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面接対策特講⑦~力を入れて取り組んだこと~

テーマ:面接対策特講 2011-07-02 03:32:59
特別区の面接カードはここ数年変わっていませんが、1回目の面接カードの1つ目の質問が、
「今までに最も力を入れて取り組んだことは何ですか。(複数回答可)」
というものです。
この質問は回答欄の行数も多く、何をどのように書けば良いのか悩んでいる人が多いので、今日はそれについて書きたいと思います。

Ⅰ 直近のことを書け
まず基本的なことですが、この質問は「過去」について聞いています。
面接官は「過去の延長に今があり、今の延長に未来がある」という考えで、「過去」について聞くのです。
したがって、受験生は原則、直近のことを述べるべきです。
数年前、
「私が最も力を入れて取り組んだことは、大学受験です」
「私が最も大きなプレッシャーを感じたのは、大学受験当日です」
と書いた人がいましたが、こうなると面接官は、「学生生活の中では何もないのか」と思ってしまいます。大学受験が人生のピークで、その後はまったり、ゆったり過ごしてきた学生を採用したいとは思いません。
したがって、原則、学生なら学生生活の経験を、社会人なら社会人経験を書くべきです。

Ⅱ どんなエピソードを書くか
次に本題の「今までに最も力を入れて取り組んだこと」についてです。
これは「打ち込み度合い」について聞いています。
「今まで何にも打ち込めなかった人は、将来も仕事に打ち込めない」というロジックです。
したがって、純粋に自分が「打ち込んだこと」を書けば良いのであって、特筆すべき成果がなくてもかまいません。
つまり学生なら、「学生生活の中で」「最も打ち込んだこと」を書けばいいのですが、これがなかなか書けない。何とかひねり出して書くのがアルバイト、サークル、ゼミの3つで、中でもダントツに多いのがアルバイトです。
しかし、ここには大きな落とし穴があります。
アルバイトの経験を書きたがる受験生の中には、その経験が社会に生きると思っている人がいますが、これは大きな勘違いです。
社会人からすれば「しょせんバイトだろ」という思いがあるので、どうしても軽く見られてしまいます。
では、サークルやゼミなら良いのか、というとこれもまた難しい。
部活のように本気で取り組んでいるサークルなら、面接官の評価も高いでしょうが、多くのサークルは楽しむことが目的です。また、ゼミも内輪だけの話で終わってしまうことが多いため、面接官の心を揺さぶるような話にはなりにくいのです。

Ⅲ 固有の体験を盛り込め
では、どのように書けば良いのか。
それは、固有の体験を盛り込むことです。
例えば、私が昔、居酒屋のアルバイトをしていたとき、店長からこう言われました。
「いろんなお客さんが来るけど、その全てのお客さんに感謝できたら、月50万の給料が取れる」
その店長は、いろんなお店で店長をやってきた人で、いわば「店長のプロ」でした。私がアルバイトをしていた店にも、ヘッドハンティングで店長を任された人です。その人が自分の経験から、先ほどの言葉を言ったのです。おそらく、実際に月給50万もらっていたんだと思います。
例えば、私がこの体験を盛り込んで書くと、次のような感じになります。(私自身の本当の経験なので、気恥ずかしいですが)

「私が最も力を入れて取り組んだことは、居酒屋のアルバイトです。その店には、オープニングスタッフとして入り、約2年間、アルバイトをしていました。お店には、様々な立場、年齢のお客さんが来ます。中には横柄な態度を取るお客さんもいて、嫌な気分になることもあります。そのことを店長に相談したところ、『全てのお客さんに感謝する』という心構えを聞き、目からウロコが落ちるような思いがしました。自分は、自分の立場でしかお客さんを見ていないことに気づいたのです。その言葉を聞いてから、仕事に対する私の姿勢も変わり、有意義なアルバイト経験ができました」

つまり、打ち込んでやっていたから、嫌なお客の対応に悩み、店長に相談し、大事な言葉を授けてもらった、というストーリーです。
このストーリーは、もはやアルバイトの話ではありません。たまたま、バイト先で知り合った人生の先輩(店長)から大事なことを学んだ、という「私が学んだ」ストーリーなのです。

Ⅳ 学生は「学んだこと」に力点を置け
学生の本分は学ぶことです。学問だけではなく、友人関係、恋愛、アルバイト、サークルを通して、社会に出るための経験を積むことです。この「学ぶ」という本分に関しては、社会人にも負けないはずです。
ですので、学生の受験生は、「学んだこと」に力点を置いて、面接カードを書くべきだと思うのです。
社会人の中には、上司にどやされながら、半泣きで営業に回っているような人もいます。朝方まで取引先を接待して、会社で仮眠だけとって、翌日も仕事、というような人もいます。
こういう社会人は、この経験そのものが、言わば「訓練」になっています。
学生は、こういう訓練を受ける場面は少ないと思いますが、意識的に学ぶことはできるはずです。面接直前で、これから学ぶわけにはいきませんが、今までの経験を棚卸しする中で、「何を学んだか」を考えて、面接カードを仕上げてください。


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コメント

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1 ■はじめまして!!

私は現在、福岡県内の某市役所で非常勤職員として働いています。

webで岡野先生の講義を受けているのですが、一つ質問があります。

市役所は日程の都合が合う限り、いろいろ受けたいと思っています。
例えば7月にも、東京都多摩市の10月採用の試験がありますが、そもそも縁もゆかりもない所の人間が合格する可能性はあるのでしょうか?
稲城市は、他県の人でも採用するというのは聞いたことがありますが…
どうなのでしょう?

お忙しいとは思いますが、お答え頂けると幸いです。

2 ■Re:はじめまして!!

>きっぴぃさん
こんばんは。
面接対策特講④でも書きましたが、しっかり準備すれば、縁もゆかりもない市役所でも受かりますので、ご心配なく。

3 ■回答ありがとうございました!

「その自治体でなければならない理由」がしっかり説明出来れば、大丈夫ということですね。

まずは、筆記の勉強をがんばります。そして、明確な理由を持って面接に挑みたいとおもいます。

4 ■Re:回答ありがとうございました!

>きっぴぃさん
その通りです。
がんばってください!

5 ■こんにちは

 地元で先生のWEB授業を受けている者です。いつも楽しく拝見させていただいています。
 今回先生にお尋ねしたいことは、面接のこととは少し離れてしまいます。
 私は、去年大学を卒業し、その後、高卒程度の国家公務員(公安系)として公務に従事していましたが、5か月で退職しました。その理由はずっとやりたかった労働関係の仕事に就きたいということと、精神的につらくなってしまった(自分の弱さを克服できなかった)ことです。
 そこで、今回労働基準監督官を受験したのですが、国家公務員を辞めた身なので、やはり不利になるのだろうかと悶々としています。
 周りに適切なアドバイスをしてくださる人もおらず、困っています。
 お忙しいとは思いますが、こういった人が過去にいればその方がどのようにして試験を突破されたのかなど、少しでもアドバイスをいただければ嬉しいです。
 よろしくお願いします。

6 ■コメントありがとうございます。

>ぴかりんさん
結論から言うと不利になると思います。
数年前、警察を半年でやめた受講生がいて、国Ⅱを受験しましたが内定が出ませんでした。
したがって「短期間で」「公務員をやめた」という状況は、残念ながら不利です。
しかし、国税や労基は、公務員からの転職も比較的しやすいと聞いたことがありますので、合格の可能性はあります。
不利な状況を覆すだけの完璧な面接対策をお勧めします。

7 ■お返事ありがとうございます

 おはようございます。
 
 お忙しい中、お返事ありがとうございます。
 
 わかりました。やはり難しいですよね。普通に考えれば、それがあたりまえだと思います。
公務員が無理ならほかの道も考えようと思います。
 
 でも、自分で決めたことなので、公務員試験がまだ残っているかぎり、精一杯頑張りたいと思います。労基は、まだ結果を見ていないので何とも言えませんが・・

 先生にアドバイスいただけて、とても嬉しかったです。ありがとうございました。

8 ■Re:お返事ありがとうございます

>ぴかりんさん
あまりいいお返事ができず、申し訳ありません。
労基の1次が通ったら、是非ご連絡ください。
完璧な面接対策をしましょう!

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