先月報道された新聞記事によると、借金をした人が貸金業者に払いすぎた利息を取り戻す「過払い金返還請求」をめぐり、過払い金が返還されたにもかかわらず、着服が疑われるケースがあったことがわかったという。
一体、どうしてそんなことになるのか不思議です。
「過払い金があるかもしれない」と思われた方から依頼を受けた場合、当事務所では
1 まず委任契約をしますが、この時に費用についてご説明します。
2 貸金業者に取引履歴を請求し、届いた履歴から引き直し計算をします。
この時点で「計算上、いくら過払い金が発生しているか」を依頼者の方にすぐ連絡しているのです。
3 交渉または訴訟によって、回収した過払い金は契約書通り、費用を計算し、計算書を作って、お渡しするか郵送(希望によって局留めもあり)しています。
当事務所では、上記のように過払い金の額も費用もきちんと説明しています。
大部分の事務所は、適正に事務処理されているのだと思われますが、ごく一部の弁護士・司法書士に誠実さを欠く悪質な行為があったということは、法律職全体に不信の目を持たれてしまいかねず、非常に残念です。
なかには、消費者金融の元社員が持ち出したリストで、提携弁護士や司法書士が過払い金請求している例もあると聞きます。
福岡の当司法書士事務所に依頼された方のなかにも、「あなたは過払い請求できますよと電話がいきなり、かかってきた」という方がいらっしゃいました。
「確かにかつて金融会社に借りていたことがあったけど、こんな電話は怪しい」と思われたら、弁護士や司法書士が直接面談する事務所に相談された方がいいでしょう。
福岡の武富朋子司法書士事務所 武富
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