2008-12-17 02:02:34

ジュゴンとマナティー、そしてダイカイギュウ

テーマ:現代~哺乳類

海牛(カイギュウ)。


川崎悟司 オフィシャルブログ 古世界の住人 Powered by Ameba-ジュゴンとマナティー

現在、カイギュウ類には
海域のみ生息するジュゴン
海または淡水域に生息するマナティー がいる。


水中に進出した哺乳類としてはめずらしく植物食で
アマモやウミヒルモなどの「海草」を食べるという

「海草」といってもコンブやワカメなどの「海藻」ではない。
海草とはもともと地上に生えていた草が水中に適応した
海域に成育する種子植物である。


ジュゴンはほぼこの海草しか食べない偏食家だ!


そのためか
ジュゴンはアマモなどの海草類が分布する暖かい地域の浅海に
生息域が限られているのだ。


川崎悟司 オフィシャルブログ 古世界の住人 Powered by Ameba-カイギュウの分布図

淡水域に生息するマナティーの主食は「水草」
やはりこれも高等植物でありながら、二次的に水中生活をするようになった植物だ。

ジュゴンもマナティーもその生息域からわかるように
暖かい水域にのみ生息している
これはエサとして得られる海草や水草の量によるものなのだろう。


川崎悟司 オフィシャルブログ 古世界の住人 Powered by Ameba-だらしないジュゴン

食べる量も半端ではなく
寝ている時間を除く大半の時間は食事に費やすという
いわば、食っちゃ寝の生活で、

これといった天敵も運良くいないために能天気な生活をしているという


ジュゴンやマナティーは暖かい水域を好むが
近年では火力発電所の排水に群がるマナティーも観測されているという
グーグルマップにも
その様子が実際に映っている!


コチラ↓
http://maps.google.co.jp/maps?hl=ja&ie=UTF8&ll=26.764,-80.050313&spn=0.00102,0.001773&t=h&z=19


川崎悟司 オフィシャルブログ 古世界の住人 Powered by Ameba-温水好きマナティー

排水だろうが気にしない
かなりの温水好きであることが伺える。


しかし!


昔には

寒冷な海域にも生活の場を広げたカイギュウ類
いたという!


ジュゴンの仲間から派生したカイギュウで

ステラーダイカイギュウ などのダイカイギュウ類だ!
川崎悟司 オフィシャルブログ 古世界の住人 Powered by Ameba-ステラーダイカイギュウの大きさ

寒冷適応のためか、体のサイズは大きくなり、
かなりの脂肪量を蓄えた体つきになっている。


脂肪分の多い体にくわえ
体内には食べた海藻の発酵ガスにより
比重が軽くなりすぎて
海を潜ることができず、常に海面に背中をのぞかせたという!


川崎悟司 オフィシャルブログ 古世界の住人 Powered by Ameba-渡り鳥の休憩所


暖かい海に生息していたカイギュウ類が

あえて寒冷な海に生活の場を移したのは
世界の寒冷化が進み氷河期の時代が訪れるようになると

海草の分布域である暖海が狭まったからだ

そして
コンブなどの海藻が増えたため、
海草から海藻へと食性をシフトさせたのだ
海藻は寒冷な海域にもあるので
寒冷な海域に進出したわけだ。


川崎悟司 オフィシャルブログ 古世界の住人 Powered by Ameba-カイギュウ類の歴史
          ↑カイギュウ類の進化と分布域の拡がり


しかし
氷河期も終焉の時、この頃の気候の変化で
マンモスが絶滅したように
ダイカイギュウ類も同じくして
ステラーダイカイギュウを除く種は
有史以前に絶滅している。

最後のダイカイギュウ類のステラーダイカイギュウは
人間の乱獲により
1768年が最後の記録となったという。


ステラーダイカイギュウの絶滅については
当ブログの過去記事
「ベーリング海の悲劇」


暖かい水域にこだわり続けたジュゴンとマナティーが

生き残った結果となった。


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コメント

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21 ■曼珠沙華さん

排水で水質は悪そうに思うんですが、
グーグルマップではっきりと集まっている所
写ってますからね。

ステラーカイギュウは人間に発見される前から
生息数は知れていたみたいで絶滅危惧種だった
ことは明らかなようです。
人間がとどめをさしたというか
絶滅への時間を縮めたにすぎないと思います。

20 ■無題

排水って・・・体に悪くないんですかね?
しかし発見されてから100年もたたないうちに滅びたステラーダイカイギュウのことを考えると人間という種の恐ろしさを改めて実感しますが、いくらなんでもここまで滅びるスピードが速いところからしてステラーダイカイギュウって元々あまり数の多い種ではなかったのですかね?

19 ■コメントありがとうございます!

manziさん>
人類すべての人が裕福にならないと
この問題は解決しないものと思います。
でもステラーダイカイギュウの話は
ちょっと酷いようにも思うんですが、
今の時代に絶滅危惧種だったら手厚く保護されて
いたでしょうね。
やっぱり運が悪い。

fkmildさん>
カイギュウは水草とともにあり、という感じで
やっぱり陸上にいたときの名残に思います。

takaさん>
人類は隕石衝突みたいなものかもしれませんね。
生物史において、人類の短期間での爆発的な繁栄は
隕石衝突よりもインパクトがあるのかもしれません。

さくさん>
カイギュウがサメやシャチに襲われるというのは
聞きませんね。
シャチに関してはカイギュウは捕食対象になってないかもしれませんが
サメの場合はどうなんでしょうね。
確かに不思議です。

18 ■無題

しかし不思議ですね
こんな無防備そうな生き物をシャチやサメが襲ったりしないんでしょうかね?

17 ■むぅ・・・

適応して進化した結果次の変化に対応できず、さらに人間の脅威・・・皮肉なものですね
恐竜も進化しすぎて変化できなくなりつつあった種であると言う説も未だに根強いですね。隕石は止めの一発であったに過ぎないとか・・・
ダイカイギュウの場合は人間が止めの一撃?そこにはまた疑問が浮上する・・・

16 ■無題

面白いですね。
カイギュウが水草しか食べないのは、やはり陸上にいた時の名残なのでしょうかね。

15 ■人間とは・・

ダイカイギュウはあまりに無防備な生き物ですね
だからといって滅んで当然とはいいませんが
運が悪かった、というしかないですね
今でも熱帯雨林伐採など、似たようなことが続けられて、でもとめるすべはない。
現地の人からすれば生きる糧ですしね。
日本人も、関わってるわけですね

14 ■コメントありがとうございます!

小玉すいかさん>
なんと!戦時中にジュゴンを食べた人がいたとは。
たしかに今は禁止されていますが、
カイギュウ類は昔はよく食べられたと
聞きますし、けっこう美味しかったかも。

羊さん>
ダイカイギュウはジュゴンと違い
歯の消失、前肢の指の退化していることから
「ダイカイギュウ科」として、1科を立てて
ジュゴン類と分ける説もあるそうです。

科博のコンドワナの恐竜展も記事に取り上げたいと思っております

とくさん>
脂が多くあっておいしいかも

haseさん>
ダイカイギュウに限らず
無抵抗なものに危害を一方的にくわえることは
胸がいたくなります。

海洋芽鷹さん>
火力発電の排水の影響で、見られないはずの
ナルトビエイが見られるというようなニュースを
耳にしたことあります。
地球温暖化で日本の海にジュゴンが見られる
日が近いかも。

エルムガイさん>
ダイカイギュウ類の化石は日本でたくさん発掘されてるそうです。
特に北海道にたくさん出るらしいです。

箱ミネコさん>
アマモの海帰化を追って海に生活するように
なった海牛って
かなりのこだわりようですね。
ジュゴンやマナティーはそのまんまキャラクター
になりそうな姿をしていて可愛いです。

Ratさん>
浅海に生息していたので、人間でも狩りを容易だったかもしれません。
大昔の人にとってかなり重要なタンパク源だったと思いますよ。

Ayumi☆さん>
ステラーカイギュウの背中に鳥がとまっている
復元図はけっこう見受けられたので
ステラーカイギュウの背中は渡りの休憩ポイントになったのではと
勝手に想像しています。

13 ■わたしからもきょうりゅうさんのきじをおねがいします。゚*゚

羊さんとおなじく

ぜひ来年開催予定の
きょうりゅうさんの記事を
よろしくおねがいします!(^-^)/

来年たのしみですねー☆*。゚

12 ■追伸

昨日僕が紹介したニュースの更に詳しい記事を幾つか見つけました。↓
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/science-technology/2551148/3621518
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2414798&expand
http://en.wikipedia.org/wiki/Austroraptor
http://journals.royalsociety.org/content/90n26424nr722374/fulltext.pdf
勿論、今回発見された新種の恐竜のイラストと記事を楽しみにしてます。(。-人-。)

こんなニュースも見つけましたよ。↓
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/science-technology/2550714/3619476
http://www.dino-pantheon.com/
http://www.dino-paradise.com/j/
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2008121801&expand

あ、後、以前お知らせした、来年の科博の恐竜展の公式サイトがオープンしてます。↓
http://dino2009.jp/
目玉は予想通り、世界初公開となるマプサウルスの親子の全身骨格であるそうです。また、マプサウルスの他にも、ニジェールサウルスやマシャカリサウルス(Maxakalisaurus topai)と言うブラジルの竜脚類なども展示されるとか。個人的には、南半球の巨大竜脚類各種も目玉にして欲しかったと思います。
後、まだまだ気が早いようですが、この恐竜展の特集記事もお願いできないでしょうか?(。-人-。)このページも見て下さいね。↓
http://allatanys.jp/D003

11 ■とてもおおきなステラーダイカイギュウさん。*゚。

ジュゴンさんとマナティーさんのこと!

テレビなどで姿を見ましても
わたしは未知な部分がありましたので
とても勉強になりました(^ー^)

ステラーダイカイギュウさん!
とてもビッグサイズだったのですね
絶滅してしまい残念です
今も生きていたら・・・どのような姿をみせてくれるのでしょう!

イラストにもありましたが
おおきなからだのうえに
トリさんたちがお休みしていたかもしれませんねー。*゚イラストかわいいー゚。*゚

分布図もわかりやすくて よかったですよ!

10 ■ダイカイギュウ

ダイカイギュウ亜科の化石は日本でも沢山出てますからわりと身近ですね。もしかしたらわれわれの先祖があまりの美味さに食べ尽くしてしまったのかも・・・ そう考えるとステラーダイカイギュウもその流れの最後でしかないのかもしれません。(もちろんアレはやりすぎだと思いますけどね)

9 ■ジュッーゴーン!!

大好きです★
はじめはなんかアレでしたが(笑)
見慣れるとアマモをはむ口元がキュートでいかれました♪

この記事を読んでふと、
偏食の海牛はアマモの海帰化を追って
海に踏み込んだのでは?
なんて考えちゃいました。

それにしてもイラストのなんと素晴らしいこと!
ジュゴン、マナティのかわいらしさが
余すことなく描ききられていて

感激★

8 ■分布図を見てみると・・

ダイカイギュウの分布地って、日本近海だったんですね!!
もしかして、日本でもダイカイギュウが見れたかもしれないんですかね?いやあ、驚きましたw
それと、偶然ですが、こちらの記事が投稿される少し前に、何故かステラーダイカイギュウの記事読んでました。
以前読んだとき、かばうコマンドしかないダイカイギュウに笑ってたのを思い出してましたね。

7 ■なんでしょうかね?

山田一雄←この被害妄想野郎は?この名前で検索したら、見事にヒット。ブログ先でも被害妄想は止めてもらいたいと言われる始末。
このような人間は、無視しましょう。
新手の荒らしとしか思えませんね。

6 ■無題

昔メダカを飼っていた時に、「ウォーターレタス」と言う浮き草をメダカの水槽に入れてたんですが、
あっという間に増えるんで驚きました。
でもマナティーの主食と聞いたら納得しました。

日本でも排水溝の近くでは、スズキが活発だったり、寒いのが苦手な死滅回遊魚のロウニンアジが冬を越せたりしますね。

カイギュウってクジラの次に大きな哺乳類だったんですね…
本当に絶滅させたのが惜しくなる生き物ですね…
今も生き延びれていればシロクマ、ペンギン、ハクチョウとともに温暖化を訴える動物にたとえられたんでしょうね。

5 ■無題

私の見てるサイトや個人的な事を勝手に調査・盗聴して記事を書くのはやめてもらおう。あなた達のやっている事は立派な犯罪行為である。心無い赤の他人に私生活や見てるサイトを四六時中覗き見られるよう生活がいかに腹立たしく重い精神負担か分かるだろうか?今このような問題が分かる弁護士を探している所である。

4 ■無題

ベーリング海の悲劇は何度見ても胸が痛くなりますね。

3 ■う=

やわらかくておいしそうだからねい。おいしいと滅びる!

2 ■この記事のイラストもいいですね

またまた面白い記事を見せて頂きました。☆-( ^-゚)v
この記事のイラストも実に味があっていいですね(笑)。( ´艸`)後、ステラーカイギュウのイラストはでっぷりとして重量感のあるイラストですね。
これからも近年の絶滅動物各種に関する記事を密かに楽しみにしてます。

ところで、この記事の中に「ダイカイギュウ亜科(ステラーカイギュウ亜科)」が「ダイカイギュウ科」になっている箇所があります。

余談ですが、気になるニュースを一つ見つけました。↓
http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPJAPAN-35491620081217
http://www.reuters.com/article/scienceNews/idUSTRE4BG0AA20081217
このニュースの詳細が気になります。

1 ■沖縄のジュゴン

私の一族に、戦時中ジュゴンを食べた方が
いらっしゃいました。
臭みも無くて美味しかったですって。
その話しを聞いて育ったので、ついつい
水族園などでお目に掛かると
「美味しいのかぁ~。」と眺めてしまいます。
ごめんね。海牛達。

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