いて座新月のおとぎ話☆ | 雨の日も晴れの日も・・・~アロマとあなただけの童話~

雨の日も晴れの日も・・・~アロマとあなただけの童話~

心に雨が降る日も、日差しが眩しい日も。
アロマとハーブで体と心のケアをさせていただく、傘のようなサロンです。
ご希望の方には、施術中にお客さまから伝わってきた、世界にたったひとつのフェアリーテイルをお伝えしています。

 

 

 

今月もこの日がやって来ました!

 

 

年末の足音が近づくと、ひと月ひと月が本当に早いですね・・・。

 

 

 

 

 

今回も参加させていただいたのは!!!

 

 

神様コンシェルジュ亜紀さん主催の・・・ハート

 

 

新月の祈り」-love earth project-

 

 

 

 

参加者のみなさまとともに、同じ時刻に祈りをささげる中で・・・

 

 

見えてきたおとぎ話を、見えてきたそのままに書き起こさせていただきます・・・。

 

 

 

 

いつもは超スローペースでお客さまの施術中に見えてきたお話を書き起こさせていただいているのですが、新月の日だけは特別に腕まくりフラッグ

 

 

ただ目を閉じてお話を見ている時には気付かなかったことが、書き起こすことであらためて心に響いてくるので・・・

 

 

ひたすらぱそこん。に向かうこの時間が、私にとっても浄化のひとときです。

 

 

 

 

 

 

それでは。

 

 

ストーリーリーディング特別篇木4



新月の祈りの中で、私に伝わってきたおとぎ話をお届けします。
いて座新月のフェアリーテイルをどうぞ↓
(通常サロンで行っています、お客さまの心に眠るストーリーをお伝えするマイフェアリーテイルコースについては、コチラをご参照ください)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昔々、わたしたちの中に、なだらかな丘がありました。

 

 

ゆるやかな傾斜をもつその丘には、ピクニックに来る家族や、犬の散歩をする人々や、思い思いに時を過ごす人たちが日々やって来ていました。

 

 

 

 

 

少女が少年にはじめて出会ったのも、その丘の上でした。

 

 

少女は、その丘の上で習い始めたばかりのバイオリンを練習していたのです。

 

 

習い始めたばかりのバイオリンは、まだ少女の言うことを聞いてくれず、思うような音が奏でられません。

 

 

それでも少女は、バイオリンに触れることが好きでした。

 

 

家の中では家族やご近所の迷惑になってしまう・・・、そう思っていた彼女は、丘の上でひそかに練習することが日課となっていたのです。

 

 

その日、たまたま丘の上で昼寝をしていた少年は、たどたどしい、けれどどこか人を惹きつけるバイオリンの音に引き寄せられました。

 

 

バイオリンを弾く少女の元へ近付き、彼女の練習が終わるまでずっと、その音色に耳を傾けていました。

 

 

「きみのバイオリンは、とてもやさしいおとがするね。」

 

 

二人はごく自然に、いつも一緒にいるようになりました。

 

 

 

 

 

少年は、少女の奏でるバイオリンの音色も、バイオリンに打ち込む少女のことも、大好きでした。

 

 

少女も、自分の演奏を褒めてくれる少年のことを好ましく思っていました。

 

 

二人は、同じ小学校に通い、同じ中学校に進学して、登校するときも下校するときも、少女がバイオリンのレッスンへ通う時でさえ、片時も離れませんでした。

 

 

少女にも少年にも、それが自然だったのです。

 

 

少年は、そんな日々がずっと続くのだと思っていました。

 

 

 

 

ところが、中学を卒業する時期が来た時、二人ははなればなれになりました。

 

 

少女は、音楽学校へ進学することに決めたのです。

 

 

「きみと離れることなんて、ぼくには考えられないのに・・・。」

 

 

悲しみに暮れる少年に、少女は言いました。

 

 

「あなたも、自分の夢を見つけて。」

 

 

 

 

少年は、幼い頃、絵を描くことが好きだったことを思い出しました。

 

 

彼は、少女に絵を描きました。

 

 

バイオリンを弾く少女の絵です。

 

 

彼は少女にその絵をプレゼントしたあと、美術を学ぶために遠くの学校へと進学しました。

 

 

「離れてしまっても、ぼくにはきっと、きみの音がわかるよ。」

 

 

 

 

 

少女は、厳しい授業にくじけそうになると決まって、少年のくれた絵を眺めました。

 

 

「私の演奏がいつか、届きますように。」

 

 

そして、こうも思うのです。

 

 

「あんなにいつもそばにいてくれたのに、私は何もできなかった・・・」

 

 

 

 

少年はやがて、画家として才能の芽を出しました。

 

 

彼の描く美しい女性の絵は絶賛され、いたるところで個展を熱望されるまでになったのです。

 

 

彼の心にはいつも、あの少女と、少女の弾くバイオリンの音色がありました。

 

 

その演奏を思い出すと、彼は寝ることも食事をすることさえ忘れ、何枚も絵を描き上げることができたのです。

 

 

「ありがとう。いつもきみときみの音はぼくのそばに生きているよ。」

 

 

 

 

 

少女は、有名になった彼の絵を見て、彼女だけにしか演奏のできないメロディーを作曲しました。

 

 

そのバイオリン曲は、人の心をつかみ、彼女のバイオリンの腕前と感性は、高く評価されることとなりました。

 

 

彼女には、目を閉じても浮かんでくる一枚の絵と、響いてくる少年の拍手がありました。

 

 

 

 

 

 

それからいくつもの月日が流れました。

 

 

遠い昔、少年だった彼の目は霞み、思うような絵が描けなくなり、とうとう彼は筆を置きました。

 

 

遠いあの日、少女だった彼女の腕は痩せ、弓を持つ手が震えるようになり、彼女は演奏することをやめました。

 

 

彼と彼女は、それぞれに、出会ったあの場所へ向かいます。

 

 

一緒にいることが全てだったあの頃へ、二人は想いを馳せました。

 

 

新たな夢が始まることをただ信じて・・・。

 

 

 

 

 

 

 

おわりバイオリン

 

 

 

 

 

 

 

バイオリンに絵、そして少年と少女・・・、秋はもうすぐ終焉ですが、芸術の秋っぽいお話でした手描きふう葉っぱ

 

 

時間が許されるなら、これがお客さまのお話であったなら、第一夜~五夜くらいまでひっぱってじっくりと書き続けたくなるのですが・・・、そのうち次の新月を迎えてしまいそうなので、なんとか一気にまとめました。

 

 

 

さてさて・・・。

 

 

「楽器」が夢で見えたり、気になる時は、〝感性を浄化して磨きましょう〟というサインが隠れています。

 

 

その〝感性〟とは、自分へ向けられたものだけではなく、誰かへの感謝の気持ちや、人の気持ちを受け取る、ということも含まれているんですね・・・。

 

 

自分の奏でる音や描くイメージが、誰かにちゃんと届くと信じて、心を込めて作りだす・・・crml

 

 

冬を迎えようとしている今は、そんな時なのかもしれません。

 

 

自分の土台や基礎はちゃんとできあがっているからこそ、あとはオリジナリティーを。

 

 

そのオリジナリティーは、誰かを想い続ける強さ、気持ちなのでしょうねおんぷ

 

 

 

 

 

 

 

 

 



新月の祈りの中で、私に伝わってきたストーリー花


次回はどんなお話が待っているのか・・・。


それは、私にもまだ、わかりません・・・。