心を掻き毟られるような小説

テーマ:

疾走


人間の心の醜さ、残酷さ、薄情さ、愚かさを、

濃厚でねっちりと描いた、重い重い小説。


重松清「疾走・上巻」。


いじめ、差別、家庭内暴力、借金、精神崩壊、引きこもり、放火、一家離散・・・。


上巻だけで400ページあるのですが、

ただひたすらに重苦しい不幸と悲惨の連続が14歳の少年に起こります。


人間が精神的に極限状態まで追い込まれるとどうなるのか?


作家・重松清は、この重いテーマに果敢に挑んでいます。


読む方にも、タフなスタミナを要求するこの小説、

上巻を読んだだけで、グッタリと疲労困憊してしまいます。


でも、読まずにはいられない小説の底力。


最近、ここ10年くらいで一番ショックな事が起こったオレですが、

そんな落ち込んでしまったオレを精神的に支えてくれたのは、

この小説です。


これまでも、ずっと重松清の著書を愛読してきましたが、

やっぱ、この人はオレにとって本物の作家です。


読むだけで、これほどズッシリとした塊を与えてくれる作品なので、

書く方は、さぞ凄まじい精神力と体力が必要だと思います。


読むのが恐ろしいような下巻ですが、

引き続き読んでいきたいと思います。

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待ってました、かしわ餅

テーマ:

もち


今年初めてのかしわ餅が蒸し上がりました。


かしわ餅が出るのを待ってくださっていたお客さんもいらっしゃると思いますが、

オレも、この日が来るのを待っていました。


ちょっと冷めるのを待って、

さっそくいただいて幸せです。


親父


今日は初日なので、

かしわ餅の葉っぱ付けもパートさんに任せずに、

親父が自分で付けています。


やっぱ、かしわ餅は、柏葉の香りが付かないとおいしさ半減ですね。


柏もち

作りたて、蒸したてのかしわ餅。


この素朴な和菓子を食べて、

ゆったりとした休日をお過ごしくださいね。

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熱血!

テーマ:

年度末の土曜日なので、忙しいです。


忙し過ぎて、ちょっとお疲れ気味なオレですが、

ウチの厨房にはメチャクチャ元気な人がいます。


↓どんな時もパワフルに働く、オレの親父です。


親父


仕事が忙しいと燃えてくるのか、

とうとう半袖になってしまいました。


恐るべき75歳です。


こんなに元気な人が同じ職場にいると、

「疲れた」なんて言ってられません。


高校生のアルバイトもいる職場なので、

年齢差は50歳くらいあるのですが、

親父の方が元気だったりします。


熱血!燃える菓子職人です。


でも、あまり燃え過ぎ過ぎると、親父の体の事が心配です。


よけいなお世話かもしれませんが、

ほどほどに燃えてくださいね。

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ゆずロール

テーマ:

ゆずロール


先日から作り始めた「ゆずロール」(\280)です。


日中は暖かくなってきたので、

こういう爽やか系のロールケーキが人気ですね。


このロールケーキ、呼びやすいから「ゆずロール」って名前にしていますが、

ゆずだけじゃなくて、

グレープフルーツ、バレンシアオレンジなど

三種類の柑橘系フルーツが味わえます。


それにしてもロールケーキって、安定した人気がありますね。


どのシーズンでも、種類を変えて5種類以上作っているのですが、

もっと種類を増やしても、売れそうな感じです。


カステラと生クリームのシンプルな組み合わせをお好みになる方が多いようですね。


今年の夏には、ちょっとユニークなロールケーキを出してみようかと、

今アイデアを練っているところです。

世界に散った日本人の物語

テーマ:

太陽の黙示録



先日、中華料理屋で見つけて読み始めた

かわぐちかいじ「太陽の黙示録」


小松左京の「日本沈没」は、日本全部が沈没して消滅してしまうのですが、

このマンガは、

大地震で日本が南北に分断されて、

アメリカと中国にそれぞれ統治されるようになった近未来の物語を描いています。


この頃は、日常の些細な出来事を描いたマンガが受けているようですが、

このマンガはスケールがデカい!


1巻目で、日本は分断されて、国家は事実上壊滅されているので、

↑この2巻目からは、

世界中に移民して暮らしていく日本人の姿を描いています。


もう読み応えバッチリで、どんどんストーリーに引き込まれていきます。


こういうとっても困難なテーマに挑戦した、かわぐちかいじの勇気に脱帽です。


当分の間、このマンガを置いている中華料理屋を外食の折には利用しようと思っています。


飲食業って、味やサービスも大切ですが、

置いているマンガのセレクトも売り上げに関係するのかもしれませんね。