今日のブログは愚痴ですドンッ


どうして日本の企業はみんな縦割り分業なんだろうはてなマーク


何かひとつの事をするのに、どうして同じ企業の中でいくつにも部署が分かれているんでしょう。




例えば・・・電柱の移設とかの場合


まずは申請の入口になる窓口があって、そこから営業が出てきて、そのあと設計が出てきて、


そこから業務的な人間が出てきて、そして実際の工事業者が出てきます。


工事になってからも、既存の電柱を抜く係、新しく電柱の穴を開ける係、そして電柱を運ぶ係りに立てる係。


もうどうでもいい位の業務割です。


それも、その業務内容にかんして内部の伝達が出来ていない事が多く、


全ての担当に同じことを同じように伝えないといけない事もしばしば・・・


東京電力は担当部署が変わるけど、


NTTなんか組織の中で、いくつもの会社を作っていて、部署ごとに会社が変わります。


だけど最終的に工事をするのはみんな下請けになってくるシステムだから、


全体の責任者が誰なのかもわからない始末。


電柱の移設もしくは撤去一つとってもこの有様です。




例えば・・・いわゆる「メーカー」っていう立場の会社


「メーカー」っていう響きは商品の大元なので、一番目立ちます。


住宅設備や建材、サッシメーカーで言えば、


LIXILやYAMAHA、YKKや三協立山アルミ、パナソニックや大建など・・・


それこそインフラ関係で言えば、東京ガスなんかもメーカーです。


一番エラいところに止まっていて、一番なんでも知っていると思いきや、


蓋を開けてみると現場の事は何も分かっていないっていう事が普通です。


だって「商品」の販売元というだけで、現場の施工なんかはみんな下請け任せです。


それこそ市場での販売業務だって、商社が絡んだり、小売業者が絡んだりして


ようやくエンドユーザーのところに届くから、実際の声が何も届いていません。


だから、実際に自分たちの商品がどういうふうにして現場で組み立てられているのか、


作られているのかすら知らないメーカーの営業職もいっぱいいます。




どうして、こうなっちゃうんでしょう?


今日も、リフォームで後付けの床暖房をつけたいっていうお客さんがいたので


東京ガスの営業職に商品の説明をお願いしたら、何も答えられず、


施工の仕方なんか何もわかっていませんでした。


どういう質問でどういうことを聞きたいから時間とって・・・って、事前に電話して話して


打ち合わせの時間をとっているにも関わらず、その準備も何も無しです。




これが、日本の企業の現実です。




福島の原発の時もそうでしたもんね。


東京電力の社員は誰もそこにいないで、現場で必死に対応していたのは皆下請けの業者です。




行政もそう。


昔むかしから見事に「縦割り」です。


自分たちのやっている事がどことつながって、どういうふうにカタチになって、誰の役に立っているのか・・・


なんて知っている人って何人いるんでしょう??


同じ屋根の下、同じ事務所内で仕事していても、「課」が違うだけで何も分かっていないし、


窓口に来た人の為に、一連の作業の繋がりをつなごうともしません。


ひとりのお客さんのひとつの要望をカタチにするために、役所の中を「たらい回し」にされるのが普通です。




今日は一日中、そんな「たらい回し」の犠牲になってしまいましたむかっ




いつからこんな「企業のカタチ」が普通になってしまったんでしょう??


自分はお客さんの為に、市民の為に、分かり安くつなげていくのが理想だと思って


不動産・建築・設計・融資という一連の作業を全てやってきましたが


世の中は、それとは全く真逆で全て分業になってきています。


企業の効率化?・・・一連の作業が効率的にすすんでいます?


業務のスピード化?・・・答えにたどり着くまで早くなった?


誰の為?・・・少なくとも「お客さんの為」に作られたシステムではないでしょう。


僕には全然意味がわからない「カタチ」です。




明日も一日中、東京の練馬区の資産売却の調査で、役所をたらい回しにされそうです。


by Santa