まだ観には行っていませんが、改めて読み直した「沈黙」。

ここ、外海地区が舞台です。

信仰について語るほどの、心もち、行いを全く持ち合わせてはいませんが、今回再読後、考えさせられました。

崇高な信仰心を持つ主人公の祭司。

極限状態で生じる、信仰上の懐疑、苦悶等、心の揺らぎ。

 

善行をなそうとすれば、かえって人は、こころおごらせ、

「善」、「正」を志し、修行を積めばつむほど、心の泥沼にはいりこみ、律しきれないこころの矛盾、思わず悟る己の非力さ。

遠藤周作さんが、他の本の中で、そう書かれていました。・・・

わが仕事を振り返り、正しい活動と思い込む自己満足、良かれと思うことが、相手にとっては重荷になる事も・・

約400年前、筆舌に尽くしがたい苦難な状況下、光明を見続けていた方々が見たこの風景は、いまとそう変わらないだろうと思いながら、

早く風呂入り、焼酎飲もうと、

今日も己の非力を感じた

外海

です