東京都知事選挙の結果が出ました。残念ながら、鳥越俊太郎さんは当選できませんでした。今までの流れを断ち切って、新しい都政を始める。それには鳥越さんしかないと、私も懸命に訴えましたが、残念な結果となりました。

この選挙、まず、決断して出馬していただいた鳥越さんに対して、心から感謝をしたいと思います。

そして、それを支えてしっかり戦い抜いていただいた、関係者の皆さまお一人おひとりに、心より御礼を申し上げます。

小池百合子さんが当選されました。都知事として、約束した政策をしっかりと実現してほしいと思います。具体的な政策について、3人に大きな差があったわけではありません。問題は、やるかどうかということです。

当選後の話を聞いていると、あれだけ批判した自民党都連に対しても、選挙期間中とは言い方が変わってきています。もちろん、常に対立すべきだと言っているのではありません。是々非々でやっていく、巨大与党である自民党・公明党と対立ばかりはしていられないということは分かります。

しかし、小池さん自身が述べてきたオリンピック利権の追及など、ポイントのところを外して、無原則に妥協するということでは、これは約束を果たしたとは言えません。しっかりと筋の通った都政を進める責任があります。

日本の首都東京。そのトップリーダーが都知事です。是非、都民の声に耳を傾け、そして、子ども・子育て、高齢化への対応など、東京のみならず日本全体が直面する重要な課題について、前に進めることを期待したいと思います。

民進党も是々非々で、いいことは後押しをし、しかし、明らかに公約に反するようなことをなされた場合には厳しく対応していく、そういう姿勢でこれから小池都知事に対して臨んでいきます。