2010-02-23 19:06:16
快楽か生殖か ③
Theme: 恋愛・Sexについてセ○クスは生殖行為である。
だが多くの場合、その最中において人は、それが生殖行為であることを忘れる。
例えばそれは「性欲」という欲求を解消するための“表面的な”行為から始まり、男女のコミュニケーション、愛の確認、愛情の表現といったことにウエイトが置かれる。
もちろんそれが悪いということではない。むしろそれこそがほかの動物にはない、人間の、人間たる行為だと思う。
しかし、物理的、生物学的に言えば、それは《生殖行為 = 種の保存 = 繁殖》の何ものでもない。
「生殖」と「快楽」の分離。
それは、人間に“知恵”というものがあり、やがて社会を形成し、文化を築く過程でより明確になってきた。
そうした中、より快楽、快感を求めて性/行為に及ぶようになり、それは快楽の追求、そして技巧の追求へと繋がる。
また一方、恋愛は、そこに生殖本能ということが潜在的にあるにせよ、多く、それが顕在化しないまま性愛へと必然的に結びつく。
しかし、何れの場合も表裏一体なのが生命の創造という部分である。
そこで人はそれを踏まえ、人為的に「避妊」を講じるようになる。
さて、今日はまず「避妊」についてのお話から。
「望まない」妊娠は多くの場合、生まれてくる子供を不幸にする。
それは相乗的にまた生んだ親をも不幸にする。
“不幸にして”妊娠してしまったなら、堕ろせばいいという発想にもなるが、どの時点をもって「生命」とするかということもあるにせよ、それは少なからず母体を傷付け、もとより心も傷付く。
「快楽」と「生殖」が分離するほどに、「避妊」には余ほどの意識を持つ必要があると思う。
例えば一番ポピュラーなこんドームであるけれど、「快楽」を追求する余り、特に男子はその着用を避けたがる傾向もある。
膣内で射/精することに、男の征服欲を満たすという側面もある。また、愛があれば受け入れられるはずだという奢りもある。
その時点で、それが導き出す結果を予測しようともせず、考えもしない。
こんドームはもちろん「性感染症」の予防にも最も効果的であると言われている。
今はその話は置いといたとして、前記事のざっくりとした計算からも、また資料を見るにつけ、幸いにしてこんドームの着用率というのは80%乃至はそれ以上に及ぶ。
だが見方を変えれば、残りの20%近くが問題となり、それが招く結果が憂慮できないものとなっている。
もちろんこんドームは100%とは言い切れない。だが、極めて有効な手段であることも確かだ。
さて一方、ならばそれを補う方法として「ピル」が挙げられるだろう。
だが日本において、「ピル」の服用率はまだまだ低い。
次回からは少し具体的なお話。
まだまだ続きます。
■参考記事一覧(ケイタイからの閲覧不可)
『STD(性病)の話』
HIV、AIDSを含めて「性感染症」について書いた記事です。
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