オカミのナカミ

広島のすみっこで居酒屋を営む女将のブログです


テーマ:




おそらく99%以上、ひがみ・やっかみ・オカミのナカミだと思うのだが(最後のいらん)、私はSNS上でよく見かけるあの行為にものすごくモヤモヤするひとりである。




あの行為。
それは「自分のみを自分が写す」という、いわゆる自撮りと呼ばれる行為だ。
そしてその写真を、頻繁にインスタやfacebookに投下して、可愛い、素敵、憧れ、若ーい!というポジティブコメントをできるだけ多く収集する、例のアレである。(アレて。モンスターゲームか)
老若男女誰がやってもモヤモヤするのだが、とりわけモヤモヤするのが同世代の女たちの自撮り投稿だ。





これがもう来年白寿を迎えます的な、留吉っつあんだの、おみつさんだのの自撮りなら、逆にいいねを1万回押しているかもしれないが、おそらく何回も撮りなおしたであろう自分の会心のアップショットに、なんらかの漂白及びライトアップ加工を施し、様々な好意的コメントが寄せられることを想定した上で






「夏休みは子どもたちの飯炊きBBA(ババア)で大忙し。化粧なんかもしてらんない!とほぼスッピンで出かけるあたしって女子力ヤバイ」






などの軽い自虐キャプションでもつこうものなら、そのキメキメ写真とのギャップも相まって、オカミのモヤモヤ指数はマックスである。
これがまだ30代前半の投稿なら「若気の至りファイル」に圧縮格納できるが、40代ともなると、もうあかん。
格納どころか、ダウンタウンに引っ張り出して、パルプフィクションにしてやりたい衝動に駆られてしまう。






だいたい、その自撮りを最低テイク10として、その後加工してハッシュタグつけて、キャプション書いて投稿してる時間で、大忙しの定義ダダ崩れやし、ホンマに女子力ヤバイっつーのは、作業服で首元に中国新聞てロゴの入ったタオルを小粋に巻き、ジーパンの後ろポケットから裸銭をジャラジャラ出しながら、アンタ何飲む?微糖でかまんやろげ?と、スロットにメダルを入れるように自販機に小銭を投入し、若手に缶コーヒーを買い与える女ですから!!と、咆哮したくなる。
(いや、それ先月のあたしやん)






じゃあ見なければいいじゃないかという話なのだが、これがオカミの腹黒いところで、嫌いなものほど観察したい、のぞき見したいという下世話な根性があるのだから、始末が悪い。
うっわ、思った以上にこの人西野カナ病やなとか、結構自信もってんな~彼女、などと、せんべいをかじりながら、ほほうあんたもなかなかのアイラブミーですのと、上から目線で午後ティーをすすっているオカミ。(絶対友達なりとないわ、こんなヤツ)






そんなマウント姿勢で、この手の画像を分析した結果、こういう写真は自宅のいちばん自分をキレイに撮影できる特定スポットか、鏡の前、変化球としてエレベーター内やホテルのパウダールームの鏡を利用したり、車内で撮影しているパターンが定石であるという傾向をみつけた。






特に、知り合い以上友達未満のオンナが、そんなスナップミーを投稿しようものなら、

「うわ~、このポーズをあの家でやってんのか」

とか

「これ、あの月極め駐車場で撮ったんやろか」

とか

「このうつむき加減の伏し目がちなショットを撮るのに、エレベーターは何回昇降を繰り返したんやろ」

と、その写真を撮るまでの工程というかプロセスが気になってしょうがない。








なかには、自撮りであることは確かなのに、どうやって撮影しているのか見当もつかないアングルがあったり、え?これ道路沿いの門扉の前じゃね?、そんなところでひとりでポージングして近所の人に不審がられんのんか?と、その方のご近所づきあいを心配するなど、全く余計なお世話である。







自撮りをして、それを衆人の目に晒すのは間違いなく、自分の容姿にそれなりに自信のあるオンナである。
まぁたまに勘違い女もいてることはいてるけど、全般的にクオリティの高い保存状態が良い中年女が、このスナップ&アイラブミー界隈にはひしめいており、その中年女子力ヒエラルキーで頂点にあたるようなオンナたちが、この至高の一枚を撮るために、どれだけの労力を払っているのだろうかと思うと、そのプロセスに敬意を払いたくなると同時に、やはり私にはできないな、と白旗をあげる次第だ。




そう。
だいたい、モヤモヤする案件というのは、自分の中にもそういう要素があるからだ。
この場合なら「自分大好き」「認めてちゃん」要素が、オカミの中にかなりの割合を占めているから引っかかるのである。
ハナから太刀打ちできない相手、例えばローラだの長谷川潤だの藤原紀香だのが自撮りをしていてもなんの憤懣もわかぬであろう。
つまるところ、自分とさほど変わらない環境の、同世代が、小ぎれいにしてSNSに投稿し、不特定多数に賞賛されているのが羨ましいのだ、私は。
裏を返せば、自分も泡よくばそういう行為をしかねないから、センサーが反応するのだろう。







たまに美容院に行って、身綺麗にしてもらったり、痩せてみたり、新しい服を身に付けたり等のときに、なかなかあたしもイケてるんちゃうかと、それこそ自撮りをしたくなる気持ちが顔を出すことがある。
がしかし、小学生の頃から「オカミのくせに」とか「オカミの分際で」と友人にイジラれてきた私は、何をオマエごとき、平たい顔した小太りが・・・とすぐ正気に戻ることができるので、やはり学生時代の正直な友人というのは宝である。
承認欲求の強い私が、ミセス・インスタグラムにならなかったのは、まさにSNS界の幸いであろう。
まぁ、それにしてもオンナとは、何と業の深いややこしい、悪辣な生き物であることよ。
(いや、それお前だけやで)






ところで、たまに50~60代の男で、自撮りを定期的に投稿する輩がいるが、あれはいったい何のアピールなのだろう。
たいしてグッドルッキングでもなく、若見えもせず、歳相応のオッサンがこちらを向いて、微笑んでいる画像を見ると、見ず知らずでも小さな殺意が芽生えて困る。
プロフィール写真を頻繁に変える男もこのカテゴリーだ。
オッサンの自撮りにおけるオカミの分析は、オバサン程には進んでいないのだが、感覚として毛髪残存率が高いオトコにこの傾向が多いような気がする。
今のところ、うちの店の贔屓筋に自撮り男は存在してないが、これから現れることがあれば、ナイスなショットを決められる前に、背後からゴルゴ13ショットを華麗に決め、その後バリカンでじっくりザビエルカットにしてやろうとほくそ笑むオカミである。








広島ブログ


AD
いいね!した人  |  コメント(13)  |  リブログ(0)
最近の画像つき記事  もっと見る >>

AD

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス

      ランキング

      • 総合
      • 新登場
      • 急上昇
      • トレンド

      ブログをはじめる

      たくさんの芸能人・有名人が
      書いているAmebaブログを
      無料で簡単にはじめることができます。

      公式トップブロガーへ応募

      多くの方にご紹介したいブログを
      執筆する方を「公式トップブロガー」
      として認定しております。

      芸能人・有名人ブログを開設

      Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
      ご希望される著名人の方/事務所様を
      随時募集しております。