1 | 2 | 3 | 4 | 5 |最初 次ページ >>
2015-06-17 17:49:04

2匹のねこ

テーマ:ニャンコロ
スーパー野良猫のシロが死んだ。
彼が何年前に出没したのか、あんまり覚えていない。
うちにニャンコロがやってきてからだから、8年ぐらい前かもしれない。
見るからに強靭な白猫で、いつも誰かを探しているように鳴き叫ぶ声に胸が痛んだのは私だけではないはずだ。

飼い主に捨てられたのか?
ウチに帰りたいのか?
誰かに会いたいのか?

耳が聞こえないことを知ったのは、うちのニャンコロにけんかを吹っかけている時に、
後ろからケリをいれてやろうと近づいたのだが全く気が付かなかったからだ。
そういうことは度々あった。
じゃりじゃり砂の音がしても全く気がつかない。
よく車にひかれずに今まで生き延びたものだ。
あちこちの飼い猫は彼にけんかをふっかけられては逃げ惑う。
ウチのニャンコも常に追っかけられて、引っ掻かれて、病院通いしたことが何度かあった。
そして夏になると、開け放した窓から部屋の中に進入してニャンコのテリトリーを
支配しようとするのだ。
ほんとうにとんでもない白猫だ。

でも、強靭でごつくて可愛げがないかといえば、そうではなくて
放っておけない「哀愁」が全身に漂っているのだ。
白いからだが汚れて灰色になって、時には目を腫らしてうろつく彼の姿は、胸を打つ。
でも彼を放っておけない「誰か」が時々彼を洗ってやるのか、拭いてやっているのか、
時々きれいな白猫になっていることもあった。


ある寒さの厳しかった冬。
猫好きのお隣さんが夜になると彼を部屋に招き入れていれてストーブをつけてやっていると聞いて、
私はほっとした。よかったね、シロくん。
お隣さんはかなりの猫好きで、彼を飼ってもいいと思われていたそうだ。
しかし、寒い夜を暖かな部屋で過ごしても、彼は必ず出て行くそうで、
居心地のいい部屋を居場所にしようとは思わなかったようだ。
次の冬は私が少しだけ面倒を見た。
屋外に放置してあった水槽に毛布を入れて湯たんぽを仕込んでやると毎晩そこで寝るようになった。

けれども一冬だけのことであった。
お隣さんは別の猫を飼い始め、私もニャンコロに生傷が絶えないので彼を敬遠するようになっていた。

彼の行動範囲はかなり広い。
すでに地域の有名猫になっていた。
ずっと遠い所で彼を見た。
うちにもやってきて困る。
など話題を提供してくれる「ネタネコ」でもあったのだ。

つい最近も彼をみた。
2階で仕事をしているとトン、となじみの猫の足音がして
その後カーペットで爪研ぎをする音がした。
ニャンコロが生きている時によく聞いた音だ。
降りてみるとシロであった。
私を振り返りながらそそくさと玄関から出て行った。

彼が道を歩いていると宅配便や郵便屋さんの車はゆっくりと徐行して
彼が道を横切るのを待つ。
汚くて、凶暴で、厚かましい猫だったけど
野良のプロであった。
甘えはしても誰にも寄りかからず、1匹で生き抜いた。
彼の死を知らせてくれたのは近所の方であった。
彼女もシロの存在を気にかけておられ、彼女の娘さんがシロの死体を発見し、
家族で花を供えて見送ったと、知らせて下さった。

うちのニャンコロは2月に亡くなった。
具合が悪くなって、ひと月で逝ってしまった。
こちらはたぶん、幸せなニャンコであったと思う。
賢くて、可愛くて、誰からも愛される資質を持つ猫であった。
顔を近づけると必ず鼻を舐めてくれ、
真夏の暑いときでも膝に乗ってきて甘えてくるニャンコであった。
ランニングしていた頃は、途中まで横を走ってついてくる、
でも途中であきらめると、私が戻ってくるまでその場所で待っていることもあった。
私の走る車の横を伴走したこともある。
ほうとうに、ほんとうに可愛らしいネコであった。

でももうネコを飼うことはたぶん、ないだろう。
シロは今頃、あっちの世界でまたニャンコロを追い回しているだろうか。
シロの死に顔はとってもきれいで、安らかだったと教えていただいた。
あえて過酷な野良生活を全うしたように見えるシロ。
もうエサの心配はしないでいいよ。
もっとかまってあげたらよかったね。
ありがとね。シロ。
そしてニャンコロしゃん!
またね。







AD
いいね!した人  |  コメント(6)  |  リブログ(0)
最近の画像つき記事
 もっと見る >>
2015-05-26 22:51:21

田植え

テーマ:雑感
日曜日は田植えの初体験でした。
田舎育ちで田植えは身近なつもりでいたけど、思い返すとやったことなかった。
稲刈りはあるけど。

滋賀県は朽木の知り合いから誘っていただき
田植えイベントに参加したんですね。
だからほんの10m程度の「田植え」でしたが、
それでも泥んこの田んぼで足が思うように動かなくて
普段使わない筋肉を使ったせいか、筋肉痛。

今回伺った朽木の針畑地区は電車もない、バスもマイクロバスが1日数本(おそらく)という、
すれ違いの出来ない細い頼りない道が唯一の交通手段というド田舎であるが、
がゆえに「ある」ものがたくさんあって、また行きたくなる場所です。

何があるといえば、
昔ながらの風習とか、不便がゆえの贅沢とか、自給とか、
やっぱり自然とか....でしょうか。。

私はとても住めないけど、
でもお客さんでなら、行きたくなる場所です。






水がとても冷たくて澄んでいて、
だからホタルがいっぱい飛び交い、
しかも8月まで見られるらしい。
通う場所ができたのかもしれない。

AD
いいね!した人  |  コメント(2)  |  リブログ(0)
2015-05-22 22:38:40

滋賀県の選りすぐり

テーマ:雑感
最近どっぷり滋賀県人!?なオマキハンです。
行政のやってるサービスって、わかりにくい、って思いません?
県の仕事をやってるから知ってるけど、でなかったら知らんわ、
ってことが結構いっぱいあります。

滋賀県にはココクール・マザーレイク・セレクションという
滋賀県が選んだ滋賀らしいより選りの商品・サービスがあります。
毎年10点選定されるんですが、選ばれると県があらゆるところで
推薦、宣伝してくれるという、選ばれたものにはメリットの大きいサービスです。


今年はその広報資材を作らせていただいたんですが、
今また2015年の候補の募集がはじまりました。
自薦他薦は問わないということで、ハードルは高そうですが
応募は自由です。

ちなみに私の回りの友人知人に
「ココクールって知ってるか?」って聞いたら
誰も知らんかった。。

いまはまだ過程なんですね。きっと・・・

でも、よい商品やサービスが満載なんです。
よかったらココクールのサイト、覗いてみてください。


ココクール・マザーレイク セレクションのサイト











AD
いいね!した人  |  コメント(2)  |  リブログ(0)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 |最初 次ページ >>

AD

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス

      ランキング

      • 総合
      • 新登場
      • 急上昇
      • トレンド

      ブログをはじめる

      たくさんの芸能人・有名人が
      書いているAmebaブログを
      無料で簡単にはじめることができます。

      公式トップブロガーへ応募

      多くの方にご紹介したいブログを
      執筆する方を「公式トップブロガー」
      として認定しております。

      芸能人・有名人ブログを開設

      Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
      ご希望される著名人の方/事務所様を
      随時募集しております。