヶ月間程度行われる非公開文化財特別公開の時期を狙いましょう。

2008-04-18 17:57:54 テーマ:冬木のつれづれ

狩野永徳ってどんな人?

メリとピエールは友達同士。
ふたりともアートに興味がありますが、最近気になるのは日本の絵師のこと。
今日は、昨年秋に展覧会が開催されて話題になった狩野永徳について話しました。

【メリとピエールのプロフィール】
・メリ
日本生まれ。小さい頃から建築やデザインに興味を持ち、全国にある伝統的な町並みについて研究している大学生。
伝統的な建築・文化から現代アートまで、幅広く興味を持つ。

・ピエール
フランス生まれ。日本文化に興味があり、留学生として京都に滞在中。日本の美術についてはまだまだ初心者。メリとは同じ研究室の同級生。


ピエール:
昨年(2007年)秋に京都国立博物館で開催された狩野永徳展を観に行ってきたよ。
展覧会を観るために開館前から長蛇の列ができていたことにもびっくりしたけれど、
作品が今でも色鮮やかに残っていることにも驚いたよ。あれはなぜ?

メリ:
あの展覧会はすごい混雑ぶりだったよね。入場者数は1日平均で8000人近くにものぼったそう。

さて、作品の鮮やかさについては保存の仕方による部分もあるのだけれど、
大きな要素として考えられるのは、永徳が極上の絵の具を使っていたから。
足利家、織田信長、豊臣秀吉という天下人がパトロンだったため、
その当時手に入れられる限りの最高の絵の具で描くことができたの。

ピエール:
当時の最高指導者からの注文を受けていたことといい、現代の展覧会の動員数といい、
狩野永徳っていうのはすごい人なんだね。興味がわいてきたよ。
今回は永徳についての話が聞きたいな。

メリ:
じゃあ、永徳の所属していた狩野派についてまず紹介するね。
狩野派は、室町時代の後期から明治時代の初期までのおよそ400年もの間、日本画壇の中心にいた画家集団だよ。

ピエール:
400年も続いたっていうのはすごいな。
天下人は替われども狩野派は変わらず。
きっと、政治的な立ち回りが巧みな一派だったんだな。

メリ:
それはあるかも。あとは、常時数十名の弟子がいたこともあって
依頼主のどんな注文にも応じられるレパートリーの広さや納期の短さが喜ばれたともいわれているよ。



ピエール:
永徳は狩野派の4代目。
室町時代から安土桃山時代にかけて、
天文12年~天正18年(1543~90)の48年を生きたんだよね。

おじいちゃん(祖父)は室町幕府の御用をつとめ(幕府から絵の注文を受け)、狩野派の地位を高めた狩野元信。

メリ:
その通り。
永徳は幼い頃から元信に英才教育をほどこされ、狩野派を率いる存在に。
でもここで注目してほしいのは、永徳は元信の三男・松栄の息子だってこと。



三男に家督(家系の中でいちばん偉い地位)を譲るというのは当時の慣例からすると異常なこと。
しかし、そのことに誰かが反対をしたという記録は残っていないそう。

ピエール
永徳に狩野家の将来を託すことに一族の異論はなかったということだね。

元信(おじいちゃん)が亡くなったのは永徳17歳のとき。
一派の期待を一身に受けるほど、永徳の才能は幼い時から飛びぬけたものがあったんだ。

メリ:
永徳はその才能を生かして、
織田信長の安土城、豊臣秀吉の聚楽第(じゅらくだい※京都に作った大邸宅)、大阪城などの障壁画を次々に手がけたんだよ。
しかし、それらの作品は戦火などにまきこまれ、大半が失われてしまったんだ。

ピエール:
残念なことだね。

メリ:
じゃあ、次回は「永徳のどんなところが天下人に受けたのか」ということや「現代人にこれほど受けるのはなぜか」ということ、
また、寺などで常時観られる作品について紹介するね。

ピエール:
楽しみにしてるね。

(Text by 冬木 明里)
2008-04-15 21:32:01 テーマ:岡本のつれづれ

マンガの元祖VSマンガの神様



日本のマンガのはじまりは
今から900年ほど前、平安時代の後期。

ご存知、鳥獣人物戯画ですね!


もちろん、それまでにも
いわゆる絵巻物は描かれています。

じゃーなんで、この絵巻物が日本最古のマンガと言われるのか?
その答えは、ずばりその面白さ!

そもそも、うさぎとかえるが二足歩行してる時点でおかしいし、
何なら勝負してるし、
うさぎってば、馬?に乗って川渡るって何様?とゆー。

何をどう世相を風刺しているのかは分かりませんが
ツッコミどころ万歳なのでございます。


そんな絵巻の作者は誰かというと
鳥羽僧正っていうのが今のとこ有力説。

坊主ながらも、絵とユーモアの才能があった彼は
鳥獣人物戯画以外の作品も手がけた(と言われる)
いわば、元祖マンガ家

世には「鳥羽僧正ご真筆」なんて書かれた贋作が多々あるとか。


ちなみに、

comicじゃなくて、Mangaがワールドワイドに通用しちゃうほど
日本のマンガ文化の発展に貢献したマンガの神様・手塚治虫

かの大先生も鳥獣人物戯画=日本最古のマンガだっておっしゃってます!


今でも色あせない手塚先生の作品ですが、

当時は1コマや4コママンガが主流、
何ならコマ割で魅せるなんて時代じゃなかったから
かーなーりセンセーショナル!


そう、
鳥羽僧正がマンガというものを生み出したなら
手塚先生は、ストーリーマンガを生み出した。

この二代巨匠あってこそ
今のマンガ文化があるわけです。


今回の注目スポット

高山寺
高尾方面にある、山奥のお寺でちなみに世界遺産。
鳥獣人物戯画を所有していたお寺で、現在はレプリカを公開中。

【住】右京区梅ケ畑栂尾町8
【アクセス】JRバス栂ノ尾から徒歩3分
【時間】9:00 - 17:00

MIHO MUSEUM
…鳥獣人物戯画の一部を所蔵されているそうです。
たぶん見れないですけど…
エントランスが父いわく、「すごかった」とか。

【住】滋賀県甲賀市信楽町桃谷300
【アクセス】JR石山駅からMIHO MUSEUM行きバスで約50分
【時間】10:00-17:00(入館は16:00まで)

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Japanese Manga has started
since the late of Heian era, 900years ago.
As you know, it is Tyojuzinbutsu Giga
(The Scroll of Frolicking Animals and Humans ) .

Of course, many picture scrolls werer painted
before being painted Tyojujinbutsu Giga.


Well, why it is said to be the oldest Manga in Japan?
Because it is so funny!

It was drawed a lot of funny scenes that
rabbits and flogs stood by their hind leg,
they sometimes fought,
rabbit crossed the river on the horse


I don’t know whether the picture is a stinging satire
on the times of its authour,
it makes us say “Hey,com’on!” instinctively.


This scroll was said to be painted by Toba Sojo.

Toba Sojo was good at painting and
had the sense of humor even though he was a priest,
is said that painted some pictures besides Tyojuzinbutsu Giga.
He was, so to speak, the originator of Manga.


By the way,
Tezuka Osamu cotriuted the development of Japanese Manga
is called “the God of Manga”.

His masterpieces are fascinated many people even now
was so sensational on these days
because a lot of Manga was 1 or 4-frame comic strip and
there was no comic that was used frame effectively like his work.


Toba Sojo made Manga and Tezuka Osamu produced the story Manga.

Nowadays Manga culture was supported by these two great masters.



Today’s spot…
Kozan-ji…
Kozan-ji is a world heritage in mountains that lies around Takao area.
This temple held Tyojuzinbutsu Giga before and displayed its replica now.

【Address】8 Togano-o-cho Umegahata Ukyo-ku
【Access】3min walk from JR bus Toganoo
【Open】9:00 - 17:00

MIHO MUSEUM
This musuum holds a part of Tyojuzinbutsu Giga.
(Probably you can’t see it…)
The entrance of museum seems to be so great.

【Address】300, Momodani, Shigaraki, Shiga
【Access】50 minutes from JR Ishiyama Station on Teisan Bus Line
【Open】10:00-17:00(admission until 16:00)




2008-04-14 11:38:35 テーマ:堀池のつれづれ

京都の豆腐はなぜうまい?

京都のガイドブックをぱらりとめくると
「京都で湯豆腐」という特集が必ずと言っていいほどある。



自身も京都以外の友人から
「京都らしい店で湯豆腐が食べたい」というリクエストを
何度も受けた記憶があるから、きっとそれは
東京における東京タワーや雷門くらい
京都観光には欠かせないものなのだろう。


だけど、なぜ京都で豆腐が当たり前になったのか
なぜ、京都の豆腐がうまいと皆が口を揃えていうのか
いまいち判然としないところがあるので、
その謎を少し探ってみたいと思う。


豆腐はその80%以上を水がしめるという。
つまり、私達は豆腐を食べているようで
その実食べているのは80%が水なのだ。


だから、大豆の旨さや職人の技術はもとより、
水の旨さというのがおいしい豆腐の重要なファクターになる。


大豆を水につけ、やわらかくなったものをひく。
ここに水が加えられ、大豆の旨味や栄養素を溶け出させる。
これを熱し、沸騰させ絞ってカスをとりのぞいたものが豆乳。
そこににがりなどの凝固剤をいれて固めれば豆腐になる。


豆腐の作り方を改めて見返せば
どれだけ豆腐が水とともにあるかがわかるだろう。


京都の豆腐がおいしい秘密はここにある。


京都盆地は桂川・賀茂川・高野川という
3つの川が運んできた土から成り立っている。
この砂と小石を中心とした土が、
それをくぐり抜けてくる地下水を清浄にし
またその汲み上げを容易にしている。
(だから京都は地下水や湧き水が豊富なのだ)

そしてその水質は豆腐づくりや
出汁をひくのにもっとも適した軟水だという。



マグネシウムやカルシウムなどを多く含む硬水は
大豆のタンパク質を固めてしまい、なめらかな食感が生まれない。
逆に、ミネラル成分をほとんど含まない京都の軟水は、
豆腐をやわらかく、なめらかに仕上げてくれるのだ。



そして更に、豆腐はその昔、なまぐさもの(肉や魚)を食べない
修行僧の貴重なタンパク質源として重宝された歴史をもつ。


豆腐作りに適した水と、需要の多さ。
その2つが京都を豆腐の成長を大きく促したのだろう。


「おいしい」の裏には、いつだってきちんと理由がある。
豆腐のおいしい理由を探ってみて、本当にしみじみそう感じた。
2008-04-10 09:36:49 テーマ:冬木のつれづれ

ギャラリーでお花見!?「Regula Maria Muller展」

私の好きなギャラリーを紹介します。

四条河原町を南へ100m行ったところの東側に、
趣のある白い石造りの洋館(寿ビル)があります。
その5Fに入っている、現代美術画廊「ギャラリーギャラリー」。

好きな理由は大きく2つあります。
1つは、天井が高く、雰囲気のある白塗りの部屋が
展覧会が変わる度に印象の違う魅力的な空間になること。

現在行われている展覧会のギャラリー風景はまた素敵なんです。

出展者はオランダからやってきたアーティスト・
Regula Maria Muller(レグラ・マリア・ミュレー)さん。

スイスで生まれ、20代でオランダへ移り住んだレグラさん。
テキスタイルデザインやモニュメントアートなどを学び
オランダ・スイスを中心に、数々の個展を開いています。

今回はピースや布のオブジェによる空間構成。

花や木の葉をイメージさせるような可憐な形をしたフェルトの作品が
天井から吊るされます。
ギャラリー内に清楚なお花が咲いたようです。


光の加減によって木陰のような影が。
現代的な空間の中で自然の豊かさを感じます。


白いハンカチにマリアさんが撮影した写真がプリントされています。
桜を写した作品もいくつか見られました。なんと!オランダの桜だそう。

近寄って見るとわかるのですが、
小さなビーズが無数に縫い付けられていたり、
細かい刺繍が入っていたり、
どの作品もとても手がこんでいるんです。

ギャラリーギャラリーには2つの空間があり、
別々の作家の展覧会が開かれていることもあるのですが、
今回は2つの部屋ともレグラさんの作品が展示されています。


もう1つの部屋の作品です。

赤いビーズでバラのモチーフがかたどられた白い布などで
ぬくもりを感じさせる空間を構成しています。
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最後になりましたが、
私がギャラリーギャラリーを好きなもう1つの理由、
それは、そこに集まるのがあたたかく、楽しい人たちばかりだということ。

4月5日夕方からはレセプションパーティが行われ、
レグラさんはもちろん、ギャラリーを主宰する川嶋啓子さん、
作家、学芸員、編集者などが大勢集まり、楽しい時間が流れました。

今回の展覧会は4月19日まで。
オアシスのような空間、
ギャラリーギャラリーに一度訪れてみてはいかがでしょうか?
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レグラ・マリア・ミュレー/
Regula Maria MULLER個展

会期:2008年4月5日(土)~4月19日(土)
11時~19時
(展覧会期間中4月10日(木)・17日(木)休み)
会場・GALLERYGALLERY
観覧料:無料

場所:京都市下京区四条河原町下ル寿ビル5F
アクセス:阪急「河原町駅」下車
(四条河原町より100m南へ行った東側)

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(Text by 冬木 明里)


2008-04-03 19:14:22 テーマ:冬木のつれづれ

コスチュームの可能性とは?「ファッションを考える展覧会」

普段、何気なく着ている服。

肌を保護するため、寒さを防ぐためという以上に
大事な役割は、人の心をときめかせることだと私は思います。

お店のショーウインドウでステキな服を見たとき、
その服を着ている自分を想像しませんか?

あるいは、お店のショーウィンドウで少し奇抜な服を見たとき
「うわ、これどんな人が着るんだろう?いや○○ちゃんだったら着こなせそう」と勝手に思ったりしませんか?

人の心に働きかける機能。
布が仕立てられて服になった途端、
きっとそんな機能が加わるのでしょう。

では、服が人の体を離れたらどうなるのでしょうか?
服は人に着られるためだけのものなのでしょうか?
そもそも、服とは何でしょう?

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そんなことを考えさせられる展覧会が
現在、京都国立近代美術館で行われています。


京都国立近代美術館では2008年4月から
「キュレトリアル・スタディズ」と題し、
近代美術館の研究員が抱いた問題意識をもとに考察した結果を
発表する場を設けます。

その1回目となる展覧会はファッションがテーマ。
着るだけではない服の可能性をテーマに活動をしている
アーティストのナカヒガシ ユウコさんを共同研究者として
作品を発表しています。
(※展覧会の会期:2008年4月1日~4月6日)

4月1日に編集部員・冬木が展覧会に行ってきました。

ナカヒガシ ユウコさんは、
京都のギャラリーギャラリーや東京の丸ビルマルキューブで展覧会を開いたり
さまざまなアーティストやクリエーターとともに作品を作ったりしています。

京都国立近代美術館1階の開放的な空間を生かし、
洗練された造形でコスチュームという領域の可能性を探る、
魅力的な作品が並びました。

展覧会の様子を写した写真をいくつか紹介します。


眠っている女性の体のように優美な曲線を描くトルソー。
体の一部分だけを切り取って見せられるため、
想像力をかきたてられます。
まるで、腕のないミロのヴィーナスのように。

この他に2つのトルソーが置かれ、空間を構成しています。


空中に浮かんでいるように見える上部(トップス)の作品は
吹き抜けの高い天井から糸で吊るされています。

質感と色合い、造形が繊細で上品。思わず見惚れてしまいました。


直方体が積み重なり、スカートのように見えます。
実際には着れないのに着てみたくなる、そんな不思議な錯覚を覚えました。

4月1日夕方からはレセプションパーティも行われ、
ナカヒガシ ユウコさんとお話しすることができました。
明るく快活でとてもステキな方でした。今後の活動も楽しみです。


京都国立近代美術館に面した疎水沿いの桜は今が見頃。
展覧会を鑑賞しがてらお花見をするのもいいですね。

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【展覧会情報】
CENTER EAST + 京都国立近代美術館
キュレトリアル・スタディズ01 服\ファッションを考える

会期:2008年4月1日(火)~4月6日(日)
午前9時30分~17時(入館は16時30分まで)

会場:京都国立近代美術館1Fの一部
場所:京都市左京区岡崎円勝寺町
アクセス:市バス5・100「京都会館美術館前」下車

観覧料:無料



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(Text by 冬木 明里)




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