2006-04-16 09:22:41

アクア説・人類は海からやってきた。

テーマ:古代~哺乳類


そこは世界でもっとも過酷な地といわれている・・・。



日中の気温は50℃、時には70℃というガーン

灼熱の荒れ果てた平原。

そこはダナキル砂漠と呼ばれるところだ。

ダナキル砂漠の位置


海面より150mも低い土地で、

ラクダを連れたキャラバンたちは

金の価値ほどある「塩」を求めてやってくる。


そう、ここはかつて海だった・・・。


この世界一過酷な地に

500万年前、

いや、それ以上前の太古の伝説があるという。


アクア(水生類人猿)説


われわれ人類は海で誕生したという伝説。


当時、海水面の上昇により、

アフリカ北部はほとんど海に沈んでいたという。

エチオピア北部にあるダナキル火山は

いつしかダナキル島となり、

そこに取り残された類人猿たちは

海辺や浅瀬などの水中の生活を余儀なくされていた。


海に追いやられるサルたち


さらにライオンなどの猛獣たちにも、

地上から追い出されたことだろう。


海で生活するサルたち


浅瀬の続く環境で頭を出して呼吸し、

貝やカニなどを食べて過ごした。


類人猿たちが海での生活を続けるうちに

彼らの体は大きく変化したようだ!


なぎさ原人 (水生類人猿)

なぎさ原人

これがわれわれ人類の祖先なんだという。


人類は霊長類、サルの仲間だ。

しかし他のサルと違い、

体毛が薄い皮下脂肪が多い直立二足歩行などなど

人類は霊長類の中では異質な存在といえる

サルがどのように人類に進化したのか。

サルが海で進化したというアクア説によって、

そのすべてが説明がつくという。


メモ人類はなぜ体毛が薄く、皮下脂肪が多いのか。

海に生活の場を変えたクジラやマナティー、アザラシなどの

海生哺乳類は体毛がなく、皮下脂肪も多い。

これは水中で体温を保つのに都合がよいとなっている。


メモ人類はなぜ直立二足歩行なのか

海に浸かった時、顔だけ出して呼吸するには

直立姿勢が都合がよい。そうこうしているうちに、

浮力が助けとなり、直立二足歩行を獲得したのでは


陸にいた類人猿の姿 直立姿勢のなぎさ原人



メモなぜ、人類の女性の頭髪は伸びが速いのか。

長い頭髪は海面上で子供を掴ませて移動するのに便利。

実際、妊娠中の女性は頭髪が太くなるという。


メモなぜ、人類はサルにはない涙を流すことができるのか。

海での生活で体の塩分調整のために発涙システムを獲得した。

今では感情の高ぶりで発涙システムが働くようだ。


メモ人類にしかない上唇の上の溝「人中」

これは水中を潜る際、呼気が漏れるのを防ぐため

上唇を密着させて鼻の穴を塞いだ名残。

人中という溝があることで、ちょうど、ジャストフィットする。

なぎさ原人の普段の顔 水中で鼻腔を塞いだときの顔


他にも人類の祖先が海で生活していたという

痕跡はまだまだあるようだ。

私の手

これは私の手です。

手タレには程遠い汚い手ですが、そんなことより、

指と指の間に水掻きのような痕跡ある!

海で生きたご先祖様の名残というわけだ。

なんでも

ピアニストなんかは、ピアノを弾くのに

長い指が必要なので、この水掻きの痕跡を

カットして、指を長さを稼ぐのだとか。


ってな具合で「アクア説」というのは

人間がなぜ、他のサルとこんなに違うのかを

画期的な説で、なおかつ数々のなるほどと、

なかなか魅力的な仮説である。

が、しかし、もっとも大きな欠点は

そのものの化石ドクロが発見されていない。

「物的証拠」がないということ。

これは致命的かも・・・。しょぼん


それから、

「日経サイエンス・5月号」という科学雑誌に

「猿人の食卓」という記事があります。

猿人の中でも分厚いエナメル質の大きな臼歯を

もち、硬い植物を食べていたとされてきましたが、

これはどうも、植物を食べたのではなく、

カニなどの甲殻類や貝類などを食べたのではないかという。


これは、アクア説の有力な発見か?


アクア説については、まずこの本をオススメする!
人類の起源論争―アクア説はなぜ異端なのか?/エレイン モーガン
¥2,310
Amazon.co.jp

コメント

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1 ■ACRI

アクア起源説!昔、そんな説を唱える学者が出てくる邦画が、、、岩井俊二原作の、、、そうACRI!w
http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD28016/index.html?flash=1
人魚をからめたファンタジーで、
ホモ・アクアレリウスって呼ばれてて、妙な説得力があって面白かったのを覚えてるwちょっとオススメw

余談だけど、僕の好きなザ・イエローモンキーの00年の名曲「聖なる海とサンシャイン」って曲の詞がよぎったw
「♪人が海に 戻ろうと流すのが涙なら 抑えようないね それじゃ何を信じあおうか....」
うーむ、久々に聴いてみたけど、やぱり良いww

そういや、イアンソープとか水泳選手の手足、水かきすごかったなぁ。。テレビでみたw
河童( ゜Θ゜)みたいだったww

2 ■はじめまして

面白い説ですね(笑)自分の手も水かきがかなりありますね。生まれたばかりの赤ん坊は泳げるらしいですし、水中産ちゅうのもありますしね。たしか人類は塩分をたくさんとっても大丈夫らしいですよね?それももしかしたら名残なのかと思いますね。

3 ■この記事について

暇なので、この記事についてコメントを書きたいと思います。

アクア説の詳細(学説史や反論など)が掲載されているページを見つけました。↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B4%E7%94%9F%E9%A1%9E%E4%BA%BA%E7%8C%BF%E8%AA%AC

存在が確認されている古生物だけでなく、未記載の古生物(例えば「鳥羽竜」)やかつて存在すると考えられていた古生物(「ウルトラサウルス」や「ブロントサウルス」、ピルトダウン人など)、存在が疑問視されている古生物(例えば「プロトアビス」)、仮説上の古生物(例えばこの記事で紹介されている「なぎさ原人」)も紹介するのも面白いかと思います。
また、化石人類のイラストの充実も期待しています。

4 ■無題

じゃあ何で俺は泳げんのだ?

5 ■無題

この説は数年前にテレビで見てから面白そうに感じていました。
数々の反論もありますが、泳げない人間がいるというのも単なる能力の退化として考えられます。
ただ、他の海生生物が足を退化させていったのに、人間だけ日本の足が残っている点がおかしいそうです。
もしなぎさ原人の存在が正しいとすれば、何で足が残ったのか、何故陸に戻ったのかが不思議ですよね。

6 ■アクア説

ひとつ疑問点があります
水棲になった哺乳類では、鯨やジュゴンなど完全に水棲になったものは
体毛を失いますが、
アシカやラッコ、アザラシなどは逆に
立派で保温性のすぐれた体毛を持っています。
カバみたいに体毛の少ないものもいますが
アクア説においても、人類が水中にいたのは
それほど長い時間ではない(また陸上に戻ってますからね)と思われるので
体毛がなくなるほどの進化をするのは考えにくい…というところですね
⊿^_^;)
しかし、もしもこのアクア説の証拠が発見されるとしたら
当時海の地層から貝類やカニを腹の中に入れた人類の化石でも出てくれば
有力な証拠になるでしょうかね?(^ ^)

7 ■たくさんのコメントありがとうございます!!

ホムラさん>
邦画の「アクリ」はずっと前に見たことあります。
あまり覚えてないけど。

イエモンの歌はカラオケで歌いやすいので好きでしたね。
そのアクア説を彷彿とさせる歌は
知らないですが、イエモンを久しぶりに聞いてみたくなりました。

ちゅうかさん>
はじめまして、いらっしゃいませ。
私もそうなんですが、
塩分の濃い食べ物を食べないと
食べた気がしません。
なんでも、人間ほど塩分をたくさん摂取する
動物は他にはいないんだとか!!

羊さん>
未記載種も普通に図鑑に追加しようと思います。
仮説上の古生物もアクア説ほどインパクトのあるやつないかな。

メタンさん>
努力次第で泳げるのでは。

曼珠沙華さん>
今度はアクア説に対する反論を
記事にできたらと思っています。
海に完全適応した海生哺乳類は
後ろ足が退化したのが特徴ですね。
水生類人猿の場合は海辺なので
完全に海に適応したものではないそうです。
陸に戻ったのは、自ら陸にもどるようなイメージではなく、
海退が主な原因ということになっています。

ひろうすさん>
アクア説によると、海生哺乳類の体毛の有無についての説明もあったと
おもいます。
体のサイズだったかな?

猿人から原人までのミッシングリンクは期間的には1000万年ほどでしょうか。

ラマピテクス(1400万年)

進化の空白

アウストラロピテクス(400万年前)

この1000万年という期間が
私的には短いのか長いのか微妙です。

まぁ、化石などの物的な根拠がなければ、
アクア説というのはフィクションに
近いものがありますね。

8 ■先祖返り

『バットマン・リターンズ』に登場する敵キャラ“ペンギンマン”は手に水かきが有ったせいで親に川だか下水だかに捨てられ、ペンギンに育てられたという設定だったと思いますが、あれは先祖返りだったのでしょうか・・・?

そういえば、進化した未来の人類を描いたドゥーガル・ディクソンの『マンアフターマン』には完全に水中での生活に適応してマナティみたいになった未来人が紹介されていましたね。「彼女の先祖は、なんとか図書館の司書だった」とかいう説明つきで。読んだのがだいぶ昔なので、記憶が不確かですが、「いや、こんなの出して『先祖は司書でした』とか言われても・・」と思ったのを覚えています。

9 ■川崎さん

「ラマピテクス」は現在はシバピテクスと同じ動物とされ、人類の祖先であるとは考えられていません。このページも見て下さい。↓
http://www.fmnh.helsinki.fi/users/haaramo/metazoa/Deuterostoma/chordata/Synapsida/Eutheria/Primates/Hominoidea/Pongidae.htm
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A4%E4%BA%BA%E9%A1%9E%E5%AD%A6
http://www.pri.kyoto-u.ac.jp/shinka/keitai/members/kuni/kuni_ken2.htm
余談ですが、索引のラ行のページに「ラマピテクス(Ramapithecus)」を追加できないでしょうか?

「ダイノバード」と言う面白そうな仮説上の古生物を見つけました。こいつもブログの記事で紹介できないでしょうか?なお、詳しい事はこれらのページに載っています。↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%82%A4%E3%83%8E%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%89
http://www5b.biglobe.ne.jp/~hilihili/keitou/qa/kanngaeyo-.html
また、「ダイノバード」のいいイラストは「恐竜野外博物館」と言う本に載ってます。↓
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4254162529/qid%3D1145224662/250-3608862-7269821

10 ■無題

 アクア説は確かにおもしろい仮説です。
 ちょっと思い出したのが、700万年前のサヘラントロプス(トゥーマイ)は、当時は広かったチャド湖のほとりに住んでいたらしいということです。サヘラントロプスの化石がどの程度見つかっているのか知らないのでよく分かりませんが、彼らが水棲だった、なんてこともあるかもしれません。
 逆に彼らが水棲ではないならチンパンジーとヒトの推定分岐時期からして、アクア説の入る時間的余裕がなくなってしまいます。
 直立二足歩行についてはペンギンもそうなので、不完全な二足歩行や直立しない二足歩行をする生物に特徴的なものなのかもしれません。

11 ■見直してみるかな。。

>oldWorldさん
僕もかなり記憶があやふやなので
見直してみようかと思ってますw
映画ウォーターワールドでは
耳の裏がエラ状に進化した主人公が
出てて凄く羨ましかったのを
覚えてますw

おぉイエモンを!w
聖なる海とサンシャインはなかなか
いいバラードなのでオススメですw

12 ■コメントありがとうございます!!

ophitesさん>
「マンアフターマン」はなかなかお目にかからない本で
いまだ読んだことないのですが
祖先は図書館の司書というのも
すごすぎる設定ですね。

羊さん>
なんとラマピテクスとシバピテクスは同類でしたか。
この種は生息範囲が広域だなぁ。

ダイノバードとは、鳥から恐竜へ進化という奴ですね。
まだ、はっきりとその状況を把握していないので、
それができたら記事にしようかなと思います。

Ydditさん>
サヘラントロプスもキーポイントな古生物かもしれませんね。
ちょっと調べてみます!
ペンギンのような直立二足歩行のスタイルは
ほかにもウミガラスや古生物では
コペプテリクスなどいますね。
みんな海辺の動物と思います。

ホムラさん>
洋画「ウォーターワールド」も観ました。
耳の裏のエラが羨ましかったですか!!
私は陸生活だけで十分だし、
あのエラはグロかったので、私はいいです!(><)

イエモンを久ぶりに・・・
TUTAYAにゴーします。

13 ■マンアフターマン

マンアフターマンはネット上ではこちらで
http://omoro.cside9.com/manafter2/p1.htm
解説されています。画像も見れますが
相当すさまじい未来人類ですよ(^-^;)

14 ■ひろうすさん

こりゃあ、なんと凄まじい!
人間の進化となると気持ち悪いですね。
でもちょっと笑えます。

15 ■ありがとうございます

oldworldさん、読者登録ありがとうございました。まだまだ浅学の身ですが、頑張っていきたいと思います。

私も、ひろうすさんが紹介してくださったページに行ってみました。改めて見ると、やっぱりすごいですね(いろんな意味で)。記憶に無かったものもいくつかありました。確か、ラストでは宇宙から舞い戻ってきて地球に残った人々の子孫を家畜化した未来人が、地球の資源を食い尽くすか何かしてしまった後、また宇宙へと旅立っていく・・・ということになっていたような・・・。

ちなみに、ディクソンの作品を私の好きな順に並べると「アフターマン」≧「新恐竜」>>「マンアフターマン」・・って感じですね。

16 ■おっ!

アクア説。
根拠の一つとして、
お腹をくっつけて異性間交渉するのは水生哺乳類。
と、アシカなんか、水中でやる時とかそうらしいです。
チョット下ネタ!

17 ■コメントどうもありがとうございます!!

ophitesさん>
どうも!
これからもブログの方楽しみにしております!
地球出身のその宇宙人はまるで惑星の寄生虫ですね。
やはり地球の資源といえば、
石油の高騰が気になります。
結構、生活にかなり影響がありますからね。

マニ山シンジさん>
そうですね。
前に向き合ってセックスというのも根拠の一つらしいですね。
いやぁ、結構たくさんあるなぁ。

18 ■だんだん暑い季節になってきましたが

人間は、特に男は、何でこんなにと思えるほど肌から油を出しますね。これも水棲の名残なのではと思えてきます。

19 ■のびるぞうさん

そうですね。
人間は食べるものは塩分と脂っこいものを好む傾向にあるようです。
とり過ぎは良くないとよく聞きますが、
ある程度なら体に必要なものと思います。人間は海にいた名残で
そういう体だと思います。

20 ■無題

この季節、一日に何回顔を洗えばいいんだか。。

水棲だったら、この油の出方、丁度良いと思います。

21 ■退化したものは復活しない

水中動物は大概後ろ足が退化していますが、その代わり、巨大化した尻尾で水をかきます。
たぶん、なぎさ原人の足が退化しなかったのは、尻尾が退化した後、水中生活に入ったからでしょう。
水の中で推進力を得るにはバタ足しかないからです。
素朴な疑問ですが、化石ってお骨ですよね、なぎさ原人の特徴である長い髪や体毛の消えた皮膚
皮下脂肪って残ってませんよね、もし、なぎさ原人の化石が発見されてもどうやってそれと確認するんでしょう。
始祖鳥って骨格化石自体発見されていたけど羽毛のついた化石が発見されて始めて鳥と認定されたみたいに

22 ■とある写真集

ウォーターベビーという写真集があります。
立ち読みしてみると、歩くどころかはいはいも怪しい赤さんたちが抜き手を切って泳いでいらっしゃいました。
カメラマンさんのコメントでは水の中で、赤さんたちは大変自然で、おぼれた子はいないそうです。
肺に水が入らないように水に入った瞬間息を止めるのだとか、
サルでは可能なんでしょうか

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