グレート・ギャツビー
テーマ:本が信条だった、
スコット・フィッツジェラルド。
彼は第一次大戦後のアメリカの繁栄がもたらした、
享楽かつ狂騒的な時代を
「ジャズエイジ」と捉え、
自ら行動した「時代の落とし子」だ。
彼の代表作「グレート・ギャツビー」、
本は読んだことがなくても、
ロバート・レッドフォードとミア・ファロー主演の映画
「華麗なるギャツビー」の方を、
ご覧になった人は多いかもしれない。
- パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
- 華麗なるギャツビー
この作品の舞台となる時代は1920年代。
世界大恐慌の少し前の、
アメリカがとても華やかだった時代だ。
この時代のファッションは、ヨーロッパナイズされていて、
とてもおしゃれ&エレガント。
謎の男ジェイ・ギャツビーが、
豪奢な邸宅で毎晩開くパーティーのシーンなど、
うっとり・・・もの。
さて、ストーリーに少し立ち入ると、
この豪華なパーティーは、
入り江の向こう側に住む元恋人の気を引く為だった。
ギャツビーと名乗るその男は、
実はかつては、学歴も金もない将校。
そして、元恋人のデイズィはお金持ちのお嬢さん。
恋人時代の彼女は、
ギャツビーの気持ちをまっすぐに受け止めるが、
どうも健気さがない。
彼が任務の為に遠方に赴いている間も、
社交界の女王として、ダンスやデートに明け暮れるのだ。
彼女なりの葛藤もかなりあったりするのだが、
結局は同じお金持ちクラスの男と結婚してしまう。
やがて、苦労を重ね、富を得たギャツビーは
彼女が夫と住む家のすぐ近所に大邸宅を買う・・・。
この物語は、
ギャツビーの隣人である
ニック・キャラウェイにより語られる。
ニックは片田舎から憧れを持って都会にやって来たものの、
馴染むことができず、
やがては失望を感じてしまうのだ。
かたや成功を収め、
ニューヨークという街の爛熟を象徴したような
ギャツビー。
二人は紛れもなく、
フィッツジェラルドの分身だ。
それは、彼が、
ニューヨークに対して感じていた
愛と憎しみを表している。
フィツジェラルドの私生活は
むしろギャツビーに近く、
華やかさに満ち、豪華絢爛たるものだった。
時代の寵児として持てはやされた。
しかしやがて、
1929年の大恐慌を境に、
彼は悪趣味な金満家に過ぎなくなり、
民衆は夢から覚めたように彼の元を離れていき、
作品も急速に忘れ去られていった。
ところで、「グレート・ギャツビー」を読んで
思うことがある。
アメリカという国の不可思議さだ。
平等たらんや、と、努力しながら、
故国(イギリス他ヨーロッパの国々)に習って
貴族を作ろうとする。
やたら、「名門」を気にするのだ。
- フィツジェラルド, 野崎 孝
- グレート・ギャツビー
栄光と享楽の果てに崩壊する、
ギャツビーそのものを体現した
フィッツジェラルドの人生も合わせて、
なんとも皮肉な事だと思う。














1 ■スキンが、・・・・
同じようです。
ゴメンなさい。(;^_^A