「余命一ヶ月の花嫁」をみました。 | oguco @ Survivor

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乳がん9年生。

ドキュメンタリーの方の、です。


わたしは、本放送時は乳がんの方のことだってことをまったく知らなくて、
自分が乳がんだとわかった後もほとんど内容を知らなかったんだけど
わたしが乳がんになっちゃったと言うことを話した友だちから
文庫版をプレゼントされてはじめてちゃんと内容を知りました。

最初は、

「わたしも乳がんなのに、こんな末期で死んじゃった人の話を読めなんてどうしろって言うんだろう。
なんにも落ち込んだりしてないのにこんな怖い結末の話見せられてどうしたらいいんだろう。
やっぱりどんなに話をしても患者の気持ちなんてわかってもらえないんだ

と思って、とても悲しくなりました。

それまで、別の所で少数の友人にむけて
乳がんについてと、病状をお知らせするためにblogを書いていたんだけど
一生懸命書いても誰にも理解されていないんだなという気がして
なんだか急にばかばかしくなってしまい、
乳がん友だちがほしくてアメブロでblogをはじめてみました。


わたしの手術は5月8日。
映画の公開はは5月9日。
手術の日が近づいてくるにつれて、公開が近づいてくるので
映画のCMやテーマソングがテレビで大量に流れるようになりました。
そのたびにわたしは日頃見ないようにしている自分の中の恐怖心に
ちくちく針で刺されるような思いでした。

はっきり言って、不快。
自分と同じ病気で亡くなった方のことを何度も目にするなんて
これほど不快なとはありませんでした。


でも、見方をすこし変えてみると映画化されることによって、
大々的にプロモーションされれば、千恵さんの存在と、千恵さんの願いである
「乳がんについて知ってほしい、検診を受けてほしい」
ということを広く知らしめることができたのなら、
それはむしろ喜ばしいことなのではないかな、と思うようになりました。

乳がん患者にとっては、辛い気持ちにさせられることの多いコンテンツだと思いますが
「乳がんについてもっと知ってほしい、検診を受けてほしい」
という思いは患者とて同じはずだと思います。


ただ………………
みんなああなるって思われちゃうのも困るなあ…
現にわたしみたいに超初期で全摘再建してぴんぴんしてる人もたくさんいるわけだし…
あんまり重病人みたいに扱われるのもやっぱり困るし…
変に同情を買うのもイヤだなぁ。


う~ん…うまく書けないなぁ。
またなんか思い付いたら書きます。



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