面倒くさくてたまりま宣言<第2章>
テーマ:ブログ長い長い夏休みが終わりました
長い休み明けの朝 嫌々学校に行くのを 今でも覚えています
でも 学校に着くと「席替え」があるので 誰が横に座るのか
ワクワクして 嫌なことは すっかり忘れてしまっているのです
そんな信隆くんの 第2章がやってきました
本当は面倒くさくて嫌なのですが 少し気が向いたので
始めたいと思います
昭和30年代
少年信隆くんの 夏休みも終わり きょうは 嫌な登校日です
お婆ちゃんに起こされ 「ああ~ 今日から学校たい」と思い
頭がボオ~ッとしたまま 学校に向かいます
でも学校が好きで みんなと遊ぶことが大好きな信隆くんは
教室に入った途端 もう頭の中は楽しいことで一杯です
「きょうは何をして遊ぼうか」午後の授業ではそのことばかり
考えています 「パッチン 缶けり ビー玉 ウ~ン 久しぶり
落とし穴でも作ろうかなあ」
「この前見つけた 空き家の探検もしたいけど 他にも~」
頭のなかは グルグル グルグル まわります
色んな遊びが出てきて「よおし!今日は野球たい」と
心の中で叫びます
早速仲間に「野球するので放課後は公園集合!」を伝えます
いつもなら 近くの原っぱなどの空き地でやるのですが
今日はいつもより人数が多いため 広い場所が必要です
当時の春吉小学校は 校庭解放が禁止されており
できません
そこで 前々から考えていた 隣町のT小学校の校庭に
乗り込むことにしました
自転車が何台かと バットやグローブを手に手にして
みんな走ります
私は自転車を買ってもらえませんでしたので
走りのはずですが
なぜかいつも 私は自転車に乗り バットを持ったK島が
汗をかきながら 横で走っていたのを覚えています・・・・?
そうこうしているうちに T小学校に着きました
沢山の小学生が遊んでいます 小さい子が遊んでいた
場所に行き
「今から野球するけん 危ないよ」と優しく言います
まずはノックからです
少しずつ身体もほぐれ 場所も広がったので
そろそろ 本格的に試合をやろうかという
その最高潮の時です
なんと! 遠くの方から 血相を変え大きな声で
怒鳴りながら こちらに 向かってくるオッサンが
いるではありませんか
咄嗟に危険を感じた私は「逃げろ!」とみんなに言って
一目散に退散したのでした
「絶対に捕まったらいかん」と 後ろも見ずに必死になって
でも自分のバットとグローブだけは
しっかりと握っていました
帰り道で 仲間と会い「危なかったねえ」とか「怖かったあ」
と言いながら またまた 10円のアイスを買って
食べながら帰るのですが 自転車のK島がいないことに
その時 誰も気付いていませんでした
そうして何事もなかったかのように 家に帰り 月光仮面とか
風小僧 穏密剣士 白馬童子 七色仮面 名犬ラッシー
ポパイ ローハイド ララミー牧場 等々
(放映時間や年度は定かではありませんが)
テレビを真剣に 正座して 観ていたような気がします
(一夜明けて)
昨日のことなど すっかり忘れてしまっている 信隆くんは
またまた お婆ちゃんに起こされ ご飯を食べ ウンコをして
大好きな学校へと 元気に出発するのでした
学校に着き教室に入ると いつもはまだいない 担任の
S口先生がいるではありませんか
信隆くんは いつもの元気な声で大きく
「おはようございまあ~す」と言うと
いきなり 先生は「ふじた! きのうは どこ行ったとか!」
と怒っているのです
昨日のことなど すっかり忘れていたので 「ええっ?」とか
「ああ?」としか 出なかったけど 先生の横にいる K島を
見た途端思い出しました
「コイツ 捕まったっちゃネ」と
今朝 T小学校の先生から「昨日お宅の生徒が
勝手に校庭で野球をしていた」ことと
「その時のリーダーはフジタという生徒」
ということまで わかっており 厳重に注意するようにとの
連絡が 入ったそうである
「K島の奴 ペラペラとチクリやがって」と思いつつも
自分がみんなを 連れて行ったのに サッサと逃げだした
その責任はとても大きいと反省し
次からは「目立たんようにやろう}と思ったものでした
担任からのゲンコツも痛かったけど 仲間であるK島を
放ったらかしにしたことへの 心の痛みの方が
ずっとずっと痛かったことを
今でもはっきりと 覚えています
「K島くん ごめんネ いつか会えたら ちゃんと謝るからね」
信隆くんの ほろ苦い 夏の思い出でした






