今回は私の持病の話です(その他脱線あり)
①喘息(2歳ごろ発症)
②アトピー性皮膚炎(中学生で発症)
こうした病気でお悩みになられている方も多いことでしょう
本記事が一助となれば幸甚です
幼少時は病弱でした
医師を志す以前からこの2つについては徹底的に調べており、
ほぼ全ての謎が解けてしまいました
【結論】
①かなりの確率で遺伝する(8割前後)
②小児喘息は成長とともに軽快する可能性が高い
③幼児期の喘息(アトピー性)と成人期で発症した喘息(非アトピー性)
では異なる性質をもつ
④免疫グロブリンという哺乳類のみがもつ物質の免疫不全が原因
(現代医学ではここまでしか解明できていません)
⑤哺乳類と哺乳類以外では呼吸システムが横隔膜と気嚢というように
異なることも原因(と考えられる)
⑥癌より完治率が低い
⑦先進国で発症しやすい(排気ガス)
⑧喘息とアトピー性皮膚炎は原因因子がほぼ同じ
対策としては生活習慣の改善(規則正しい睡眠・食事・部屋を清潔にするなど)がメインですが、本当に発作が酷いと呼吸すら困難になります
世界中で約30万人が喘息で死亡しています
現代医学で抜本的に治癒させることはほぼ不可能に近く、経口プレドニン投与、吸入器の使用など対症療法・薬物治療しか打つ手がないのが現状です
私の現状
①仕事がら、徹夜が多く(最高100時間寝なかったことがあります)
また、食事も不規則(カロリーメイトと紅茶が好物)
②非常に神経を使う日々のため、毎日ストレスを感じている気がする
(もう慣れてしまいましたが、、、)
③医師(特に外科医)は自分の命を削って、患者さんを救う面があります
この感覚は実際医師になってはじめて体感できます
④救急対応の大学病院などでは、事実上24時間営業になります
真夜中だろうがなんだろうが一刻を争う場合、搬送されてすぐさま検査かつオペ開始
手術完了したら朝になっていることもあります
⑤医学部を通過してきた人は皆優秀ですが、
・医師は聖職ではない
・病気は患者さんと医師との共同作業で直すもの
・自分で直すことに固執してはいけない
(特に優秀な医師にありがちな傾向で、医学部受験時代から、全てを自分でやる癖がついてしまっている)
実際自分が疲れきっているときに無理に執刀すると極めて危険です
元気で信頼できる同僚や後輩に託すのが有意義な選択肢です
勿論、患者さんは医師の人柄を見ていないようで良くみています
私を指名してくる方も大勢います
ここで患者さんと対話する人間力がものをいいます
私はサラリーマン時代、何年か営業マンの経験があるのですが、
この際の経験が医師になっても役に立っています
35歳
遅まきながらの理Ⅲ合格でした
ですが無駄な歳月ではなかったんですね
理Ⅲ同期で8浪の方がいました
40代で銀行マンをやめて合格した方もいました
医学部は大変ですが楽しいですよ
これほど密度の高い学部は他にないのではと思います