春の訪れを感じて間もない夜のことでした。


帰宅へと向かう電車内で、ふぅ~っと力をぬいて座っていました。


すると突然 体の根底から頭頂に向かって、何か強い力が高速スピードで登って行き、


ゥアーーこれは何 と感じる間もなく、頭頂のてっぺんの蓋が ポン↑っと音を立てて


勢いよく何処かへ吹っ飛んで行きました


まるでシャンパンの蓋がお皿に代わって吹っ飛んだと言ったら、わかりやすいでしょうか。


と 同時に一気に体が軽くなり、重さも重力も全く感じられないくらい軽くなっていて、


しかも体が少し浮き上がっているのです


この感覚は何?何が起きているの?いったい何が起こっているのと 自分に問いかけました。


降りる駅に着き、この感覚のまま立ち上がり ドアに向かって一歩二歩と歩き出すと、


足の裏の床を踏む感覚がまるで感じられないのです!


足の裏が靴を感じることも、靴の底が床を踏む感覚もありません。


私は確かめるように前へと進みましたが、確実に体が宙に浮いてしまっていて、重さも全く感じられません。


反対側のホームの改札へ向かうため階段を降り始めると、周りの空気全体が ほわ~~っと


ほんわりしてきて、柔らかく暖かくなり それに優しく包まれて、とてもいい気持ちになりました。


つづく



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