2010-03-10 17:00:00

‐遺言するときに知っておきたい知識‐ 遺留分(いりゅうぶん) その2

テーマ:遺言

 こんにちは、行政書士の中井です。岡山県遺言相続ネットワークブログを読んでくださってありがとうございます。


 ところで、今日3月10日は、「水戸の日」、「ミントの日」、「佐渡の日」、「砂糖の日」などだそうです。
 なぜ今日がこの日なのか…は、聞かなくてもわかるような気がします。



 さて、今回は、遺留分(いりゅうぶん)についての2回目となります。(1回目はこちらです
 1回目でもお話ししたとおり、遺留分は、相続人にとって大切な権利であると同時に、遺言を作る人にとっても知っておきたい重要な知識なのですが、今回は、遺言する人にとっての遺留分についてお話します。



 『一部の法定相続人(遺言がない場合に相続権を持つ人)には、民法で「遺留分」という権利が認められています。
 遺留分の権利がある法定相続人は、遺言で自分には全く相続分がなかったとしても、請求すれば最低限の相続が出来ます。
 つまり、最低限これだけは相続できますよということが保証されているわけです。』
(1回目より抜粋)



 ということで、一部の法定相続人には遺留分という権利があるということをふまえて、遺言を作る側に立って考えてみると、全財産をいわゆる赤の他人(Aさん)に譲る(贈る)という内容の遺言を作った場合でも、法定相続人が遺留分を請求すれば一部は法定相続人が相続するということになります。


 例えば、法定相続人が配偶者と子供2人なら、法定相続分は配偶者1/2、子供が1/4ずつとなりますが、遺留分はこの半分ですから、配偶者は1/4、子供は1/8ずつということになります。


 つまり、全財産をAさんに贈るという内容の遺言を作っても、財産を受けとったAさんは、配偶者と子供2人から請求を受けると全体の4/8については払わなければならないということになります。また、例えば配偶者と子供1人から遺留分の請求を受けた場合なら全体の3/8については払わなければなりません。
 これは請求されるAさんにとっても請求する配偶者や子供にとっても、面倒な話ですし、トラブルのもとにもなります。



 そこで、遺言者はあらかじめ配偶者に1/4、子供2人に1/8ずつの財産を与え(相続させ)、その他のすべての財産をAさんに贈るという内容の遺言を作る、という方法も考えられます。
 つまり、はじめから遺留分に相当する割合の財産を相続させておくことによって、遺留分の請求による請求する側とされる側お互いの面倒やトラブルが起らないようにしておくということです。
 遺言をする側の配慮(思いやり)と言えると思います。


 もっとも、遺留分は請求しなければもらえないものですので、Aさんとしては請求されなければ払う必要はないということになります。



 今回は他人のAさんに贈る例を挙げましたが、遺留分に配慮しておいたほうがいいのは、法定相続人の中の特定の人に全ての財産を相続させるようなケースでも同様となります。



 ということで、今回は遺留分の2回目でした。


今回のポイント
・遺留分は、遺言する人にとっても重要
・遺留分の請求がおこらないようにすることも遺言者の思いやり



行政書士 中井 篤

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