2008-05-12 01:37:11

カモノハシは超雑種!

テーマ:現代~哺乳類

カモノハシ 学名(Ornithorhynchus anatinus )


カモノハシ

オーストラリアに生息する原始的な哺乳類。
体毛で覆われ、母乳を与えて子供を育てるところは哺乳類だが、
哺乳類には見られないアヒルなど鳥類のようなクチバシを持ち、
爬虫類や鳥類と同じく卵を産むという世界で最も奇妙な哺乳類だ!


日本、イギリス、アメリカ、オーストラリアの研究員ら約100人
でつくる国際チームが
カモノハシのメスの遺伝子を調べたところによると
カモノハシの遺伝子も

哺乳類、鳥類、爬虫類の遺伝子の寄せ集め的
動物であることがわかったという!


5月8日asahi.com
http://www.asahi.com/science/update/0509/TKY200805090094.html


つまり、外面のみならず、内面的にも
「哺乳類+鳥類+爬虫類」という
とことん変り種の
とんでもないキメラ動物ということになる!


■カモノハシの哺乳類的なところ■

 まずはカモノハシは母乳をつくる遺伝子があり、
 これは哺乳類の特徴である。


カモノハシの授乳

 子供をお乳を飲まして育てるわけだが、
 「乳首」がないので
 腹部の乳腺から染み出て毛をつたって
 流れる母乳を
 子供が舐めるという
 おそらく原始的な授乳方法だ!


■カモノハシの爬虫類的なところ■

カモノハシ(オス)の後足の踵(かかと)には
蹴爪が鋭く発達しており、そこから
毒を出すことができるのだという。


カモノハシの毒腺

その毒の強さはイヌをも倒すほど、
人間でも死亡例があるとか。

そんなカモノハシの毒は
ヘビなどの爬虫類と同じタンパク質からできている

のだという!



■カモノハシの鳥類的なところ■
 人間の性を決定付ける性染色体
 1ペアの2本である。
 しかし、
 カモノハシの性染色体はなんと!
 5ペアの10本もあるのだという!


ヒトの性染色体

    SRYとは・・・(Sex-determining Region on the Y chromosome)精巣決定因子


カモノハシの性染色体

 
 さらに!
 そのうちのX染色体のなかでも最も短い「X5」には
 鳥類の性染色体の「ZZ/ZW型」で性決定をするとされる
 「DMRT1遺伝子」が絡んでいるのだという。
 鳥類などの性に関わる染色体に似た構造

 カモノハシはもっているというわけだ!

 しかし、それが性の決定など、どう影響しているのかは謎だ!



カモノハシ関連の系統図
 


哺乳類が鳥類や爬虫類との共通祖先から分かれたのは
3億1500万年前。その頃から、カモノハシにつながる祖先は
鳥類や爬虫類の特徴を持ち続けたと考えられており、

「カモノハシのゲノムと他のほ乳類のゲノムを比較すれば、
進化の過程でも変わることなく保存されてきた遺伝子の
研究が可能になるだろう」

研究チームの一人、米ワシントン大学のリチャード・ウィルソンは
話している。
また、
英オックスフォード大学のクリス・ポンティング教授は
「カモノハシは、ヒトなどのほ乳類がどのように誕生したか
を解明する課程での『ミッシング・リンク(失われた環)』だ」

と説明。
「ほ乳類が卵から生まれ、母乳を飲んで育っていた時代へ
われわれを導くチケットなのだ」

カモノハシのゲノム解読の重要性を強調している。


まさに進化の生き証人である!




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21 ■羊さん

フクロオオカミのニュースどうもです。
フクロオオカミに限らず、
近年絶滅動物には物語り性があるので
ブログとして取り上げたいと
おもっています。

そういえば、鹿児島の喜界島にも絶滅したと
おもわれたダイトウウグイスの発見の
ニュースもでましたね。
http://www.47news.jp/CN/200805/CN2008052101000725.html

20 ■気になるニュース

いい記事のネタになりそうな、絶滅動物に関するニュースを一つ紹介したいと思います。
「絶滅種の遺伝子、マウス使い再生=フクロオオカミで成功-豪大学」
http://www.dino-paradise.com/j/
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2008052000850
http://sankei.jp.msn.com/world/asia/080520/asi0805201959003-n1.htm
http://www.technobahn.com/news/2008/200805201748.html
http://wiredvision.jp/news/200805/2008052123.html
オーストラリアのメルボルン大学などがフクロオオカミの遺伝子を標本から取り出し、生きたマウスの胚の体内で再生させる事に成功したと発表したそうです。絶滅動物の遺伝子を別の生きている動物で機能させたのは世界初だとか。

フクロオオカミの絶滅の物語も交えて、このニュースを取り上げて欲しいと思います。記事の参考になりそうなページを紹介します。↓
http://en.wikipedia.org/wiki/Thylacine

話は変わりますが、こんな古生物に関するニュースも見つけましたよ。↓
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/science-technology/2394122/2950711
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/sapporo/93850.html

後、こんなイベントの情報も紹介します。↓
http://www.kmnh.jp/news/detail.php?seri=70

19 ■コメントありがとうございます!

グリンゴさん>
カモノハシの例のように、今のUMAも
実在して認知されれば面白いですね。

ふにゃ~さん>
そうですね。単弓類、双弓類が分化する前の遺伝子が
ず~っとそのまま受け継がれたのが
カモノハシなんですね。
カモノハシ以後に現れた哺乳類から
結構激しく遺伝子とかが変わっていったのでは
ないかとおもいます。

海洋芽鷹さん>
遺伝子的に見たらカモノハシは
哺乳類型爬虫類とさほど変わりがないの
かもしれません。
でも意外だったなぁ。

18 ■無題

これは驚きですが、僕はヤツメウナギがアゴの無い魚の生き残りのように、
カモノハシは哺乳類型爬虫類の生き残りだと思うんですよ…。

17 ■無題

進化の過程から考えると「雑種」と言うよりは
単弓類と双弓類が未分化の頃の遺伝子を
まだ持っていると言う方が正確なんでしょうね
元はみんな遺伝子持っていたけど
他の生き物は使う遺伝子は強く特徴的に発現して
使わないのは無くしてしまったと

どちらにせよとてつもなく貴重な生き物ですな
プロキノスクスとかも恐竜以前からカモノハシと似たような生活をしていたわけで
生態系でこういう生活をする哺乳類の歴史は古く
その分、安定しているのかもしれません

16 ■無題

初めてコメント入れさせていただきます。
> 未確認動物(UMA)として紹介されても
> かなりのインパクトがあり、こんなヤツいないだろうという
> 意見が多いでしょうね。

まさにこちらのサイトに書かれている通りですね。
http://homepage3.nifty.com/Daiou3/kamonohasi.html

15 ■コメントありがとうございます!

箱ミネコさん>
ツチノコはおそらく爬虫類とおもいます。
やはりヘビの仲間?
ベタに挙動不審に行動すると誰かに
怪しまれるので、堂々といってきてくださ~い(笑)

りゅうさん>
カモノハシの進化の歴史も意外に長かったのも
驚きました。
もう恐竜時代からいたんですね。生きた化石です!

takaさん>
もう、ヤバいくらい天然キメラです!
毒はオスにあるそうですが、
子供の頃はオスにもメスにもあるようです。
人間の致死量に至るほどの強い毒では
ないそうですが、死亡例はあるそうなので
あなどってはいけません。

unoさん>
新種として発見されれば、かなりの話題になるのはまちがいないでしょう。
仮に未発見動物だとして
未確認動物(UMA)として紹介されても
かなりのインパクトがあり、こんなヤツいないだろうという
意見が多いでしょうね。

14 ■無題

表現しにくいですけど、コイツが新種として発見されたとしたら、ネッシー以上の大発見ですよね。

13 ■前々から・・・

変な奴だとは思っていましたが、外見だけではなく遺伝子までごちゃ混ぜとは・・・
天然キメラか、こやつは
しかし毒があるとは思ってませんでした。意外と怖い生き物ですね。

12 ■驚きました

憶測の域を出ませんが、今まで考えられている以上に系統的に古い位置にいるのかもしれませんね。

この記事からは原始的な哺乳類というより、むしろ単弓類、双弓類に分岐する前の有羊膜類の基幹生物に近い印象を受けました。

11 ■目を覚ますための散歩が…

白昼夢に!(爆)
しかしツチノコっては虫類なのでしょうか?
今からリュックに網を潜ませて
挙動不審で行ってきまーす(笑)

10 ■コメントありがとうございます!

mmryokiさん>
ハムスターサイズのカモノハシですね。
その小さなかけらから
肥大化した神経などが通る下顎管がカモノハシの特徴があったということですかね。

箱ミネコさん>
私も散歩は気分転換によくするのですが
なんと!毎朝の散歩コースがツチノコ目撃地帯なんて
毎朝、夢があって羨ましい限りですな!

9 ■前から怪しいと思っていました(笑)

カモノハシ!
寄せ集めにも程がある?(違)
そう言えば子育てをする生物は
人に馴れやすいと聞きましたが
カモノハシもそうなのかしら?
oldworldさんのイラストの力かもしれませんが
よく見ると結構…可愛いよね…

毒あるけど!!(笑)

それからキメラ生物関連ですが
ツチノコ(笑)
ウチの近所の河原遊歩道にやたらに「ヘビ注意!!」の看板があると思ったら

ツチノコ目撃地帯なんですって!!(驚)
毎朝の散歩コースなのでこれから必死で
さ…探してみますっ恐いけどっ!!

8 ■1億1500万年前の化石

1億1500万年前の化石はカモノハシ
http://www.sciencedaily.com/releases/2005/02/050212203647.htm

いつも思うが、よくこんな小さなかけらから同定できるのか、と感心してしまう

しかし、5組の遺伝子で性決定がなされるとは
5組とも揃わなかったら何が起きるんだろうか?

7 ■コメントありがとうございます!

まだらイノシシさん>
トゲネズミの記事を拝読させていただきました~。
Y染色体がないのでSRY遺伝子がないということですが、
そこからオスが生まれるというのは
完全に謎ですね。
オス決定因子は他にまだあるのかな。

☆ロン★彡さん>
生物の繁殖って、基本は卵生で
そのなかで胎生になる種が出てくるって感じですかね。
サメでも卵生と胎生がいますし、
哺乳類は胎生の道を極めたグループだと思います。

進化論が間違っているのかも・・・さん>
インテリジェントデザイン説ですか。
まえにもそんな話題がコメントされていたような。

羊さん>
そういえば、ゆうたろうが家にやってきて1年が
たちますね。早いものです。
あいかわらず、元気にやっております!

hikamiさん>
確かに有羊膜類という大きなグループの中で見れば、
獣亜綱は変り種のグループですね。
単孔類と他の哺乳類が分岐したのは2億年以上前ですか。
まぁ、どちらも推定の域だとおもうので、
なんともいえないですね。

がてうさん>
最近ではよく分子生物学による分類が進歩して
ずいぶんと系統図も変りつつあると思います。
まえにもコウモリとウマが近縁ということで、
ペガサスにちなんだ分類群が提案されていましたね。
その時の記事↓
http://oldworld.ameblo.jp/oldworld/entry-10014095949.html

6 ■分子生物学による分類學の進歩

細菌や原生動物などの微生物の分類や株の研究に遺伝子解析などの分子生物学の実験手法が大いに用いられてその進歩に役立ったのですが、いずれ目に見える動物でも大いに用いられるだろうと思ったら、案の定。

5 ■無題

これはまた興味深い記事。
でも、鳥類は爬虫類と単系統な訳で……
有羊膜類としては、獣亜綱(獣形類?)以降の方が変わり者なのかもしれませんね。
↓こちらの記事では、単孔類が他の哺乳類と分岐したのは2億3100~2億1700万年前と推定されてる様です。
http://www2.tba.t-com.ne.jp/nakada/takashi/scripts/evol.html#060516

4 ■いろいろ

ちょこっと興味深い記事を見せて頂きました。☆-( ^-゚)vこれからも面白いニュースについての記事を楽しみにしてますよ。

絶滅した単孔類のイラストでは、史上最大の単孔類であるジャイアントミユビハリモグラ(Zaglossus hacketti)のイラストを密かに期待してます。このページも見て下さいね。↓
http://en.wikipedia.org/wiki/Zaglossus_hacketti
http://en.wikipedia.org/wiki/Largest_organism#Mammals

話が逸れますが、こんなニュースを見つけました。如何でしょうか?↓
http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2388871/2911309
http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2389295/2915435
http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2389739/2916466
http://www.gizmodo.jp/2008/05/winter.html
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080512-00000252-reu-int
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/20660

あ、今月でゆうたろうが川崎さんのお宅にやって来て丁度1年になりますね。無論、近況報告も楽しみにしてますよ。

3 ■無題

ID説もまじめに検討したほうがいいかもしれませんね

2 ■卵胎生の生物

魚や爬虫類にも居ますが
まっすぐ進化したのか
紆余曲折あったのか
ミッシングリングって謎だらけですね。
鳥は重さの問題で胎生が居ないのか
それとも
逃げ足が速い物だけが生き残ったのかな
って事も 想像すると面白いです。

1 ■お久し振りです。

カモノハシって遺伝子的にもそんな珍奇な生き物でしたか…。他の現生哺乳類との共通祖先とはキノドンから分かれたか分かれてないかという辺りまで遡りそうな勢いなんですね。色んな意味で貴重な動物です。あのクチバシはキュートです。
爬虫類との共通点が有る、位なら系統的に分からなくもないですが、全然別系統の鳥類とも遺伝的な類似点が有るとは…。
何か性決定因子の妙な哺乳類って事でトゲネズミを思い出しました。コイツの事もまた記事にして頂けると嬉しいです。

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