今カンボジアにいます!
ベンメリア遺跡を観光中にワンダラー少女と出会いました。色々考えさせられたので書いておきます。
ベンメリア遺跡はシェムリアップからトゥクトゥクで二時間の所にあるカンボジア屈指の人気観光地です。
崩壊しすぎてぐっちゃぐちゃな緑美しい遺跡。ガイドブックにあるとおり、ラピュタな雰囲気を感じることができました。
遺跡をぐるっと廻ってスタート地点に戻る最終コーナーでその少女たち4人に囲まれ、声をかけられました。
少女「お兄さん、写真撮る?」
私は丁寧に断りました。
すると、聞いてもいないのにベンメリア遺跡の解説をしだします。
少女「これはナーガだよ。美しいでしょー」
少女「あそこにブランコの木があるよ!楽しいよ!」
満面の笑顔で解説してきます。
ブランコの木に到着すると、みんなで楽しそうに木に乗り、「一緒にブランコ乗ろうよー」と楽しそうに話しかけてきます。
そして最後、スタート地点が見えてくると少女たち4人が一斉に手を出していいました。
少女たち「チップ、ワンダラープリーズ」
僕は色々考えた末、口笛を吹くことにしました。
僕「チップはないけど、口笛なら吹けるよ!君たち口笛吹けるー?ほーらこんな曲も演奏できるよー」
クリスマスの曲を演奏~♪
すると、少女たちは悲しそうな顔をして言います。
少女「ワンダラープリーズ」
少女「ワンダラー」
少女「ワンダラー、ワンダラー」
少女「チップ、ワンダラープリーズプリーズ」
僕「君たち渡すお金はないけど、口笛の吹き方なら教えるよ!」
英語なのでこんな感じ。
「I tell you how to whistle.Do you play the whistle?」
これを聞いた少女たちは悲しそうな顔から一変、軽蔑の目で僕をにらんできます。
少女「ノー、ワンダラー」
少女「ワンダラー」
少女「ポケットにあるでしょ、ワンダラー」
少女「ワンダラー、ワンダラー、ワンダラー」
そして最後に、遠くから大人男が出てきました。そして少女たちに指示を出します。
男「次行ってきなさい」
少女たちは去っていきました・・・
今回確認できたこと
・一連の会話は少女たちの仕事であること
・少女たちは働かされているであろうこと
・少女たちにとって、口笛なんてどうでもいいということ
僕はただのカモであり、ベンメリアに来た時点で出会うべくして出会ったのです。少女たちの作り笑顔。最初から分かっていたはずなのに・・・無視してやり過ごすのが正解だったのでしょうね。
とてもいい経験になりました。
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くちぶえ君