2007-08-01 23:21:59

最強動物列伝~シルル紀編~

テーマ:動物、古生物うんちく

最強動物列伝~オルドビス紀編~

の続き、次の時代は・・・。


■古生代シルル紀■

4億4300万年前~4億1700万年前。


前の時代、オルドビス紀は寒冷な時代であり、

南半球の巨大大陸コンドワナには分厚い氷床があった。


シルル紀に入り、世界は温暖な気候に、そして安定していった・・・。
シルル紀の河川  

それにより、分厚い氷床は溶けはじめ、

生物がいない荒涼とした大地に

たくさんの「川」が流れたはじめたという。

そして海の水位が上昇し、

浅海や汽水域が広がった。


シルル紀の生物の舞台は

海から川へ広がっていく

そして、

実にはじめて陸上に進出を果たした

生物もこの時代だ!


クックソニアクックソニア  

川の水辺で

最初に上陸を果たしたという植物。


そして

動物たちも植物に続いて

海域から汽水域、そして淡水域へと

生息の場を広げていったという!


そしてこれらの生息域を網羅し、繁栄したグループがいる!


ウミサソリ(広翼類)だ!!

系統的にはカブトガニに近いとされ、

あとはクモやサソリにも近い節足動物だ!

いろいろなウミサソリ  

その生息域によって体の形態も様々で

ユーリプテルス のような遊泳型、

スティロヌルス のような歩行型などがいたようだ!

なんでも

ウミサソリの中には陸上を歩いた種もいたと

いわれ、それを示唆する足跡化石も見つかっているのだとか!

ということは最初の陸生動物はウミサソリになる!!


実にウミサソリの生息域は多義にわたり、

そして

どんなところでも強力な捕食者として存在する

最大勢力だったのだ!


そんなウミサソリのなかでも

もっとも存在感のあるものは・・・


やはりコイツだ!


プテリゴートゥス  属名(Pterygotus 
プテリゴートス  

その大きさは、大きなもので

全長は230cmはあったという!!

そして、他のウミサソリにない

ペンチのような巨大なハサミを

持っているということは

大きな獲物を捕らえることを意味しているのだ!


サソリやクモに近いとされるウミサソリ。

こいつらを「虫」と呼ぶならば、

このプテリゴートゥスは

人間の大きさをはるかに凌ぐ

常識はずれの巨大な虫

まさに「蟲王」である!

次はデボン紀最強動物 へ!

コメント

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1 ■僕の予想が・・・

僕の予想が見事に的中しました。(^∇^)

サソリ絡みで、興味深い古生物を二つ紹介します。
この記事の主役であるプテリゴートゥスと同じシルル紀の海に生息していたブロントスコルピオ(Brontoscorpio anglicus)は史上最大のサソリで、体長は約1mにもなったそうです。また、石炭紀のヨーロッパに生息していたプルモノスコルピウス(Pulmonoscorpius kirktonensis)と言う巨大なサソリは、ブロントスコルピオと同程度の大きさだったそうです。両方ともイラストを密かに楽しみにしてます。このページも見て下さい。↓
http://en.wikipedia.org/wiki/Brontoscorpio
http://en.wikipedia.org/wiki/Pulmonoscorpius

余談ですが、史上最大のクモとされていたメガラクネは、実は淡水性のウミサソリである事が判明しているそうです。このページも見て下さい。↓
http://en.wikipedia.org/wiki/Megarachne
http://www.cbc.ca/asithappens/STEAM/2005/spieder_20050216.html
http://snailstales.blogspot.com/2006/02/papers-read-this-week_09.html

次は古生代最大の動物であるあの古生物が登場する事は必定であると思います。

2 ■あいた口が…

わかりましたよ!
大昔はよほどカルシウムが豊富だったんだ。
いや、みんな牛乳をよく飲んだんだ。

3 ■無題

うーむ、しかし心なしか前回の巨大オウム貝に比べて小粒になったよーな。節足動物だから仕方ないといえばそうなんですけど。
魚類は無顎類時代だから仕方ないとして、この時代の頭足類はどうしてたんでしょうねぇ。

4 ■無題

230センチ!
えーと、アンドレくらいでしょうか?当時人間がいたとしても、海で泳いでたらこいつの餌食になるだけですね・・。
ウミサソリは魚類や頭足類との生存競争に敗れて滅亡したとどこかで聞いたような気がしますが、もしそうだとすると巨体や強力な武器をもってしても生き残れるとは限らないと言うことですね。
次のデボン紀は私の一番好きな時代なので楽しみにしてます!!

5 ■コメントありがとうございます!!

羊さん>
ブロントスコルピオ。サソリは最初は海に生息していたのですね。
プルモノスコルピウスは陸生だったのかな。
とちらも1mとは巨大ですね。

佐藤直曉さん>
陸地にある成分が活発に海に注ぐ時代だったかも。
そのため浅海は栄養満点というわけですね。

もけさん>
そうなんですよ。シルル紀になって、
驚きのデカさの捕食者って候補がないんですね。
かなり小粒になっちゃいました。
オルドビス紀とシルル紀の間には大規模な絶滅があって、
この時代頭足類の繁栄はピークを終えたと
言われています。

すへ左衛門さん>
巨大で強力な捕食者としても種として生き残れるとは
限りませんね。
また
強力な捕食者の駆逐によってある種(被捕食者)が絶滅する
というのは滅多にないことだと思います。

6 ■やっぱでかい・・・

ここ最近いそがしくてここは久々です。
ヤッパリ昔のヤツはでかいですねぇ・・・絶対遭遇したくないです。
230cmならジャイアント・シルバくらいですね。

ハサミのとこは美味しかったり・・・(笑)カニっぽいですし(笑)
早く中生代編を見たいな・・・。

7 ■無題

なるほど、大量絶滅がありましたか。

すると、シルル紀は頭足類時代と魚類時代の間の狭間の時代ということも出来ますね。
節足動物が大きくなるのは、こういう時代やカンブリア紀や石炭紀のような他の生物群に先行できた時期に限定されるとも言えますね。
節足動物の本業はやはり小さく多く多様な、でしょうか。やっぱ外骨格は重いのかなぁ・・・・

8 ■コメントありがとうございます!

takaさん>
やはり、カニっぽい味だとおもいますね。
私的にはカニ味噌とか胴体部分が好きなんですが、
脚の方が人気ありそうですね。ハサミは特に肉厚もありそうですし。

もけさん>
やはり節足動物は脊椎動物とは対照的に
小さく多勢戦略ですね。昆虫がその極めつけでしょうか。

9 ■無題

三度も投稿してすいません。

ウミサソリの味って、今の動物ならカブトガニに近いかも。系統的に近いですし。
日本では天然記念物ですけど世界的にはたいして珍しい動物でもないので、食べる事の出来る国も結構あるみたいです。確か中国南部や東南アジアなら食べられたはず。
旅行のついでに一度試してみたいですね。まぁ、あまりうまいもんでもないらしいですけど・・・。

10 ■珍味?古生物

はじめまして、昔から楽しく見ていましたが、はじめてコメント書き込みます。(-^□^-)

皆さんのコメ見てたら「味」の話しが出て共感しました。
私も昔から古代生物見るたびに、「美味いのか?」と妄想していました。
ウニ食べるたびに「古生物の味・・・」などと思ってしまいます。
最近では恐竜見るたびに「鶏肉の味かな?」と思い、T-レックスの太ももがとても美味そうに見えます。
今度は「食」から古生物の事を斬ってみるのもいいのでは?(´0ノ`*)
サソリはなかなか香ばしくて美味いですよ。

では、失礼しました。

11 ■コメントありがとうございます!

もけさん>
カブトガニは
タイとかに行けば、市場で普通に売られて、食べられる店もあるそうですね。
身があまりなさそうですけど。

ファンその①さん>
はじめまして!
「一番おいしそうに見える古生物」って、記事にするのも面白そうですね。
やはりティラノサウルスは鶏肉のような味っていのが、濃厚ですね。
私はギャートルズの影響でマンモスがなかなか
イケるのではないかと思います。

12 ■サイズ

自分が見たウミサソリはハサミがとんでもなく長かったです。
資料によって違いがあるんですかね?

13 ■MMさん

そのハサミが長いのはプテリゴートゥスのことでしょうか?
ウミサソリでもハサミを持っている種はわたしが
知る限りではプテリゴートゥスだけで、
それほどハサミを持った種は多くないようです。

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