ヒト・モノ・アソビ... 人生を楽しく快適にしてくれる素敵なものたち

サイクルと山遊びのオキドキライフスタイルから発信


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以前から「旅車」が最上級、と提唱してきています。もちろん価格だけを取り上げれば簡単に100万を超えるロードレーサーのほうが上位にあるようにも思えますが、その価格によって得られるものが、使われる状況によって機能的か不必要なものか、ということも考慮されるべきかもしれません。 超軽量、高空力特性、高出力、高効率・・・ これらはロードレーサーに求められる要素であり、これらが高次元で実現できているものがロードレーサーとしての高い「機能」であり、価格を構成しているのだと思います。これらの高機能によって得られるものは競技車としての「速さ」「スピード」がその最もたるものであることも明らかです。
 
 
ところで全ての人が全ての用途で「速さ」だけを求めるのではないでしょうから、例えば「快適性」や「多様路面対応性」「積載」「耐久性」などロードレーサーと異なる機能を求めると、違った機能を付加する必要があります。場合によってはそれらの機能と引き換えに幾分かの速さを犠牲に、あるいはまったく問う必要がなくなる場合があります。現実的に、競技でないほとんどのスポーツバイクユーザーにとって、速さを競うのでなければ「速さ」は最も重要な機能ではないはずです。 快適なタイヤ太さ、疲れないフレーム、壊れにくい/壊れても対処しやすい部品や素材、便利さ・・・等
こうした快適性を付加したロードバイクは各社からも提案がされています。 ブジヂストンアンカーであれば「RL9(RL8)」、キャノンデールであれば「シナプスカーボン(アロイ)」などです。あるいは少し前時代的スチールフレームのロードレーサー。今となっては重量面で競技用としては不利なため、これらポジションの見直しをしながら同様の用途、目的のために選択することもも好まれています。「ロングライド」「コンフォート」「エンデュランス」といったキーワードでカテゴライズされるこれらのロードバイクが多くの人の「サイクリング」用の機材として選ばれているわけです・・・ 

ただ、アマチュアレースでも十分に通用するこれらのロングライドロードレーサー(?)もまだまだ「速さ」の要素を捨てきったものではありません。 いいえ、全てを捨てきる必要はないのですが、競技でなくともグループライドで他の人と走った際に「負けた(勝った)」という意識があるのでしょうか、少しでも軽く、速く、によって決して「気軽(姿勢、服装)に乗れる」「必要な荷物を気軽に運べる」などは備わっていないようです。スチールロード(レーサー)の場合は見た目にはもう現代的な戦闘力には見えませんが、そのポジションはレーサーそのもの、とても楽な姿勢が取れるものではない、なんてことにも注意が必要です。
 
 
もし仮に「(人と較べての)速さ」という要素を完全に頭から消し去って、理想の機能的なバイクを考えてみましょう。 目的は「1日中走って、行きたい場所に行ける」そんなイメージです。 例えばランニング。よほど毎日鍛えていなければ1時間も走っていることはできませんが、「歩く」であれば1時間は難しいことではないはずです。これが「速さ」の違い。「1日間ランニングで走り続ける」これは相当な訓練と機材と精神的な強さを求められる、もしくは到底できそうにありませんが、「1日間のハイキング」なら、まあ想像がつくでしょうし、苦痛ばかりでない楽しさも想像ができそうです。登りはキツい場面があるでしょうが、じっくりと景色を眺め、休憩をしながらリズムよく歩き続ける・・ 1日間(5~6時間)を歩き終えて「あ~ ラクではなかったけど楽しかった♪」と満足感を得られるはずです。

これを、「自転車」で実現するにはどうすればよいのでしょうか。同じハイキングコースを自転車を押して歩いてみる? …ではなさそうですね。 田舎町や丘陵地をハイキングするように「速さ」にとらわれずに走るサイクリング・・・ 平坦な街中を1日中歩いてもツマラナイのと同じ、自転車でも少しは山坂がある変化に富んだ地形も登ったりできるほうが良さそうです。田舎道で綺麗な舗装路ばかりではないかもしれません。お昼ご飯はどこか景気の良いところで持参したお弁当やお茶を淹れて飲みたい、かもしれません。 旧所名跡で気軽に立ち寄って止めることができて… 長時間の内には天候が変化したり、雨上がりの濡れた路面を走ることがあるかもしれません・・・ 
どうでしょう? どんな自転車が頭に浮かぶでしょうか。いろいろな路面や荷物のことを考えると、上述の「ロードバイク」でもよさそうですが、ベストではないかもしれません。何せ、スピードの効率のことを考えないことにしたのですから…
 

ここまでくるとあの「ツーリング車」や「ランドナー」と言われる自転車が「ただの重たい古臭いジテンシャ」ではないことが判り始めてきたのではないでしょうか。 決して速く走るため、には作られていませんが、多少の荷物も多少の路面も許容しながら、何時間でも歩くように進み続けることができる。一発勝負なぎりぎりの設計の軽量パーツやシビアな調整の競技用部品ではありませんから、メインテナンスもしやすく、そしてトラブルの発生も最小限です。ブレーキだって、スポークだって許容の大きな「安心感」がついてきます。
 
スピードも非常に魅力的な要素です。これを否定して「乗り物」への興味はありえません。 でも、少し「速さ」の優先順位を考え直してみると、同じ距離(行先)を長い時間楽しむことができる、危険へのリスクが小さくなる、トラブルが少なくなる、機材費用が抑えることができる・・・ いくつものメリットが見えてきます。 「速さ」によって得られるものと言えばただ「時間(短縮)」だけですから。
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「覚えていらっしゃるでしょうか? ずいぶん前にいただいた自転車の整備をしていただきたいのですが・・・」  ともう何年もご来店いただいていなかったお客様からのご相談がありました。
長い年月が経ったにも関わらず、小店のことを覚えておいていただいた、しかも自転車を手元に置いて使っていただいた、なんて非常に嬉しいお話です。 しかも自転車の整備作業のご依頼・・。
 
お名前から販売記録を辿って台帳を見ると「2003年11月購入 キャノンデールM300・・・」。13年以上前にお求めいただいた商品です。はっきりと使用目的があるわけではないけど、まずは街乗り?もしかしたら山に行くことに興味を持つかもしれないから・・・ という状態での購入ご相談でしたので、比較的導入しやすい価格で、普段使いにも邪魔にならない、シンプルで気行ってもらえるカラーの、そして将来山で遊びたいと思ったときにも十分な機能、発展性を持ったモデルを・・・ ということでお勧めさせていただいたマウンテンバイクでした。 記録を元に当時の購入プロセスの状況が頭に浮かびあがってきました。
 
とはいえ13年。果たして今はどんな状態になっているのでしょう? 山でがっつり使われてクタクタになってしまっているのでしょうか。それはそれで「本来の」使われ方がされた、と嬉しいことです。それとも乗られずに放っておかれたまま見すぼらしい姿になってしまっているのでしょうか?整備をしてほしい、ということですから走れない状態なのかもしれません。でも整備して乗りたい、ということであれば遥か以前にお勧めした側としては嬉しい状況です。 「古くなったから処分しちゃった」というのほど寂しいことはありません。
 
ところが、店に持ちいただいた現車は、想像をはるかに超えて綺麗で、状態も良く、大袈裟に言えば「新車の、まま」の状態でした。 「あまり乗っていなかったんですよ」というのは少し残念な思いでしたが、部屋の中に入れられて大切に置かれていた、ということは判ります。
体格にあったサイズのアルミフレームにシンプルなクロモリのリジッドフォーク。信頼性の高いメーカーのタイヤ、リム・・・ 上級ではないにしても必要にして十分なブレーキ&変速システム。「これはお勧めですよ」と当時感じてお勧めした状態がそのまま今も問題なく機能している状態です。 間違っていなかった、良かったー、とこちらが嬉しくなってしまった次第です。 改めて、どんなお客様にもそのお客様の希望に沿った商品の提供が重要だなあと感じた一件となりました。 

各部のチェックをして金額が掛かるオーバーホールの必要は全くない状態だとの判断で、必要最小限の点検と給脂、だけで十分に安心して使用をしていただけそうなことを説明、場合によってはゴムや樹脂部品の変性や劣化があれば交換が必要なことを説明してお預かりすることになりました。 しかし、13年以上を経って最も劣化が進みそうなタイヤにヒビ一つ入っていないことにに「国産製品」の品質を改めて思い知らされる次第です。 納車の整備の際にはボトムブラケットまで分解してフレームネジの確認(再タップ)、組み付け確認をしていますし、全ての必要な箇所へのグリスなどの補填、ステンレスケーブルへの交換を行っていますが、その手間がすべて効果を示してくれていることに喜びを感じます

高額な高級な商品でなくとも、本質的に「良い」ものは価格にかかわらず長い年月を経ってもその価値が全く陳腐することがない、ということを確信しました。 これからもそうした商品の提案、提供に努めていくこと、襟を正す思いです。 ありがとうございます。
 
いま、「白いモデル」出しても売れると思います・・・
 
カタログ寸法以外にステム長、クランク長なども記録しています。

海外ブランドのタイヤならとっくにヒビ割れ、プラスチック化してるのでしょうが・・ リムもこの価格帯に?という信頼のブランドです。
 
クロモリのリジッドフォーク。ありがたい選択です。
 
もちろん、当時は・・・
 
8S… 全く問題ないでしょう。
 
特徴的な溶接部のスムーズ処理も。
 
 
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2月21~22日に実施されます「スポーツバイクメカニック養成講座(大阪)」の実施に伴い、2月20日(月)~21日(火)、(23日(水)は定休日)を臨時に休業とさせていただきます。

期間中、ご不便をおかけしますが、何卒ご理解ご協力をお願いいたします。  24日(木)の午後から通常通りの営業をさせていただきます。

 
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実施済みのイベントのご紹介です。
オキドキライフスタイル創業より継続して実施しています「スノーライド」です。正確にはオキドキライフスタイルを開業するずっと以前から行っているマウンテンバイクの山遊びです。山を、土の道を走るだけで十分に楽しいマウンテンバイクですが、「雪の上を走ることがこれほど楽しいのか!」を多くの人に知っていただきたくて毎年々々できる限り条件の整ったタイミングを狙って最適コースを選んで実施しています。
 
「自転車で雪の上を走れるんですか?」という質問もあるでしょう。 「なにか特別な自転車や装備が必要なのでしょうか?」 添付した画像や動画の通りです。答えは「通常のマウンテンバイクで十分に楽しむことができます」。 ただし、走る場所や条件は考慮する必要があります。どんな雪のどんな状態でも走れる、楽しめる、というわけではありません。いつもの里山に積もった雪が5㎝未満であればいつもと同じように楽しめるでしょうが、10㎝を超えると平地でも困難、登りでは全く楽しめないものになると思います。そこで登りと、下りのコース選び、気象条件や積雪の推移を考える必要があります。「雪に適した」と言われるジテンシャもあるのかも知れませんが、一言で「雪」と言っても雪質は様々ですし、降ってからの時間や気温の推移によっても条件は様々です。気温や天候も含めて相手は「自然」ですから、むしろ広い守備範囲を持つベーシックなマウンテンバイクが「総合的には最も適している」というわけです。
ある時、ある条件では「(雪道は)歩くよりも自転車のほうが却って安定して安全に移動できる」ということを発見したのもスノーライドを楽しく継続している要因の一つです。
 
今回は直前にまとまった降雪があり、近県としては異例の積雪量となりました。そうなると乗れる部分、割合は少なくなるのですが、楽しさは減るどころか増える、非日常を楽しむのが目的ですから願ったりかなったりのタイミングです。恐らく30㎝を超えた積雪量ですから、期待が膨らみます。北日本や日本海側の降雪地帯では街中でも珍しい積雪量ではないでしょうが、それが走って楽しい条件かどうか、山道として走れる状況下どうか、と考えるとこちらのこの条件のほうがより「楽しい」状況になります。
 
ところで積雪量はもちろん、近県とはいえ標高1000mを超える冬の山ですから、内容としては「バイクライド」というよりも「雪山登山」の要素が強いものとなります。天候の急変は当たりまえ、気温は氷点下、いろいろな面で単なる「バイクライド」の延長だけでは不十分です。むしろ冬季登山に自転車がプラスされた、という気構え、準備、装備が必要となります。本来、無積雪の場合もそれは登山であってバイクライドだから登山の装備は要らないという理由はありません。あくまで、登山。 そうした意味も含めて登山領域にまで踏み込むバイクライドは「バックカントリーバイクライド」と呼んできましたが、こうした積雪期は特にその要素が強くなります。
 
車をデポした位置から舗装路を登っていくとまもなく路肩に雪が現れはじめ、先に出発したロードのグループが、どうやら途中で断念して引き返して来たのとすれ違いました。ご苦労様、ザンネンでしたね(笑)
さらに進み、車道の終点からの林道はすでに深い雪。いつもなら乗って登っていた距離も押し担ぎの割合が多くなります。登山道に入ってからあ雪はさらに深くなり、やはり例年よりも乗車率は低くなっています。 山頂で暖かい昼食を摂ったのちは慎重に下ります。ところが分岐からいつもの「不人気ルート?」へ入ると、踏み後は皆無。無積雪時でも不明瞭なルートが雪で覆われてますますわかりにくく、というか全く判らないものになってしまっています。ソコは地形とこれまでの経験からルートを見出してミスなく進み・・・ 楽しい楽しい楽しい、パートを存分に味わって、麓で終了~。
 
毎年、ですが今年もより楽しいスノーライドを実施することができました。 運よく参加された方へ万歳!



 
 
 
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今日はコレ~。

優れた商品を展開する、ホイール、リム、その他サイクルアクセサリーを展開するフランスブランドです。  輸入商品ですので、正規といわれる日本法人が取り扱う商品以外に、並行して輸入された商品、あるいは海外の小売業者から日本のユーザーが直接購入する場合があります。いずれの方法にもそれぞれメリットとデメリットがあってどちらを選ぶかはユーザーご自身が決めて購入するのでしょうが・・・
 
その違いの一つが、今回のセミナーに含まれるような「技術的(な情報、技能)」。正規である日本販社も、販売店もこうして手間や時間を掛けている「大切な」モノがある、ということです。 同じ工場でッ造られたものが入手経路によって品質が違う、なんてことは考えられませんから、「どこで買っても同じ。だったら少しでも安いところで」というところでしょう。 しかし、調達材料の問題や、設計時のミス、モデルチェンジを待てない改善、などもやむなく発生することがあります。正しい情報が伝達されていけばこうした小さな不具合が重大な問題になることなく、周知徹底、対処、対応がされて大きな問題になること未然に、あるいは最小限に抑えることができるはずです。自動車などでよく聞かれる「リコール」などはユーザーがトレースできる販売経路で購入し、登録して使用しているため、たとえ中古車であっても現ユーザーを突き止めて然るべき対処、あるいはその情報を提供することができますが、自転車あるいはその付属製品については同じことができていない状態です。 重大な事故なら何らかの対処がされるかも知れませんが、心配するのは「あ、壊れちゃった。でも誰からも援助(保証)をうkられない」です。せっかく少しでも出費を少なく、と買ったつもりがかえって金銭的なダメージになる(かも)というわけです。
 
今回のセミナーから「朗報」が一つ。 MAVIC(ホイール/ヘルメット)の製品保証はこれまで「2年間」でしたが、今後は製品(ユーザー)登録がされたものについてはその期間が延長され、さらに、製品品質以外の破損についての「クラッシュリプレイスメント」が追加されました。どこで買っても同じ物、のハズですが「もしも」の時の金銭的なダメージはかなりフォローされることになるのではないでしょうか。

どこで買ったモノも同じ製品、ノハズですがちょっとした不具合や相談でもお店に持って行き辛い、と感じなければならないのもヘンです。正規の日本販社を通じて購入したものであれば、自分自身の大切な動産、財産、安全でベストな状態で使用したいと思うところです。

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ご好評をいただいております、「初めてオーバーホールを依頼する」場合に実施しております「お試しキャンペーン」は3月末までの期間、条件を延長して継続いたします。 ただし、3月に近づくほど依頼件数が多くなる可能性がありますのであらかじめ時間に余裕を持って早い時期にご用命いただけることをお勧めいたします。
 
【キャンペーン内容】
・他店購入(組付け)のスポーツバイクのオーバーホールについては基本作業工賃を「10%引き」とさせていただきます。
・他店購入(組付け)のスポーツバイクで組みたてや前回オーバーホールから「2年未満」の物につきましては基本作業工賃を『30%引き』とさせていただきます。
*中古品の購入や譲渡されたスポーツバイクについて、「再組立て」や「点検調整作業」などについても上記条件を適応できるケースがありますのでお気軽にお問合せわせください。
**BB30の「点検/掃除」キャンペーンも合わせて継続実施中です。
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しつこく(笑)「BB30」に絡んでいきます!
 
チェーン&スプロケット、プーリー常にクリーン状態に保つことが性能(パワーのロス)にも部品の対消耗にも効果的なことは再三にお伝えしてきていますが、その次にメインテナンスの重要な個所はそれぞれの「ベアリング」です。スポーツサイクルに採用されている主なベアリング(玉軸受)は、「ヘッド」「BB(ボトムブラケット =クランクスピンドル)」そして「ホイールハブ」です。これらの3か所はメインテナンス性向上のため、多くは「カートリッジベアリング」が採用されています。一部で「カップ&コーン」を採用している箇所(メーカー)もありますが、その場合はもっとメインテナンスの頻度を上げる必要があるかもしれません。 これらのカートリッジベアリングはメインテナンスを容易にするため、ですが、それでも100%完全メンテフリーなものではありません。堅牢なシールも過度の雨水や泥、埃に対しては限度があります。対処の方法としては、汚れの付着を取り除き、できる限り日ごろからクリーンな状態に保つことが効果的です。「今」問題がなくても汚れや水が付いたたまま使用することはダメージの進行を早めてしまいます。
 
車体の一番下部にあり、タイヤとも近く泥や埃の影響を受けやすく、そして乗り手の大きな荷重を支えるクランク軸(ボトムブラケット)はこれらの3か所のか中でも最も掃除と手入れがなされて然るべき箇所なのですが、実際には「クランクが邪魔で」「専用の工具が必要で」と掃除自体がおろそかになりがちです。それでいて体重や大きなパワーが掛かり、不具合が不快な「音」となって発生しかねません。もしくは「異音」が出ると必ず、「BBか?」と疑われる箇所です。
 
 
精度の高い金属同士の「嵌合」で構成される「B30」はむしろ異音やトラブルの発生しにくい構造ですが、軽量なアルミを使った構造は「緩み」などの不適切な状態で使用されてしまうとダメージを受けかねません。どの高機能、高性能パーツも機材も「不適切な整備状態」でその機能を発揮できないのは当然のことですが、使用する側としてはこれらをベストな状態に保ちたい、保つべきだと思います。 所有の自転車に採用の「BB30」の状態を知り、汚れがなく必要な油脂が与えられていることを確認するためにも、今回、特別な価格でBB30 の「チェック&クリーン」キャンペーンを実施いたします。 クランク、およびクランクスピンドル(BB軸)をを取り外せば簡単にBBベアリングの掃除と点検が可能ですが、一部で専用の工具が必要な個所があります。 今回のキャンペーンでは、実施数限定でBB30ベアリングの点検清掃を置いたします。通常、クランクアームの脱着だけで1500円~という工賃が設定されているようですが、今回はBBベアリングの清掃を含めて「500円」にて実施いたします。対象はBB30を採用のロードバイク、マウンテンバイク、購入店や購入経路を問いません。 チェックの結果、部品のダメージや不具合が発見された際にはその後の作業についてはご相談とさせていただきます。
このチェック&クリーンによってベアリングの交換が必要と判断された際にはベアリングの交換作業を通常よりも割安にて行います。交換部品としてのカートリッジベアリングはメーカー推奨のFSA製ベアリング(通称ブルーシール)のほか、国産メーカー製のベアリングを選択いただくことできます。回転抵抗よりも耐久性を望む方にはよりシール効果の高い「ダブルリップ構造」のNTN製をご提案しています。 各ベアリングの価格はFSA製3800円(ペア)、NTN製3500円(ペア)ですが、作業はメーカー指定の専用工具を使用して丁寧に行います。

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オキドキライフスタイルは 

 

年内の営業は12月30日まで(年内無休)

新年の営業は1月3日午後3時頃から

とさせてただきます。

 

年内の作業受付はお預かりの必要がないもの、につきましてはギリギリまで対応させていただくようにいたします。整備状態や不具合でお困りの際はお気軽にお問合せください。

 

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前回、構造としていかに「BB30」が優れた構造となっているか、についてお話(記述)したのですが、それでも「音がなる~」「不具合があったー」と騒いでいる記事が散見されるようです。 何が問題なのだろう・・と覗いていますとそこには「驚愕」の呆れるような取り扱いの数々・・ それって製品や設計の不具合ではなくて、取り扱い技量や知識レベルの問題の類かと思うのですが・・・

【カートリッジベアリング、なんですから‥】
もちろんまともなメインテナンスを紹介している記事もあるのですが、「再発した」とか問題が改善されない方の記事などを見るともうビックリさせられます。「自作の工具でカートリッジベアリングを取り出し」「ベアリングシール(ド?)をめくって洗浄、グリスを充填した」「自作工具?(ただのボルト&ワッシャー)を使って元に戻した」・・・とそりゃ不具合、異音が出て当然でしょう?というオンパレードです。
もう一度、BB30(他の圧入ベアリングも同じですが)の構造をおさらいしておきますと・・・ フレームには外径42㎜のベアリングが入るBBシェルがあり、左右にそれぞれ「カートリッジベアリング」が圧入されています。このBBシェルの加工精度が非常に高いため、左右に貫通するクランクスピンドルはまっすぐに入り、滑らかに回転します。これらの各部は全て金属表面が直接接していますので高度な加工精度が求められるのと同時に、樹脂カバーやスリーブを介した他社のシステムと異なり、樹脂の摩耗や変形によって生じるガタや変形による力のロス(剛性不足)がない優れた構造だということになります。 お話はその圧入された「カートリッジベアリング」についていたします。
カートリッジベアリングと呼んでいますが、正確には「転がり軸受」の中の「玉軸受」と呼ばれるもので、軸が回転するための「外輪」「玉」「内輪」が一体に組み合わされたユニットのものです。比較する対照としてはネジの締込みによって予圧を調整することができる「カップ&コーン」式となりますが、カップコーンが「分解・調整」式に対して「非分解・非調整」のメインテナンスフリーの物となります。現在はカップ&コーンのクランク軸はほとんどありませんので、どちらの方式がという優劣について説明する必要はありませんが、ヘッドベアリングのようにアキシャル(=軸方向)荷重がメインの箇所にはカップ&コーン、あるいはアンギュラ軸受が特に効果があり、BBベアリングの様にほとんどラジアル(=半径方向)荷重のみの場合はカップ&コーンやアンギュラ軸受の効果はありません。 それで今ではほとんどのシステムでラジアルベアリングを使ったカートリッジベアリングのシステムになっている、というわけです。 ところがこの「非分解・非調整」メインテナンスフリーのカートリッジベアリングの取り扱いが、ビックリ、なのです。 
カップ&コーンであれば予圧の調整が可能であり必要ですが、カートリッジベアリングではそれができません(必要がありません)。ユニットとして組立てが行われる際にベアリングメーカーで適切な予圧で組み上げています。潤滑についてはあらかじめグリスを充填しておき、カップ&コーンでは不可能な密閉度の高いシールが可能になります。これがカートリッジベアリングの最大の利点であり、構造をシンプルに、スペースを小さくできるわけです。「ベアリングにガタやゴロツキが出てきた場合はどうすればいの?」 ーはい、カートリッジベアリングをでユニット『交換』します。 ウエブなどでは「シールを外して内部を洗浄、グリスを注入して再利用」といった記述が見受けられるのですが原則は「カートリッジユニットで交換」です。 当たり前でしょう? 浄水器の活性炭カートリッジを洗って再利用しますか? プリンターのインクカートリッジにインクを補充して使いますか?(そういうサードパーティな方法もあるようですが)ガタつきやゴロつきの原因はただグリスが切れた、のではなく、金属摩耗によるガタやボールやレースの錆が原因です。その前の段階でグリスの流出があったのが原因かもしれませんが、これらの症状が出た時点で既にグリスの補填では解決しない状態になってしまっていて、「直った」としたらそれはゴマカシが一時的に効いたにすぎません(なのですぐに再発)。もし仮にグリス補充だけ、としても、既にシールそのものが摩耗したからのグリス流出であるか、あるいは一度外したシールは何らかの損傷を受けてさらに漏れ易くなっています。 車やオートバイの車体やエンジンにもほとんどの箇所でこのカートリッジベリングが採用されていますが、「グリス入れて再利用」はありえません。ガタやゴロが出たら当たり前に「交換」です。
    
【叩いて良いのは破壊するときだけ・・・】
さらにこのフレームに圧入されたカートリッジベアリングを取り除く際ですが・・ 「専用工具は高いから」という理由で自作の工具や安い「不十分な」工具を使用した作業例が多いこと。 完成車の初期には簡易な工具(冶具)が付属していましたし、某工具メーカーからも比較的入手しやすい打撃工具も発売されています。あるいは「誰も見ていないところで」マイナスドライバーなどで叩きだされているのかもしれません。しかしいずれの方法でも少なくないダメージをカートリッジベアリングに与えています。打った衝撃がベアリングのレースやボールに影響すれば回転はスムーズなものでは無くなります。これらの打撃工具は「このベアリングを再利用しない」という前提で行われるべきです。さらに、最悪の場合はベアリングだけでなくフレームに取り返しのつかないダメージを与えてしまう可能性が高いです。真っ直ぐに打撃を与えることができなければベアリングはわずかにでもナナメに傾いてしまい、硬いベアリングがそれよりも柔らかいフレームに変形を与えてしまします。変形したBBシェルはベアリングの圧入した際にスキ間を作ってしまってそれが「異音」の原因になってしまっているケースもあります。 これはフレームを交換するしか対処方法はありません。 ユーザー自身が作業する場合だけでなく、ショップでもこれらの方法でベアリングの取り外しが行われているとしたら・・・  そう、貴方の大切なフレームを技術や工具の無いショップがダメージを与えている!ということになっているのかも知れません。 どの方法がフレームに最もダメージを与えない方法、工具かはキャノンデール社が動画をUPしています。 不安であればお任せしているショップに「どの方法(工具)で行っているのか?」の確認をすることも必要かもしれません。(作業を見せてもらうのが一番です!) 
次にベアリングを「圧入」する際も同様です。「ボルトとワッシャーで・・」という記述がみられましたが、その方法も正確にまっすぐ均一に行われなければ上述のように明らかに「フレームにダメージ与える」ことになります。 残念ながら‥ 叩き入れるのはもってのほかですが、自作ツールの類でも正常な組み付けができることはありえません。
こうしてベアリングの取り扱いが正しく理解されて、正しい工具や方法が選択されて作業が行われているのであれば、BB30は他のどのクランクシステムよりも優れた高性能なシステムとして機能するはずです。 どうもクランク(チェンリング)が邪魔になってなかなか日ごろの手入れや掃除がゆき届かないクランク軸の周りですが、できる限りベアリングやシステムの摩耗や不具合を最小限にするためにはこまめな掃除も非常に有効になってきます。それだけでもベアリングの寿命は飛躍的に伸ばせるはずです。ベアリングをフレームから取り出す必要はなく、左右のクランクアームを取り外すだけで、スピンドルやカートリッジベアリング外面、ベアリングカバーの掃除が簡単に行えます。
 
オキドキライフスタイルでは「BB30」のメインテナンス強化ショップとして、通常のメインテナンスはもちろん、異音や不具合のある場合のご相談を承ります。他店で購入のフレーム、完成車でももちろん歓迎ですし、中古や知人から譲り受けたものなど、「むしろメインテナンスを必要としているのにドコで見てもらえるのか困っている」という場合もお気軽にご相談ください。お持ち込みが困難な地域の方もご相談ください。 すでに異音が発生している場合は早めの対処を強く勧めします。フレームに深刻なダメージを与えてしまってからでは手遅れとなることがあります。
一応、メーカーから提供されている簡易ツール。「叩き出す」ワケですが、おそらく熟練者でも正しくダメージなくベアリングを取り外すのは難しいでしょう。あくまで「簡易」ですから‥
某工具メーカーからも専用工具は出ていますがやはりこれも打撃工具です(悲)


正しいベアリングプーラーの例。キャノンデール、FSAともに推奨している唯一の工具です(FSA製)。 こちらを使って作業が行われているかどうか、がフレームの生命を左右する、かもしれません。
 
ところで使用されるカートリッジベアリングですが、メーカー(キャノンデール、FSA共)は「純正品」を強く推奨しています。スピンドルと合わせて精度基準から設計した組み合わせとして使用できるためです。特に「ブルーシール(通常は「グレー」が使われています)」の物はリテーナー材質も含めて設計された「専用設計純正部品」ですので最もお勧めのものです。価格も常識的な金額です。 セラミックベアリングの賛否については議論の分かれるところかもしれませんが、キャノンデール/FSA共に純正部品としての供給は現在行っていません。 元来、セラミックベアリングが「低負荷/高回転(20000rpm程度)」に適したベアリングですので、その回転数が最大でも100rpm(つまりペダルケイデンスです)という超低回転ではその効果は非常に少なく、耐久性を考えるとなぜ提供をやめてしまったのかは想像がつきます。やはり埃なや水などの厳しい使用環境にさらされる自動車/オートバイでセラミックベアリングが使用されていないか、からも容易に想像がつきます。

 
作業費用の一例
・チェーン、スプロケット(分解)、ドライブトレインの洗浄脂+車体洗浄  2500円
・クランク脱着(BB30)1500円
・BB30ベアリング交換  3000円
・BB30用 ベアリング  3600円(ペア FSA製ブルーシール *メーカー最推奨品)
・上記を一括作業依頼の場合(BB/クランクのオーバーホール) 9500円 (「洗浄」が不要な場合は8000円) 
*税抜 送料等は別途
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今後ともよろしくお願いいたします。

 

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