2008-04-22 01:08:46

国内最大の古代ゾウ~ミエゾウ

テーマ:ニュース関係

大分県宇佐市安心院町の深見川右岸、
350万年前の地層から古代ゾウの一種
「ミエゾウ(三重象)」(学名 Stegodon miensis

呼ばれる古代ゾウの切歯。
いわゆる牙が発見されたそうだ!

(三重県で臼歯が初めて発見されたから三重象。)


西日本新聞 2008年4月16日

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/16719


ミエゾウとはマンモスナウマンゾウ より
古い時代に生きたステゴドンという仲間に属する。


ステゴドン  属名(Stegodon


ステゴドン

ステゴドンにもたくさんの種がいて、大陸に住む巨大なガネーシャ象(後ろ)

と日本で小さくなったアケボノ象(前)などいた。


発見された牙(切歯)は人の背丈ほどの長さ156cmにもおよび、
直径16cmもある太さだ!

しかし、この長さは欠けて残った部分の長さだ!
根元が50cm、先端が100cmも欠けていると見られ、
実際には3mの長大な牙になるのだという!


この長大な牙が物語るように
ミエゾウは体長7m体重では10トンという
アフリカゾウ を凌ぐ巨大なゾウなのだ!


これは
国内では最大の古代ゾウ・・・、


いや、国内史上最大の陸生哺乳動物になるのだ!


ミエゾウを含むステゴドンの牙の特徴は
マンモスのように湾曲しておらず、
ややまっすぐストレートに伸びている
3mをも越えようかという牙がストレートに伸びているのは
かなりのインパクト大だ!


その極めつけは
第三紀鮮新世(400~300万年前)の中国で
生息していたというコイツだ!


黄河象(コウガゾウ)学名(Stegodon huanghoensis )


コウガゾウ

ミエゾウともっとも近いとされる古代ゾウ。
コイツはミエゾウより巨大なゾウで、
軽々と体長7mを越えるという!

そして何といっても
牙と牙の間隔はかなり狭く、
その間に長い鼻を通すことができなかったという
一風変ったゾウなのだ!


つまり
水を飲む時も
食べ物を鼻で掴んで口へ運び食べる時も
牙の横から鼻を伸ばさなければならないという
ちょっぴり面倒?なことになっている。


ミエゾウもコウガゾウを参考に復元されており、
そのコウガゾウのような古代ゾウだったかもしれない。


コウガゾウの牙は滑り台

ちなみに
今回、ミエゾウの牙の化石が発見された
大分県宇佐市安心院町では
2004年に
幅100cm、長さ80cmの完全な頭骨化石も
発見されている。


共同通信2004年11月17日「ミエゾウの頭骨、完全出土」
http://www.47news.jp/CN/200411/CN2004111701003335.html


コメント

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1 ■安心院は

アジムと読みます。

350万年前とはいえ、おおよそ巨大象には向いてない地形だと思いますけど、どうやって暮らしたんでしょうねw

特に大分って岩山だらけだし。

2 ■前歯が伸びたのかな?

黄河象、
シエーおフランスざんす-(笑)

シベリアのマンモスは寒さで滅んだとかいう説もありますが、
日本のステゴドンはどうしていなくなっちゃったんだろう?
島国に適応してどんどんミニ象になってたら可愛かったのに…(そーゆー問題か?)

3 ■(タイトルなし)

黄河ゾウの左右が密着した牙が、全てのステゴドンの共通事項の如く記されている古い文献(「哺乳類の時代」B.クルテン著…因みに同著では「左右密着した牙はオスに特有の特徴である」等と記されています)を持っていますが、全てのステゴドンが斯様な牙を持っていた訳では無いのですね。
然し、まるで1本の牙のように機能しそうなこの牙、何に使ってたのでしょうか。
まさかイッカクのようにタスキングでもしてたのでしょうかねぇ?

そう言えば話は変わりますが、バリテリウムのイラストも拝見させて頂きました。国内の古代哺乳類の本では殆どと言って良いほど復元図を見る事の出来ない動物ですよね(実吉達郎センセイ曰く「見つかっているのは不完全な頭骨とごく僅かな部分骨格のみ」ですから復元が難しいのだと思われますが)。まともな復元図が皆無に近い昨今、川崎さんの起こした復元図が稀少になるかもしれませんね。

4 ■面白い記事ですね

またこのブログに遊びに来ます。
僕が掲示板で紹介したニュースについての記事を見せて頂きました。☆-( ^-゚)v実に面白い記事ですね。特に自分の牙を滑り台にするコウガゾウのイラストはほのぼのして味がありますね(笑)。( ´艸`)

個人的には、国内史上最大の陸生哺乳類はステップマンモスであると思います。以前、「よみがえるマンモス展」で日本から見つかったステップマンモスの化石を見た事があります。

話は変わりますが、パラケラテリウムを凌ぐ史上最大の陸生哺乳類とも言われている松花江マンモスのイラストを楽しみにしてます。後、巨大動物列伝の日本編(「鳥羽竜」や「丹波竜」、メガロドン、ステップマンモス、ステラーカイギュウなど)も密かに期待してます。o(゜∇゜*o)(o*゜∇゜)o~♪このページも見て下さいね。↓
http://blog.goo.ne.jp/saberpanther/e/0c406f2197b1eb720d41f6486c9f6855
http://blog.goo.ne.jp/saberpanther/e/3419054ed9d4fd46e82d0cb9dac3bbc6
http://en.wikipedia.org/wiki/Mammuthus_sungari

5 ■見栄を張るゾウ

黄河象の牙ってホント、何故にこんなふうになっちゃったんでしょうね。
で、イラストを見ると何か困ってるように見えます。

6 ■滑り台を滑っているのは?

黄河像、見た目は不便そうですが、これも進化の面白いところですね。
多分、最初はいわゆる“奇形”の様な感じで生じた者が、生存上それほど不利という訳ではなかったので生き延びて子孫を残したのだと推測しますが……。
ところで滑り台のイラストがいいなと思うのですが、滑っている動物は何でしょうか?
見た感じ、ライオンの子どもみたいに見えますが、ネコ科動物でしょうか?

7 ■ミエゾウ

ミエゾウと聞いて、ミエミエの言い訳をしてる象を想像してしまいました(^_^;)
三重県で見つかったから三重象なんですね!

日本にもこんなのがいたとは、やはり恐竜の時代に比べて新生代の知識に乏しい自分を認識しました。

黄河象のイラスト、最高ですね。滑っている動物、私はビーバーかと思いましたが、考えてみると中国にビーバーっていたのかな?

ステゴドン類の牙がほとんどまっすぐに伸びてるのはなぜなのかが不思議です。
なんか、取り回しに不便そうです。
もっとも、だから現代の象のように、だんだん丸まっていったのかもしれませんが。

8 ■無題

いつも楽しく拝見させていただいてます。
昔は日本にも巨大なゾウがいたなんて、現代の日本を見てるととても想像ができませんね~。どうしていなくなってしまったんでしょうか……ゾウはとても好きなので余計に残念です・°・(ノД`)・°・。

9 ■コメントありがとうございます!

のびるぞうさん>
アジムと読むのですか。知らなければ
絶対に読めませんね。
これだけの巨大ゾウなら、かなり広い開けた土地
じゃないと生息は難しいですね。

箱ミネコさん>
実は大陸からやってきたミエゾウなどの巨大ゾウから
島国に適応した体の小さなアケボノ象になった
という説もあるそうです。
どちらも同じステゴドン属。

蝦夷熊猫さん>
牙はやはり土を掘り起こして地下茎などを
むさぼり食ったのではないかと思っています。
オス特有の特徴であるなら、オス同士の闘争用。
ってありがちなことしか思いつかない。

羊さん>
なんと、日本にもステップマンモスがいましたか。
ならこいつが史上最大ですね。

がてうさん>
下顎が伸びたプラディベロドンのように
牙をつかって土を掘り起こして植物の根を
食べたんじゃないかとおもっています。

ゲジゲジさん>
大阪自然史博物館の黄河象の頭骨を
見ましたが、その長い真っ直ぐに伸びた牙を
みて、滑り台を連想しました。
滑っている動物は特にこれといった動物は
ないです。あえて言うならネズミ系の動物です。

ぱんてるさん>
私は見栄っ張りな象を想像しました。
この間隔の狭い真っ直ぐに伸びた牙は
確かに不便そうですね。
慣れれば、それほどでもないかもしれませんが。

ケロゲロスさん>
日本に巨大な象がいた時代は亜熱帯の気候だったと
いわれています。
やはり気候の変化で植生も変っていき、
その環境変化でいなくなったのではないかと
思っています。

10 ■見栄っ張りな象

>私は見栄っ張りな象を想像しました

私の友人も、同じことを考えたそうです。
このHPを見せてやったら、どうせなら、ミエッパリ象のイラスト見たかったと言ってました。

私も見たいです(^^;)

11 ■ぱんてるさん

やはり同じこと考えてた人はいましたか!
ミエッパリ象のイラストを
この記事に追加しようかな。

12 ■熱望!

>ミエッパリ象のイラストをこの記事に追加しようかな

是非見たいです。

13 ■3m×2の長槍

四月馬鹿企画のギガントケラ君の設定(?)が
3メートルの巨大角でしょ・・・それが二本ですか
それも突き刺しやすい正面向きで
ゾウさん7m、トリケラ12mっても
角竜はその体長の半分近くが大きな頭と長い尻尾なわけで・・・

実際には絶対になかったシチュでしょうが
こりゃティラノに対峙しても撃退しそうですな

古代ゾウ陸上最強生物説・・・!?

14 ■こ、怖いぞ。ミエゾウ

アフリカゾウより大きいゾウって・・・。しかもマンモスのキバのように、巻いているキバじゃない、まっすぐでほぼ2本がまとまってるキバ!
もう、怖い者なしですね・・・。おお怖い!

15 ■コメントありがとうございます!

ふにゃ~さん>
この牙を武器として用いたなら
ほぼ槍ですから、かなりのリーチもあって
かなり強力ですね。
もう本体に近寄ることさえできないって感じです。

キノコさん>
ミエゾウってあまり知らなかったんですが
これが日本にいたなんて驚きですね。
アフリカゾウを凌ぐその巨体に
巨大槍の強力な牙、
いったいどんな強力な捕食者がいたのか、
いや、本当に怖い者なしだったかもしれません。

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