魔法のメガネ

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対立ではなく相補


桜沢如一先生の著書「魔法のメガネ」のリメイク版が発売されました。


この本は私にとって深い思い入れがあります。私のマクロビオティックの師である方が、「この本で人生が変わった」と何度となく仰っていたからです。


正直な話、初めてこの本を読んだとき、「ふ~ん、そこまですごい本かな~」というのが最初の感想で、私にとってはそれほど大事な位置づけの本ではありませんでした。


しかし、何度か読んでいるうちにこの本の奥深さが分かってくるようになりました。


マクロビオティックを実践していく上で必ず出てくるのが「陰と陽」。「魔法のメガネ」はそれを分かりやすく教えてくれる指南書です。

本の内容は、陰とはなにか?陽とはなにか?すべての物事(食物も含めて)陰陽で判断する「魔法のメガネ」を身につけていくというお話で、物語形式になっていてとても読みやすいです。


陰陽を勉強していく上で陥りやすい過ちは、陰は悪くて、陽が良いという判断です。


随分昔に、食の講演会で「食物を陰と陽で判断することは、食物にとって失礼なことではないか」と言った方がいました。その時は「確かにそうだな」などと感じたものですが、今は違います。


陰と陽は善悪の判断基準ではないし、対立しているものでもなく、相対的に判断しているだけで、逆にお互いを補っているものです。


すべての物事を陰陽で判断するということは、調和するために必要なことであり、「すべてがひとつである」ということ気づくためにも必要なことであると思います。

リメイク版を読んでみて

マクロビオティックを学びたいという方、実際にマクロビオティックを実践している方でまだ読んだことがないという方はぜひ読んでください。


行き詰まっている方や、基本に立ち返りたい方にも読んでいただきたいです。この本には小手先の技術や知識よりも重要なことが記されていると私は思います。


今回「魔法のメガネ」のリメイク版が出来上がったのも、この本の重要性を示すものではないでしょうか。


実際に今回のリメイク版を読ませていただくと、内容や登場人物などが現代版に変えられていて、とてもおもしろく一気に読破してしまいました。

陰陽の指南書としてだけではなく、人生に悩んだとき、生きていく上でのバイブルにもなりうるのではないかと感じました。


マクロビオティックの入門書としてもおすすめしたい本です。

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