2009-12-12 12:49:16

アノマロカリスの姿ががらりと変わってしまうかもしれない件について

テーマ:古代~その他


カンブリア紀(5億4200万年前~4億8800万年前)の海で生息した

全長60cm~1mと当時の生き物としては群を抜いて巨大だった


アノマロカリス
川崎悟司 オフィシャルブログ 古世界の住人 Powered by Ameba-遊泳するアノマロカリス

カンブリア紀を代表する

すっかりとお馴染みとなった有名な古生物だ。

そして

アノマロカリスといえば、誰もが海中を泳ぐ遊泳動物として

イメージが定着していることだろう。


遊泳生物として描かれているのは

単純に肢がないからだ。

いや、

正確には肢が化石として発見されていないだけかもしれない・・・。


アノマロカリスに近縁なカンブリア紀の生物は

肢を持つものが実に多い。


オパビニア


川崎悟司 オフィシャルブログ 古世界の住人 Powered by Ameba-底生のオパビニア

オパビニアもアノマロカリスに次ぐ有名なカンブリア紀の古生物だが、

何対もの肢をもっていることが明らかになっている。

これも遊泳動物というイメージがあるが、肢があるので

主に海底を這う底生動物である可能性は高い



パラペイトイア


川崎悟司 オフィシャルブログ 古世界の住人 Powered by Ameba-パラペイトイア

中国で化石が発見され、アノマロカリスによく似た姿をしている。

節足動物のようなセグメント構造の立派な肢があることで

知られている。


その他にも

ケリグマケラ パンブデルリオン など

アノマロカリスに近い動物には肢があり、

その流れからいくと・・・


肢が発見されていないだけで

アノマロカリスにも肢があったのではないかと思えるわけだ。


アノマロカリスが肢をもち、海底を這い歩く底生動物だったならば・・・。


こんな風になる!


川崎悟司 オフィシャルブログ 古世界の住人 Powered by Ameba-底生アノマロカリス

今のよく知られている遊泳復元のアノマロカリスと

イメージがずいぶんと変わってしまうのだ!



川崎悟司 オフィシャルブログ 古世界の住人 Powered by Ameba-アノマロカリスのエラ呼吸
そして

アノマロカリスの体の脇にある立派なヒレは

泳ぐために使われたように見えるが、

それを波打たせて、水流を起こし

エラ呼吸としての役割が大きかったかもしれない。 




5億年前という途方もない大昔の生き物たち

まだまだ謎のベールに包まれており、

今後、いろんな復元バージョンが出てくるかもしれない。


関連記事

「ハルキゲニアが逆さに復元された件について」

http://ameblo.jp/oldworld/entry-10076666431.html



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コメント

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23 ■mmryokiさん

面白いページの紹介ありがとうです。
シュノーケルといったら、まずオパビニアに関係あるんじゃないかと思ってしまいますね。
それから、オドントグリフスも遊泳動物のように
描かれていましたが、今では貝の仲間で
岩にへばりついて、岩にある藻などを歯舌で
削るように食べていたといわれていますね。

22 ■まだまだこれから

ハルキゲニアといい、前にお知らせしたように、オドントグリプスが貝だった、とか言うように
これから見つかる化石や、棚に並べられた化石の再調査でがらりと変わってしまう可能性はおおいにありますよね

追記
オパビニアのイラスト見て思い出した、妙な痕跡の化石を思い出したのでリンクに張っておきます
科学博物館のページからなんですか、以前は痕跡を残した生物として、泥のすぐ下にもぐりこんでシュノーケルを突き出して進むイラストがあったんですが、整理されて消えてしまいました

21 ■無題

これはこれで可愛い。

そこまで変わってない気もしますが、それでもだいぶ変わりますね・・・・。

20 ■川崎氏

ご返信いただきありがとうございます。

>酸素をたくさん吸収するために
>ヒレを大きくしたのじゃないかと思っています。
>それが泳ぐのに使えたんじゃないかな

「体温調節のために発達させた羽毛が飛行に使えた」という話とどうしても関連付けてしまう(笑)。

一つの進化でも次々と別の可能性を生み出してゆく。これだから古生物の話は面白いやめられない止まらない。

19 ■Re:底生生物復元

>名無しさん
なるほど。オパビニアの上向きの目は
底生動物だったことを理由にすれば、つじつまがあいますね。
アノマロカリスは酸素をたくさん吸収するために
ヒレを大きくしたのじゃないかと思っています。
それが泳ぐのに使えたんじゃないかな。

18 ■底生生物復元

這って歩く底生物復元が気持ち悪すぎて逆に大笑いしてしまった(失礼)。

確かにアノマロカリスの仲間は海底を這う先祖から進化したようですが、じょじょに肢が小さくなって、逆にひれが大きくなっているのは、海底で「歩行から遊泳へ」と移行している状態なんだと思います。(これしょっちゅう書いているような気がするけど、なんか地上から大空への飛行へとに似ていますね)
水中で最初スピード出せばしばらく体を動かさなくても推進力だけで進めるので、砂地や泥の上を歩くよりエネルギー消費が少なく、かつ早く長距離を移動できます。障害物も飛び越えられるし、上から海底の獲物などの様子をより遠くまで見渡せたりと、捕食動物なら泳ぐ方が断然有利です。
三葉虫などやオパビニアなどは頭の上に目がついていて、明らかに真上からの襲撃に対して向けられているし、アノマロカリスは目が横に突き出て、広い視野を得られる形をしたりと、目を見ても生活スタイルが違うように感じます。

特に代表的で一番有名なアノマロカリス・カナデンシスは最も後期に出現し特殊化した種で、ひれの形状や配列も初期の種より洗練されていて、体節も退化して胴体部がより柔軟に動くようになっているらしいので、少なくともカナデンシスは遊泳動物だったのではないかとと思います。まあ獲物の大半が海底付近に住んでいるので、海のど真ん中を泳ぐことはあまり無かったと思いますね。
個人的には海底近くを低く泳いで獲物を探すエイのようなイメージです。

17 ■Re:これは……(汗

>孔明さん
やっぱりアノマロカリスは遊泳動物でありたいと思っている人がたくさんいそうですね。
私もこんな気持ち悪いアノマロカリスはイヤです。
私はアノマロカリスは遊泳もできる奴と思います。
遊泳できることによって、機動力を高めたのではないかなとおもいます。
そして獲物を捕らえるときに海底に降りてきたのではないかと思います。

16 ■これは……(汗

あれ程カッコよく見えていたアノマロカリスが
一気にグロテスクに見えるから不思議です。

個人的には、歩く事も出来た遊泳動物、だと思いたいですね。
現代のタコやエイの様に、保護色を使って海底で待ち伏せ、
獲物が通り掛った時には泳ぎ出して襲い掛かった、等という考察は如何でしょうか?

15 ■コメントありがとうございます2!

>オパビニマニアJさん
HPの方のオパビニアにも、ちょこっと肢が描かれています。
これらの動物にヒレをとってしまうと、まさにカギムシですね。
おそらくこれらの動物が陸上に進出したヒレは
退化したんでしょうね。
このヒレに
はディフェンスとしても呼吸のためにも、そして泳ぐにも、さまざまな用途に使われた。
オパビニアは完全な底生動物みたいな感じですが、
アノマロカリスは底生と遊泳の両方だったかも
アノマロカリス類にトゲのある奴。
これは十分にありえると思いますね。

>牛王さん
遊泳種、底生種、背中にトゲで防御するもの
などなどアノマロカリス類は多種多様にいたのかもしれません。
カンブリア紀はカギムシにいろんなバリエーションがあって
面白いことになるかも。

>ぱんてるさん
カナダのアノマロカリスは事実、肢がないか、見つかっていないので
遊泳性である可能性も十分にあります。

>鋼翼飛龍さん
多様化したエビというより、多様化したカギムシというイメージがあります。
カギムシの口とアノマロカリスの口はけっこう似ているのだとか。

>メタンさん
オパビニアは泳げなかったっぽいんですが、
アノマロカリスは立派なヒレがありますからね。
泳いだり、歩いたりして遊泳する獲物や底生の獲物など
なんでも捕らえる幅広い行動範囲をもっていたかも。

>のびるぞうさん
けっこう気持ち悪いアノマロカリスになりました。

>karukitiさん
化石からの情報だけでは、やはり真実までは
届かないかなと思います。これから、いろんな
可能性を考えて、ちょっとずつパズルを解いて
いくんでしょうね。
それと本のご購入ありがとうございます!

14 ■コメントありがとうございます!

>海洋芽鷹さん
ウミヤスデとはピッタリなネーミングですね。
メガラクネについては化石を見る限り、尾にあたる部分
が見当たらずクモにしか見えないんですね

>弐さん
そうです。彼らはカギムシの系統の生き物ですね。このカギムシから節足動物が現れたらしいですが、
今回のアノマロカリスは節足動物というより
カギムシのような姿にしました。

>メカ大好きさん
メールいただきました。内容が濃かったので
自分の頭の中で整理できず、返信できませんでした。
改めましてメールします。
今まで発見された化石種はあくまで氷山の一角に過ぎないと思っています。
これからも新たな古生物化石が発見が続くでしょう。

>小玉すいかさん
カンブリア紀の生物の復元は
いろいろと復元バリエーションが出てもいいのではないかと
思っています。
今回のアノマロカリスは復元が今までのイメージを
大きく覆す意味でもかなり面白いと思いました。

>マッコウクジラ雁ノ助さん
第2期は2話は見逃してしまったんですが、
バージェス動物みたいな古代ミミズとは
見てみたかったですね。

>manziさん
下向きの口は底生の生き物を捕食するために
あったともいえますね。

13 ■今も過去も

本、拝見しました~。(予約してカイマシタ)可能性って大事ですね。人による結論は、結果の後に来るべきに思い…真実は別物と考えるのが最善だと思っています。(表現って難しいッスネ…お許しヲ…)良い本ありがとうございました。特にロンギスクアマとオビラプに興味を感じます。

12 ■無題

イヤー!

11 ■無題

場合によって歩いたり泳いだりしてたんじゃないかなあ
逃げる時だけ泳ぐとか

10 ■私も牛王の意見に賛成です。

この様な動物は海底を這うタイプと遊泳タイプの他に両方が出来るタイプもいたかも知れない。

現在の動物に例えるなら多様化したエビだと言うイメージがするし…
(遊泳タイプのエビや歩行タイプのエビと両方が出来るタイプのエビとか…)

とにかく…化石としか残っていない動物の復元やイメージはとても難しいし、新種が出て来るたびに復元図を一新させてる様な気がするけどあれこれと想像をする幅が広がってしまうからとても楽しいと思っています。

まさに人類の想像力は凄いし時代を超えて永遠に続くから不滅に近いと改めて思いました。

9 ■ありえる

オパビニマニアJさんや牛王さんの意見、私も賛成です。

進化の仕方には色々なパターンが考えられますから、アノマロカリスに脚があって、海底匍匐生物だったとしてもおかしくないですが、すべてのアノマロカリスがそうだったとは言えないし、おそらく違うと思います。

8 ■アノマロカリス

アノマロカリスの姿が変わっても、面白いですね。

一口にエビって言ってもいろんな種がいるから、化石が見つかってないだけで水中を泳ぐ種と、海底を這う種がいたかもしれませんね。

7 ■肢が・・・

 私もここ数年アノマロカリス・オパビニアのグループ内に肢がある種があることが気になっていました。川崎さんの今度の本でも、オパビニアに肢が描かれていることに気がつきました(サイトのほうの絵にも以前から、描かれていましたっけ?)。
 オパビニアに肢があるという説は、数年前がら支持を広げているようで、いま私もそのような復元図を描いているところです。
 描きながら思ったのは、体側のヒレが確かにえらへ効率的に酸素を取り入れるためもあるでしょうが、もう1つ弱い腹部のディフェンスの目的があるような気がしています。アノマロカリスのような最強の肉食動物であっても、小型の肉食動物に腹部にもぐりこまれてしまうと、対処がしようのない形となります。

 
 これも描いていて思ったのですが、このグループに肢をつけてヒレをとってしまうと、カギムシの仲間(ハルキげニアを含めて)そっくりです。
 
 ただ、すべての種が歩行型であったとは思えません。 肢付きで復元されていたグループ内のパンプデルリオンやパラペイトイアなどの生物が元となって、後に肢を退化させた遊泳型のアノマロカリスがあらわれてきたのではと考えています。

 こんな系統のつながりが出てくると、背中にハルキげニアたちのようにトゲ状突起をもつ種も今後発見されるかもしれませんね。その姿は、まるで怪獣のアイデアにそのまま使えるような気がします。

6 ■無題

実際に過去にいけたとして、アノマロカリスがカギムシモドキだったら少しショックですね。
しかしありえると思います。あの頭の触手と下向きの口は
泳いで捕食するには使いにくいのではないか?って
思ってました。

5 ■プライミーバルで

プライミーバルの第2期の2話でも
先カンブリア時代の古代ミミズもこんな復元でしたね

4 ■うあっ、なんていうか

こんにちは。
「エボリューション」ってお馬鹿SF映画に出てくる
生物みたいです。。。。可愛いのか可愛くないのか
とっても微妙。。。
でも、どんどん現代人のイマジネーションを刺激してくれる様々な傍証が出てくると本当に面白いですねぇ。

3 ■古代生物は、神秘の宝庫。。。

>アノマロカリスの姿ががらりと変わって
>しまうかもしれない件について

こんにちは。
いいですね。こういう色々な説が出て来るのはワクワクします。
化石に残っているものだけから判断しているのですから、
発見されて間もない内には、間違いも有るかも知れません。

また、化石には残りにくい軟体動物や、化石として存在しているのだけど、
まだ発見されていない生物(地域限定版生物など)
とか、色々あるんだろうな…と思うと生物好きなのは、やめられません。

これからも生物についての記事紹介など、よろしくお願い致します。
川崎様に12月10日に挨拶メールを、お送りしました。

2 ■無題

こうしてみると現生のカギムシそっくりですね!

1 ■無題

ウミサソリならぬウミヤスデですね…。
つい最近復元ががらりと変わった古生物と言えば、
メガラプトルとメガラクネを連想します。

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