「女性の願いを一つかなえる」との言い伝えがある鳥羽市相差(おうさつ)町の神明神社内境内の「石神さん」が、パワースポットとして女性の人気を集めている。今年3月の参拝者は初めて5000人の大台を突破、鳥羽商工会議所は参道入り口の「相差海女文化資料館」と併せ、町の景観演出整備に取り組んでいる。【林一茂】

「石神さん」は海女漁が盛んな相差町で、古くから海女たちの信仰を集めてきた。07年4月に神社の参道入り口に「相差海女文化資料館」が開設されてから、参拝に訪れる観光客が増え始めた。

07年度の月平均参拝客は1340人だったが、08年度は1960人、09年度は2720人に増加。今年3月は5023人の参拝者が訪れた。資料館開設当初は資料館の見学者が立ち寄っていたが、次第に「石神さん」の参拝を目当てに訪れる若い女性が目立つようになった。

女性参拝者の増加について、鳥羽商議所の担当者は「昨年3月に旅行ガイドブックのミシュラングリーン本で一つ星を獲得したことに加え、女性誌などで石神さんを『女性の願いを一つだけかなえてくれるパワースポット』として紹介され出した影響が大きい」とみている。

兵庫県伊丹市から来たという岡田千穂さん(26)と吉田愛さん(26)は「癒やされる風景の中で願い事をするなんてすてきです。何を祈るかは秘密」と話し、そっと手を合わせていた。

鳥羽商議所は海女の町・相差地区の景観演出のため、参道などに設置する「海女の石碇(いかり)」17個、民宿などの玄関につり下げる「屋号ちょうちん」20個、足元を照らすライティング20個、銅版画家の吉田賢治さんデザインのプレート、総合案内板などを設置。また、参道の古民家を改装し海女の漁具などを展示する「海女の家」の整備を進めている。

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