ヴィパッサナー瞑想体験記① | まはろかなぁ~日記 the waking dream diary

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日々身の回りに起こるありきたりの出来事を、徒然なるがままに書いております。日記の中に妄想が入る事が多々ありますが、特に害はございませんので、ご了承下さい。

5月の18~29日まで日本ヴィパッサナー協会というところが主催する「10日間の瞑想合宿」に行ってきました。


あまりにも衝撃的だったので、しばらくの間僕の勝手な感想を書きたいと思います。(あくまで僕個人の勝手な感想なので、詳細を知りたい方はホームページを見て下さい)


インドで発生したこの瞑想法は2500年前にブッタが悟りを開いた時の瞑想法だそうですが、ここは特に仏教関係の施設という訳ではなく、宗教宗派を問わず誰でも参加できます。



僕のようになんの宗教も信仰も持たず、堀北真希ちゃんや最近では綾瀬遥ちゃんに癒されているオジサンでもOKです。



ここでは一切の宗教的儀式は禁じられていて、数珠や十字架、その他個人の信仰に関する物は一切持ち込むことは出来ず、またコース中は念仏を唱えたりお祈りをすることはもちろん、ヨガをすることでさえ禁じられています。(足がもげるまで座って瞑想するので、そんな時間もないのですが。。。)



施設内に仏像や木魚、それらの類の物は一切なく、公民館みたいな所で朝の4時から夜の9時まで薄っぺらな座布団の上で一日10時間ひたすら瞑想します。



コースの費用は一切かからず運営は最低一度以上コースを修了したことのある個人からのみ受け付けているそうです。(これも何か特定の団体の色に染まらないためみたいです。)



世界に150ヶ所近くこうした施設があるそうですが、すべて個人からの寄付からでのみ運営されているそうで、ここから利益を受けている人、これを生活の糧にしている人は一人もいないそうです。



コース中に出される食事の用意も、施設を管理してくれている方も普段は普通に仕事をしていて、コースの期間だけボランティアで参加しているとのことでした。



ここでの生活はとても厳しく10日の間、一切の会話を禁じられます。(アシスタントの方と必要最低限の話はできます)アイコンタクトや体の接触もNGです。



みんな一緒に生活しているのに目も合わさない光景は、最初とても異様に感じられました。



また一切の殺生も禁じられています。



おかげで便所の巨大グモに脅かされてもぐっとこらえ、流しで溺れかけているケムシ君を助けたりしなくてはなりませんでした。



そもそもヴィパッサナー瞑想とは何か?



詳細はホームページに出ていますが、僕の勝手な解釈だと「体中あます所なく意識を走らせ、体中の感覚を客観的に観察する瞑想法」ってことみたいです。



ではなぜそんなことをするのか?



これは「心と体は密接に繋がっていて、イライラしたり、悲しんだり、笑ったり、怒ったり、その他どんな感情が心に湧きあがる時も必ず体のどこかに何かしらの反応が起こるそうで、その感覚を敏感に察知し冷静に観察することによって、高い集中力とともに感情に安易に流されない冷静な心を養える、心の筋トレ」ということみたいです。



ややこしいので僕の勝手な解釈で言うと、「運転中ちび黒オバサンが横にいるのに、女子高生のスカートがめくれ、とっさにガン見してちび黒オバサンに引っ叩かれるのではなく、状況を冷静に分析し、気づかれないように横目でサラッと女子高生のパンツの色を確認できるようになる。」ということだと思います。



そして僕がなぜこの合宿に参加しようと思ったかと言えば。。。



①体中の感覚を感じられるようになり、高い集中力が付けばサーフィンがちっとは上手くなるような気がしたから。



②気が短いちび黒オバサンの銃弾を低反発枕のように吸収できるようになる。



と言う正直に言ったら門前払いされるような動機でした。
(本当の動機なドキドキドキドキドキドキです。僕のような心の澄んだ人間にも悩みはあるのです。)



そんな訳で気が変わらなければ、しばらくここでの出来事と感想を書きたいと思います。



暇すぎる方、何でもいいから文字の羅列を見ていたい方、良かったらお付き合い下さい。



ではまた。


*ここでの感想はあくまで僕個人の物です。心が10人10色なように感じ方は個人個人でまったく異なるそうです。ご了承ください。