フクロウ  学名(Strix uralensis

フクロウ

昼間は森の陰に潜み、夕暮れとともに活動を開始する

夜行性の鳥ということは言うまでもない。


夜な夜なネズミやイタチ、そしてあらゆる鳥を襲う

闇のハンター。

そして闇夜で音も出さずに奇襲をかけるという、

まるで忍者のような生き物だ!!


フクロウの羽


フクロウの羽の縁には、細かな羽毛が生え、

それが羽ばたきの音をかき消すという代物。


フクロウに夜な夜な寝込みを襲われる他の鳥たち

にとって、かなりの厄介者。

フクロウというのは鳥の世界では、かなりの嫌われ者らしい


昼間のフクロウ 夜のフクロウ

他の鳥たちは、昼間にフクロウを見つけるなり、

執拗に追い払ったり、嫌がらせをするという。

特に嫌がらせ大好きなカラスは、その行動が顕著に出ており、

カラスとフクロウは、しばし「犬猿の仲」とよく言われている。


昼は肩身の狭いフクロウであるが、

夜は一転、森の覇者と変貌する!!

フクロウは闇夜のハンターであるが、

夜のハンティングは聴覚がものをいう。


フクロウの耳はとても特異な構造をしており、

なんと!左右の耳の高さがズレているという。

フクロウの頭蓋骨

これにより、フクロウは

音を立体的に捉え、瞬時に音の発生源を

つきとめることができるのである。


人間の場合、左右の耳が水平に位置するため

上から呼ばれると、音源の位置を把握できず、

キョロキョロする時がある。


そして獲物の音源をつきとめた時、

顔をその方向に向けて、決して逸らさない。

まさにロックオン状態だ!!


フクロウの音源定位

獲物がどこを走り回ろうが、

飛んで追いかけてくるフクロウを見れば、

常に正面顔という

恐怖にさらされることになる!!