【スイスからロンドンへ*チャップリン資料庫での研究】
朝起きたら、ユージーンからメッセージ。昨晩お会いしたときい、お土産に八ツ橋をお渡ししたのだが、賞味期限が迫っているので早く食べてくれとお願いしたところ、さっそく朝食で食べていると写真。嬉しい!チャップリンの4男がスイスで朝食に京都の八ツ橋!
この日は、旧チャップリン邸を改装したチャップリン博物館「チャップリンズ・ワールド」のジャン・ピエールとミーティング。今後の展開について意見交換。その後、博物館のパスをもらって、オープン以来1年ぶりに博物館と屋敷(マノワール)を訪れる。あらためてチャップリンが過ごした書斎、サロン、そして庭を散策して、心地よさにひたる。博物館は大成功し、来客数は予想の1.5倍の年間30万人。2年目も好調とのこと。
午後は、今日もモントルーのアーカイブに。今日は1914年のデビュー直後の新聞記事を読む、この古いスクラップブックが難関で、資料自体が脆いのはもちろん、何枚も貼り重ねられているのを慎重にめくりながら読まなければいけない。神経を使う作業。17時閉館だが、特別に18時まで延長してもらった。今日だけで500記事ほど読んでメモ。
そこに驚くべきことに、ローザンヌ博物館のキャロルとジュスティヌからメール。ええ!ぼくいまヴヴェイにいますよ!というと、ではディナーを食べようということになり、ヴヴェイで落ち合った。レマン湖畔の地元の評判のレストランを予約してくれていた。様々な話ができて実りあるミーティング。おまけにご馳走になってしまった。
その後は、夜遅くにひとりでレマン湖畔を散歩。穏やかな湖面にきらきら月明かり。
翌朝。ヴヴェイ三日目は、宿をチェックアウトのあと、チャップリンとウーナのお墓まいり。去年よりも墓石が綺麗になっていた。いつもの通り多くのお供え物。
その後、モントルーのアーカイブに。昨日の続き。17時まで休みなく作業をして、1200の記事を読み、なんとか一番古いスクラップブック(1914年〜17年ごろ)を読み終えた。貴重な情報を多く得た。
ちょうどモントルージャズフェスティバルの期間中なので、10分ほど歩いて会場へ。無料で聴けるライブをしばらく聴いて、雰囲気を楽しんだ。5年前にフーマンときた時は、トニー・ベネットのライブを見た。すばらしかった。
その後、特急でジュネーブ空港へ。夜の最終便でロンドンに向かう。ところが、まさかのオーバーブッキングで、搭乗できないことになってしまった。明日朝10時にロンドンで打ち合わせがあるのだが、大丈夫か。関係各所に連絡。というわけで、ブリティッシュ・エアウェイズは5つ星のホテルとディナーを用意してくれたので、地元の白・ロゼ・赤を飲み比べて、しばし休息。