2010-07-28 17:00:00

相続人がいない場合には亡くなった人の財産はどうなるの?

テーマ:相続

 こんにちは、司法書士の菱川です。


 暑くなってきました。皆さま夏バテされてないでしょうか。夏バテを防ぐには「規則正しい生活・3度の食事・ビタミン類の補給」です。忙しいとできないこともありますが、極力気をつけながら暑い夏を乗り切りましょう。



 さて今回は、「相続人がいない場合には亡くなった人の財産はどうなるの?」という話をしようと思います。「国のものになるんじゃない」と思われる人も多いと思いますが、まあその通りです。しかし当然に国のものになるのではなく、それまでにいくつかの手続きがあります。


1.利害関係人により家庭裁判所に相続財産管理人の選任を請求


  利害関係人とは:財産をもらう権利のある人(被相続人の債権者など)
             財産がもらえそうな人  (特別縁故者など)


  選任された相続財産管理人は、債権者や遺贈を受けた人に支払いを

 する。
  相続人がいるかどうかわからない場合は、家裁は「相続人は申し出よ」

 という旨の公告をする。期間は6ヶ月。相続人はこの期間に申し出をしない

 と相続権を失う。


2.特別縁故者に対する相続財産の分与


  特別縁故者とは:①被相続人と生計を同じくしていた者
             ②被相続人の療養看護につとめた者
             ③その他被相続人と特別の縁故があった者


  内縁の夫や妻、届をしていない養子、などが該当する。相続人不存在が

 確定してから3ヶ月以内に申立てをする。家裁は縁故の具合・財産内容等

 一切の事情を考慮して分与の決定をする。請求が認められない場合もある。


3.他の共有者へ帰属


  被相続人の財産が共有持分だった場合、それは他の共有者へ帰属する。


4.国庫へ帰属


  相続財産管理人には家裁の審判により報酬が分与され、残った財産は

 国庫へ帰属する。



 このように、国へ帰属する前に他へ財産を分与する方法があります。優先順位は番号の通りで、相続人いないか公告→いなければ特別縁故者へ→特別縁故者がいなければ共有者へ→誰もいなければ国庫へという流れになります。



司法書士 菱川 由紀子

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