特撮ヒーローに憧れて

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近所の沢に、ニホンザリガニがまだ生息していた頃の話だ

皆さんは、太陽戦隊サンバルカンをご存じだろうか?


戦隊物の中では珍しく3人体制だ

保育園時代、いつも仲間3人でサンバルカンごっこをしていた

1番人気はもちろん青のバルシャーク!

赤は何となく女の子の色って認識だったのかなぁ

ジャンケンで役割を決めるんだけど、いつも青、赤、黄の順番で埋まっていくのだが、当然、敵役がいない

仕方ないので、いつも壁を敵に見立てて蹴っていた

そんな中、ピッタリの敵役を見つけた

それは…

















道端に落ちているウンコ

最近は少なくなったように感じるが、当時はあちこちの家で犬を外で飼っていた

しかも、大半が雑種の中型犬だ

大抵の飼い主は散歩に連れて行っても、ウンコの始末は今ほどは徹底していなかったと思う

また、当時の俺たちにとってウンコは悪の存在だった

小学校の低学年くらいまでは迂闊にウンコはできなかった

授業中に腹が痛くてウンコしに行けば、必ずウンコマンと呼ばれた

そんな犬猫のウンコを見つけたら、俺たちの活動が始まる

まず始めに、中距離から小さい石を投げつけて攻撃する

その次は、棒で突く
最後は跳ね返りに気を付けながら、至近距離から大きい石で潰す

今思い出すと、何が楽しかったのか理解できないが、当時は楽しかったのだろう

歯向かってこないウンコなどに負けるはずはないと思うかもしれないが、そんなこともない

負け戦もある

あれは、1人で園内のトイレパトロールをしていたときだった

流し忘れたウンコを発見し、仲間に知らせようと大声を出そうと深く息を吸い込んだ

おまん「ぅおぉーぃ…」

















ベェロベロベロベー



余りの臭さに俺は負けてしまった

このように油断ならないのだ

そして、今なお忘れることができない最後の決戦を紹介しよう

いつものように敵(ウンコ)を探していた俺たちは小学校の校門裏で巨大な敵と遭遇した

しかも、そいつは人糞だ!

形状を一言で表すなら『バブルスライム』がぴったりだ


大きな柔らかそうな本体にたっぷりルーがかかったカレーのようにも見えた

石つぶてはルーに飲み込まれるため、手応えがない

そして、あまりにもひどい臭気のため、近づいて突くこともできない

隊長の俺が躊躇していたその時、特攻隊員のノリが身の危険を顧りみず大きな石を抱えて突撃した!

奇襲は成功した

満足そうなノリ

一緒に喜ぶリュウジ

浮かない表情の俺

隊員に手柄を取られたからではない

アレは…



















俺が今朝産み落としたからだ

憎いはずはない

ただ、早朝のラジオ体操の帰りに急な便意に襲われただけだ

ティッシュがなかったから、フキの葉っぱで拭いたため、ケツはガビガビになった

誰かに発見され始末されるくらいなら、自分でトドメを刺したかった

だが、できなかった

複雑な気分だった

そして、この日の戦いを最後に俺は戦隊ごっこをやめた

お し ま い

次回はあるのか???


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