2010-12-06 20:30:24

初めての京都一人旅 記憶のままに・・・

テーマ:旅・つれづれ

初めて京都へ一人旅に出たのは2001年2月でした

もう歩いた道順は定かではなく三泊四日の記憶のまま・・・ 




当時は 夫は女性の一人旅など理解しない人 許してはもらえないと思っていました

それでも だめでもともと意を決して「京都に行きたい」と切り出しました

周りに娘たちがいる時に話すのがいい 状況が整う夕食後に夫に「お願いがあるんだけど・・・」と口を開きました

「東寺というお寺を心行くまで観て来たい 知恩院も・・・」 そこまで言うと 娘たちが

「お母さん 行っておいで ね お父さん いいよね」 と 即 賛成してくれたのです

京都へお寺を観に一人で行きたいなんていったこともないのに・・・  娘たちには以心伝心


東寺 正式名 教王護国寺に伝わる「西院両界曼荼羅」の本を手に 毎日曼荼羅図の絵解きをしたり

仏教書を読んだり 「仏尊事典」を読んだり 国宝図鑑を見たり 東京国立博物館通いをしたり 


遂には放送大学に入学 科目履修「仏教思想」と「中世日本の物語と絵画」を専攻して単位を取得

そんな日常を知っていました

仕事盛りの年代ですので仕事は第一優先です それでも 娘たちは無事成人して子育ては一段落

時間の余裕は心の余裕 一心不乱に夢中で過ぎた子育てと家事と仕事と これまでの人生を想うと

ここらでちょっと一休みをしたくなり 自分の好きなこと興味のあることに時間を使いたい・・・

そんなわがままも許されそうな・・・ 許して欲しいと想う気持ちが抑えられなくなりました


「いいよ 行って来いよ」 と 夫の意外な言葉 

「冬は少し暇だし 勤めている俺を待っていたら旅行なんていつ行けるか約束なんてできないから」

その言葉がうれしい 気が変わらないうちにすぐ旅行社へホテルと新幹線キップの予約に

この頃はまだネットの普及など一般的ではなくて旅行社に頼むのが確かで安心な頃でした


フィルムカメラでペンタックスはいつも使っていますが大きくて重たくて持ち歩くのには負担が大きくて・・・ 

フィルム付きインスタントカメラというのもあったのですが写真を写すことには気が回らなくて 

なので 残念ながらこの時の旅の記録は記憶だけ それも曖昧な断片の記憶になりました

その後デジカメは機能的で日常も旅先も今はどこでもいつでも何枚も写真を写すようになりました(笑)


前フリが長くなりました

2001年2月7日 初めての京都一人旅に出発です


東北新幹線に乗り那須塩原駅を出発 東京駅で東海道新幹線に乗り換え 約3時間 京都駅に到着

時間は13時ごろ 荷物を駅のコインロッカーに預けます  


新幹線の中でサンドイッチとコーヒーで軽く昼食を済ませていました

先ず行きたい第一目的の東寺へ・・・

京都市内の地図と人気のお店や詳しいガイド付きの観光雑誌はずいぶん目を通して事前準備はしてきましたが

間違いなく行ける自信はなく 京都駅北方向の観光循環バスの系統も不安で タクシーに乗りました

東寺の門前でタクシーを降りる時 帰りはここの近くのバス停で待つと駅へ行くバスに乗れると教えていただきました



東寺 正式名称は教王護国寺

幸運にも宝物館と五重の塔初層の春の公開期間でした 偶然の公開期間に拝観です

宝物館には憧れの「西院両界曼荼羅」が収められているはず

初めて来て 公開期間に合わさったなんて 本当に恵まれています

けれど残念 本物は奈良国立博物館の特別展に貸し出されていました

宝物館には実物大のレプリカが掛けられてありました 想像していたより大きく色鮮やか 感動的でした


他にも密教法具の 独鈷杵 三鈷杵 五鈷杵 五鈷鈴 仏像など 厳粛な雰囲気でした


そして 五重塔内 真言八祖のお姿が四方の壁板に色彩豊かに板に描かれています 

長い時間に部分的に色は薄れているところもありますが真言密教を代々伝えた高祖のお姿です



宿泊は京都駅八条口すぐ前の新・都ホテル 3連泊です

駅ビル内の飲食店街は足元のPタイルもところどころ剥がれていたりトイレも旧式のまま狭く数も少なかったです

(2013年にはアスティロードもきれいに整備が終わり 飲食店やお土産名店街やコンビにも充実しています 

飲食店街「みやこ路」の各お店もきれいになり 食事の種類も豊富 おしゃれなスペースになりました

駅八条口のコインロッカーも多く整備され 足元も改装されました

南北通路は二階になり東海道新幹線にもJR西日本や近鉄電車やJR東海への駅に便利になりました

初めて京都旅を経験したこの2001年からでは京都駅ビルや駅ビル内の商店街も行くごとに整備が進み

近代化に清潔にリニュアルが目ざましく進んで行く過度期だったような気がします

そして2014年は京都駅八条口広場は大きく整備されていると思います)



順不同で訪ねたお寺や名所を・・・

知恩院  

この日初めは知恩院 バス停から歩いて後ろ側に位置する黒門から石段を登り入りました

本堂の建物の大きさには驚き しばし眺めました そして靴を脱いで階段を上がり本堂内へ・・・

座って本尊の前で手を合わせます 華やかな 荘厳の飾り物をゆっくりと拝見

外の名物 天上にあるという「忘れ傘」 見つけられませんでした

境内を散策 阿弥陀堂ほか  ご朱印をいただいて 南無阿弥陀仏の浮き出るお線香を買い求めました



建仁寺

祇園から花見小路を歩いて 途中着物の古着屋さんを見つけ 入っても良いというので二階を見せていただく

そこで年代ものの淡いピンク地の友禅の振袖を気に入り買い求めました 1万円でした♪

そしてどこへ行くのかもわからないまま先を進み 辿り着いたのが建仁寺

拝観 靴を脱いで廊下を歩いていくと 「あっ」 と驚く突然目に入った『風神雷神図屏風』

俵屋宗達筆の国宝です けれどこれはレプリカ 保存のため本物は京都国立博物館へ預け入れ

建仁寺は『風神雷神図屏風』のお寺なのだと記憶に刻まれたこの出会いでした



六波羅密寺

建仁寺を出て また 何があるのかわからない住宅の裏道を歩きました

そして着いた六波羅蜜寺 お寺の名前は存じていました そしてこのお寺には素晴らしい方が居られることも

空也上人です 一度観たら忘れられないお姿 念仏の功徳を解いて歩いた僧の姿 

念仏の空也上人を象徴する 念仏を唱えると口から僧の姿に変わるという造形の発想も斬新

本堂に上がり 本尊の前に座してお祈りを唱え ご朱印をいただきました

本堂に続いて 空也上人像 平清盛像 閻魔大王像が並び お参りすることができました

外に出て 階段を降り靴を履いて 右手にはお地蔵さまの供養す建物があります

水が流れていて お地蔵さま一体一体にお参りして手を合わせました 



六波羅密寺を後にして 民家の並ぶ細い路地を東大路通り方向へ歩きます 細い石段を登り通りへ


清水寺を目指し茶碗坂を上がります この坂道の通りは人の少ない感じかな・・・

それでもその風情はいい感じ・・・ 扇や焼き物のお店がところどころ

そして 小さな昔のままの佇まいの古布のお店を見つけました 古い着物地の綺麗な京友禅の美しい

模様の小物たちが新しい命を吹き込まれて並んでいます

その中からうさぎの形のめがねケースを連れて帰りました 柔らかい手触りなので携帯入れにします


智積院

長谷川等伯親子の襖絵の間があります 春の桜 秋の楓と秋草 

人のいない一間にしばらく座りその空間を心行くまで味わいました もう一度行きたい・・・

拝観料別 門を入り左手 東山のふもとに広い寺域です



循環の京都市バスで八坂神社へ

お参り お守り ご朱印 境内を散策 

京都の夏の大きなお祭り「葵祭り」の薙刀鉾がこの八坂神社から出発して四条通を巡行することを初めて知りました 熱い夏のお祭りにはあまり興味も無く何も知らないこの頃でした


でも偶然もあります 30代の頃 一目で気に入り買い求めた礼装用の西陣織の泥金袋帯が薙刀鉾の絵柄を織り込んでいるのです 

こんな感じ このページ唯一の画像になりそうです



 京都では特に華やかでにぎやかな四条通りでショッピングも歩いたりも楽しみ

 扇のお店 ファッションのお店 飾り物のお店 そして 橋を渡って鴨川の向こう側 高島屋デパートへ

 デパートに入ると時間を忘れてしまう 上に行ったり下がったりエスカレーターであちらこちら


 二日目の昼食は下見をして決めていた四条通のお漬物のお店の二階で 

 多くの種類の美味しいお漬物がいろとりどりに盛られた京漬物のお茶漬け あっさり でも満足 

 一人の静かで素敵なゆったり 京都らしい時間の食事


 三日目の昼食は 八坂神社から高台寺へ向かう「ねねの路」のわき道にある麩点心のお店

 生麩を煮たり焼いたり色も形もいろいろに懐石風に盛り付けて他ではなかなか食べられない料理でした 


 夕食は三日ともホテルでディナーバイキングです   

 ホテルの中にはバイキングのほかに 和食 懐石 洋食 イタリアン などいろいろなお店で食事ができます

 けれど野ばらは自由なバイキングがいい 好きなものを好みで選びます 

 朝食も三日間バイキング 一泊朝食付きの予約なのです  

 ゆっくりコーヒーを味わいながらこれから歩くコースや訪ねるお寺をイメージします


ホテルには三連泊なので荷物を置いて その日に必要な小さいバックだけ持って身軽に移動できます

以前の観光ホテルや観光旅館などは女性の一人旅は要注意とされ特に予約は受けなくてフリーは拒否されたことが多かったようです

けれど 京都は別 女性の一人旅も理解があり 女性が一人で泊るのも食事も平常のようでした

シーズンオフの時期は部屋が空いているからとシングルを申し込んでもツインを用意してくださったこともありましたが・・・ 一人で二つのベッドは・・・ねぇ~(笑)♪


****************

これが第一回目の京都一人旅のおおまかな初体験記です

このときの一人旅の楽しさ快適さに味を占めて それからは京都へは一人で連泊でとなりました

その後 一度は夫と二泊三日で 

その後 2007年 2010年 2012年 2013年 4度の四泊五日の一人旅を楽しみました


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いつもならそろそろ旅の虫が騒ぎ出し3月初めには京都に行くはずなのですが・・・

4月まであと二ヶ月は家に居て緊急事態に対応できる体制を整えないとなりません

何日も家を空けられない 母の役目 おばあちゃんの役目を避けては通れない特別な今なのです

5月過ぎればいろいろとお出かけは自由になりますのでそれまではじっと我慢♪

そしたら 夏の京都も楽しみたいな・・・ 暑い京都の風情もいいかな・・・♪


           2014年2月23日    お し ま い

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