2013-02-10 10:20:34

沈丁花

テーマ:花語り


紅い野ばらのブログ    

 ジンチョウゲ  沈丁花


 花言葉 : 栄光  不死  不滅  甘美な思い出

 もう一つの花言葉 : 実らぬ恋




沈丁花 初めて出会えたこの時以来 まだ再会を果たしていない花

もう一度 どこかで会いたい





3月初め 京都栂ノ尾へと朝8時過ぎ京都駅からバスに乗りました 

西大路を走り 街並を抜けていく間は大勢の乗降客もいました バスは進み家の屋根より木々の風景が多くなる頃には乗客は数人になり 山の間の道は果てなく続き わたしは一人になりバスの揺れに身を任せていました

どこまでも山に向かうバスの中で 「京都にもこんな山奥があるのだなぁ 杉の枝の形が独特だなぁ」 なんて感じても高山寺を訪ねるうれしさで寂しい不安もない一時間弱のバスの中でした


高山寺のバス停に降りる時 「なぜこの寂しいときに来たの?」 と運転手さんに当然の質問をされました

そして どの方向に行けばいいか尋ねるとすぐ近くの石段を教えてくださいました

それは近道で裏方向の参道 苔生した石段 急勾配の山の中に作られた質素な石段を一つ一つ上がりました


深い林に石水院の門が見えたときは ほっ! 

『鳥獣人物戯画』 のお寺です 絵巻に描かれた カエルも兎も仲良し 相撲をとったり楽しそう 生き生きと活動的な絵巻に魅せられて そのお寺を実際に見たくて訪ねてきました

杉木立の中にひっそり佇む高山寺の本堂は華やかさも無く それがいい


以前に絵で見た苦行を積んだ高僧明恵上人像は本当に痩せ細っています この地で こんな山奥で あの時代に 何を食べて 何で身を包んで過ごしたのだろう

生きていくだけで苦行であることを容易に想像できます

明恵上人がまだ若い修行僧の頃この地で西行に出会い歌の心得を伝授されたそうです 今に名を残す二人の交流を知ると 辛い中にも穏やかな日々もあったのだろうとこころが温かくなります


石水院は有名なお寺には意外なほど質素な建物 煌びやかでないのが趣き深くて それがいい

庭を眺めるように廊下が座敷を囲んでいます 当然ですが展示されている絵巻は本物ではなくレプリカ


上がってきた石段に二つ三つの落ち椿が色を添えただけの風景に

小さな座敷の廊下から見えた庭に  この沈丁花



誰も居ない京都栂ノ尾高山寺に ひとり・・・  ひとりのわたしがここにいる不思議さ


そこに咲いている沈丁花 



あれから両手で数えるほど年は過ぎたのに


写真は今も あのときのままの花の色  いつまでも褪せないあのときの色





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