マンタくん
テーマ:OGMアニマルシリーズ今回のアニマルシリーズは「マンタくん」です。
10年程前の作品ですが、歴代アニマルの中で製作期間2年と最も時間がかかって完成したボードです!
なぜそんなにかかったかというと、ボードの幅が広すぎるためサンディングルームで向きを変えることが難しく、サンディングマンの水尻くんが嫌がって1年半も工場の片隅で雨に打たれていたためです。
でも、おかげでボトム(お腹?)が少し黄ばみ、完成した時から王者マンタくんにふさわしい風格がにじみ出ていました。
苦労して出来上がったマンタくんですが、OGMアニマルシリーズのレギュレーション「4フィート、オフザリップ可能」には遠く及びません。
まずテイクオフが非常にシビアです。
両サイドのヒレの下側に切り込みが入れてあるのが確認できると思いますが、設計段階ではここからパドルできるはずでした。
でも、実際にパドルしてみると、この切り込みの位置は遥かに後ろ過ぎで、波待ちの時の足を出すのに便利なデザインとなってしまっています。
マンタよりもクリオネに似ているというひどい意見もありました。
という訳で、パドルでのテイクオフはほとんど無理です。
このボードはちょっと大きめの波での差し乗り以外に方法が無いことが判明しました。
このボードでのテイクオフは周囲のサーファーや自分にかなりの危険を伴います。
次に重要なターン性能を説明します。
横から見たこの写真でわかると思いますが、左右のヒレは大きく上方に反っています。
これでボードを傾けてもヒレは水に漬からずターンができると思っていました。
でも、このボードでテイクオフできるのは大きな波だけです。
ボードをちょっと傾けただけで波のフェイスにヒレが刺さりスピンします。
非常に危険なボードです。
以上より、このボードの最適な乗り方をまとめると、
1.できるだけ大きく、ホレた波に差し乗りをする。
2.パーリングに注意しながらまっすぐボトムに向かいそのまま耐える。
3.ボードをできるだけ傾けないようにしながら、波がヒザ以下になるのを待つ。
4.波が十分小さくなったら、おもむろに向きを変えてみます。
5.決してレールを使おうと思ってはいけません。
こんな感じかな!










