2004年12月19日

最後のメール

テーマ:博美
そのときの私は、面倒なことを嫌った。。。

博美は遠慮をしていた。
忙しい私に負担をかけないよう
細かい連絡をしないようにしてくれた。

多恵子と知代は正反対だった。
どんなに遅くなっても、必ず連絡をとっていた。

不思議なことに
博美とは、あれだけメールで
やりとりをしていたいたのに
このときばかりはメールが来なかった。
空白の時間は、一日が二日になり
一週間が二週間になっていった。
二人の溝は、明らかに
双方が自覚するレベルになっていた。
私がその気になれば
いつでも連絡をとり
デートの約束ができた。
私はそれをしなかった。
わかっていて、しなかった。
そして、博美に罪はなかった。

約一ヶ月ぶりに来た博美のメールは
強い口調で私を非難する内容だった。

「なぜ私を避けるのか?」
「何の変化があったのか?」

私の中では「面倒だった」のだ。
そして、迷わず別れることを選んだ。
プライドが高い博美との
関係を壊すのは一瞬で、終わった。
深夜のたった一本の電話が
二人の二年の月日を白紙に戻した。

仕事に追われる多忙な日々
人の気持ちを裏切り、欺くという
自分の罪を覆い隠すには、余りにも都合が良かった。
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2004年12月15日

敷かれた導線

テーマ:博美
たった一日の予期せぬ出来事が、私をその気にさせていた。
そして、その日から、博美と本気で付き合うようになっていった。

博美は、ようやく掴んだ幸せを
心から楽しんでいるだった。そして
積極的に二人の仲を縮めようとしていた。

二回目のドライブのとき
迎えに行った私を待っていたのは
博美だけではなく彼女のお母さんだった。
そして、軽く挨拶を交わして去っていった。
彼女は、とてもしたたかだった。

元々博美は、ある会社の役員の娘だった。
その会社は、私達の勤める職場の取引先でもあった。
だから、彼女の育ちのよさは良くわかっていた。
そして、彼女のお父さんも私のことを調べたはずだ。
そんな背景の中で、博美は次々と私との接点を広げていった。

私自身は、そんな博美の行動を素直に受け入れた。
彼女はゴルフをしたので、よく一緒に練習をした。
その後、彼女の作ったお弁当を二人で食べた。
そして、愛し合った。

小柄な彼女は全体的にスリムだったが
胸のふくらみは相対的にボリュームがあった。
そして、普段の行動とベットの上での乖離が
私の男性としての本能を限りなく刺激した。

博美の敷く導線にしたがって
私は気持ちの赴くまま走りつづけた。
行き着く先に、不安はなかった。
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2004年12月14日

予期せぬ出来事

テーマ:博美
予想もしない状況で、その日は突然訪れることになる。

知代は猜疑心が強かった。
私とよりを戻したとはいえ
彼女は常に不安感に襲われていた。
その表意が上手に出来ず
強い疑いを持つようになっていた。
知代は何かしらの真実を掴んだわけではなく
ただ漠然と疑いを持っていたようだった。
私は、それが不愉快だった。
いうまでもなく、それが真実だからだ。

あるとき、余りに疑いがひどいので
私は知代に対して強い嫌悪感を抱き
彼女との連絡を絶った。
二人の仲を、壊してしまうつもりだった。

不用意に空いた週末に、私は博美と会うことにした。
最初に彼女と出会ってから、既に半年以上が過ぎていた。
博美と私は、週に数通のメールを交換していただけだったが
彼女は私の誘いに快く応じてくれた。

私は、学生時代に走った地元の道を
彼女を乗せてドライブした。
そして、広い川原で一緒にお弁当を食べた。
彼女は品の良い子だったが、恋愛のかけ引きには疎かった。
二人で座った川辺の芝生で、私は博美をそっと抱き寄せた。
彼女は私に全てを委ね、私もそれを受け止めた。
二人だけで会うのは初めてだったが
何もかもが自然で、違和感が全くなかった。

その日のうちに、私達は結ばれた。
安心なことに、彼女は初めてではなかった。
彼女の品のよさが、ベットでは簡単に崩れた。

「彼女と結婚することになってもかまわない」

たった一日の予期せぬ出来事が、私をその気にさせていた。
そして、その日から、博美と本気で付き合うようになっていった。
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