はやり唄万葉集

日本の歌謡5000曲超を24チャンネルに系統分類。「YOU TUBEを友に」欄の歌謡タイトルをクリックすればリンクして歌謡が楽しめます(2016.9.2〜)。

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祝言唄 しゅうげんうた

狭義の祝儀唄の一つで、婚礼には付きものの祝唄である。

【例歌】

祝言高砂唄祭文 上 しゆうげんたかさごうたざいもん

高砂や。この浦船に帆をあげて月もろ共にいでしほの。「なみの淡路の島陰よりも。「艪の音が。一挺か二挺か。三挺か四挺。「六てうこばやをせへせ宝船「今宵は君はござらぬか。昨日も今日も過ぎし夜の。逢はであひとてござりやせんとて。「苫屋の床の(ひじ)(まくら)。夢見ぬための仮睡(うたたね)なぜに。そなたは来て起こす。サイモンブシ「げにや誠に草木(さうもく)は。心なしは申せども。花実の時をばそなへたり。南枝の花を今更に。始めて聞く言の葉は。これてんせいの道理なり。ナガシ「こゝに播州高砂の。浦に仲よき夫婦あり。()の葉を掻きて朝夕(てうせき)に。酒を暖め楽めり。げに(もろこし)蘇子贍(そしぜん)も。これにはいかでまさるべし。夫婦一所に岩かねの。こゞさか上にやすらへて、やれくたびれた。女房どももちつと。こちへよれ〳〵と。姥が片膝仮伏(かりぶし)に。つや〳〵ねぶるをゆり起し。これなうこゝな親爺殿。うちに水がつきますか。(よる)はこそ〳〵出歩いて。(わらは)ばかりが独寝(ひとりね)の。(つま)()ちながら。後家(ごけ)立つる去らず死なずの生仏(いきぼとけ)は。なう此の姥が事ぞいの。ほんにちと。まあ起きさんせ。これ目醒しにこしめせと。茶碗片手にとつくりと。「こぼさぬやうにと差出す。サイモンブシ「親爺は妻の志。たんと嬉しう思へども。つい飲む事も不首尾さに。なにをぬかしをる老耄(おいぼれ)め。あたかしましいせは〳〵と日さへ暮るれば寝よ〳〵と。十九(つづ)二十(はたち)の身のやうに。むしやうに人をせがみをる。寝入れば寝冷(ねびえ)するとて。熱いに着る物きせくさる。起きれば手水つかへとて。どこも洗へとせがみをる。まだ目もさめぬに茶を飲めと。茶碗取る手にやつきり〳〵りとな飯をくへ。からりと箸をおくとはや。髪を()かうとせがみをる。なんぞといへば初物ぢや。これこしめせと突きつける。めつたに俺を飼ひ育て。長う添はうといふ事か。釈迦でもさうはなりませぬ。ほかを嫁げと申しける。(下は略)

──歌祭文、江戸前期作、『新編歌祭文集』

[メモ] 長いうえ素人には歌いこなしが難しく、芸人の出張りが少なくなかった。

YOU TUBE

花嫁行列と長持唄 *日撫神社(米原市顔戸)

 

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祝儀唄 しゅうぎうた

祝儀のときにうたう唄。

結婚・元服・新築・還暦など色々ある。

【例歌】

祝儀唄〔広島県〕

お前百までわしや九十九まで、共に白髪の

生えるまで。

叶うた〳〵思ふ事は叶うた、末は鶴亀五葉の松。 

目出度〳〵が三つ重なりて、庭に鶴亀五葉の松。

これのお背戸にや、茗荷や〓冬(ふき)や、冥加目出度や、ふき繁昌。

ことしや豊年どし、穂に穂が咲いて、道の小草に金がなる。

──里謡、近代に採録、『俚謡集拾遺』

[メモ] 土地の古老の長寿祝でうたわれた。

YOU TUBE

紀元節 きげんせつ         高崎正風詞

♪一 雲に(そび)ゆる高千穂の、高根おろしに、草も木も、なびきふしけん大御世を、あおぐきょうこそ、たのしけれ。

 二 海原なせる埴安(はにやす)の、池のおもより猶ひろき、めぐみの波に()みし世を、あおぐきょうこそ、たのしけれ。

 三 天つひつぎの高みくら、千代よろずよに動きなき、もとい定めしそのかみを、仰ぐきょうこそ、楽しけれ。

四 空にかがやく日のもとの、よろずの国にたぐいなき、国のみはしらたてし世を、仰ぐきょうこそ、楽しけれ。

──祝賀唄、明治二十一年発表、『紀元節の歌』

民謡報国・国防音頭      倉満南北詞

「菊の栄」

♪すめらみくにのいしづゑかたくよ サノセ

 皇子目出度御誕生うれし ドント

 栄へいやます 栄いやますお国ぶり ヨーイト

 日の本万々歳 ヨヤサノ ヨイヤサツサ

「国 防」(二上り)

♪お国思へば防がにゃならぬよ サノセ

 どんなお方が御座ろとまゝよ ドント

 かたい瑞穂の かたい瑞穂のお国ぶり 

 ヨーイト ヨヤサノ ヨイヤサツサ

                (後略)

──祝賀唄、昭和十五年今里新地組合発表、『奉祝歌』

[メモ] 譜面もしくは曲の指定はない。

祝儀唄のCDも何種類か発売されている

YOU TUBE

御祝儀婚礼 *中越信幸

 

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地蔵和讃 じぞうわさん

地蔵菩薩と化した幼子への追悼の唄。

民俗関係の資料を見ると、この類の唄が全国津々浦々に散在している。どの地域の唄が源なのかもわからない。

【例歌】

さいのかわらさん

きみやう ちやうらい めいどにて

 ものの あわれの そのなかに

 さいのかわらの みづかがみ

みるに なみだの たいがたや

はなを つくづく ながむれば

ひらきし はなわ ちりもせで

つぼみの はなの ちるをみて

はなも わがこも あのごとく

むじやうの かぜに さそわれて

しでの やまじも ひとりして

しやうづか ばばの もとによき

きたる いるいを はぎとられ 

かわいや まるの はだかにて

さいの かわらの はつたびを

きくに つけても あわれなり

ふたつや みつや よついつつ

とより うちの みどりごが

さいの かわらに あつまりし

ちちを こいしや ははこいし

こいし こいしと なくこいは

このよの こへとわ ことかわり

かなしさ ほねを とうすなり

かの みどりごの しよさとして

かわらの いしを とりあつめ

これにて いかうの たふをつむ

いちじよう つんでは ちちのため

にじよう つんでは ははのため

三じよう よじよと つむときわ 

ついぜん くやうの つとめなく

ただ あけくれの なげきにわ 

むごや かわいや ふびんやと 

をやの なげきわ なんじらが 

くげん うくる たねとなる

われを うらむる ことなかれ 

かね てつぱうを ふりあげて 

つみたる とうを うちくづし

また つめつめと せめければ

をさなご あまりの かなしさに 

まこと やさしき てをあわせ 

よるし たまいと ふしをがむ 

なんじら つみなく をもふかや

ははの ちぶさが いできれば

なくなく むねを うつときわ

ははを はなれず なくこいわ

てんち ならくい ひびくなり

いへつつ をにわ きいうせる

みねの あらしの をとすれば

ちちかと をもふて はせのぼり

たにの ながれを きくときわ

ははかと をもふて はせくだる 

あたりみれども ははもなし

たれとて そへじを なすべきや

西の川原(賽の河原)地蔵〔ブログ「オノコロこころ定めて」より〕

にしや ひがしと かけまわり

いしや きのねに つまづいて

てあしは ちしほに そめながれ

をさな ごころの あじきなや

すなを しきつつ いしまくら 

なくなく ねいる をりからに

また せいじやうの かぜふけば

みな いちどうに をきあがり

ここや かしこと なきあるく

そのとき のうけの ぢぞうそん

ゆるぎ いできて たまいつつ

なにを なげく をさなごよ

なんじの いのち みじかくて 

めいどの たびに きたるなり

なんじが ちちは しやばにあり

しやばと めいどわ ほどとほし

われを めいどの ちちははと

をもふて あけくれ たのめよと

をさなき ものを みごろもの

もすその うちに かきいれて

あわれみ たまうぞ ありがたき

いまだ あよまず をさなごが

しやくの じやうのいに とりつかせ

にんたく じひの をわたいに

いだき かかいて なでさすり

だいひの ちぶさを あたいつつ 

なくなく ねいる あわれさわ

たとい がたなき をんなみだ

けさや ころもに すがりつき

たすけ たまふぞ ぢぞうそん

──信心唄、幕末まで伝承、『地蔵和讃明治版』(新潟県・丸山広造版)

[メモ] 文句は幕末に新潟において筆写の旧本復刻版による。「賽の河原」は冥途の賽の河原を指し、そこで早世した子供が親たちの哀悼を受けながらも受難に苦しむさまを描いている。

YOU TUBE

地蔵和讃 *山村豊子

水子地蔵和讃

 

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祭礼唄 さいれいうた

祭りのための唄。

多くは鳴物・囃子入りで、流布の範囲も全国的に広がっている。

【例歌】

山王の さんのうの

オーンヤリヨウ 山王のお祭りに、猿と酉とがせんだつで、山車や屋台の大陽気、笛によすけの打ちこみは チヤンチキ チチチチ ステテンストドンドーン

──祭唄、江戸後期流行『江戸小唄の話』

東京都港区の現日枝神社を「山王」といった。山王祭は毎年六月十四日に始まる例祭。よすけ=与助、神楽の囃子方。

県社真清田祭歌〔愛知県〕 けんしやませだまつりうた

♪お婆々(ばば)どこ行きやるアー、アヽナーアヽ、おゝ婆々何処行きやるなアーア、三升樽さアーげて、さうらばエーエ、ヒユル〳〵ヒユ、ドン〳〵〳〵、嫁の在所へなアーア、ナーア、嫁の在所へなアー、サヽ孫抱きに、さうらばエーエ、ヒユル〳〵ヒユ、ドン〳〵〳〵。(中島郡)

──祭唄、近代に採録、『里謡集拾遺』

[メモ] 祭歌らしからぬ、子守唄風の変った唄である。

春日神社田植祭〔奈良県〕 かすがじんじやたうえまつり

♪若たね植ゑそよ苗たね植ゑそよ、女の手に手を取りて、拾ひ採れよとヤレ〳〵ヤレ〳〵。

みましもけや若苗とるてや、白玉(しらたま)とる手こそ白玉なゆらや、とみくさの花ヤレ〳〵ヤレ〳〵。

(ふく)万石(まんごく)本石(ほんごく)へ、うゑ散らして、手に手を取つて拾ひ取るとヤレ〳〵。(奈良市)

──祭唄、近代に採録、『里謡集拾遺』

打込〔鹿児島県〕 うちこみ

天下泰平長久に、治まる御代こそ久しけれ。峯の松風さー〳〵舞鶴がちとせずも、末もはるかに祝ひ治むる。ヒーヨー。

──祭礼踊り歌、近代に採録、『日本歌謡集成』第十二巻

 

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歳時唄 さいじうた

唄でつづる歳時記、といったところである。四季折々の雑多な行事も含めて広い範囲が対象になる。

【例歌】

初詣 はつもうで

年増盛りの(はつ)(とら)参り 忍ぶ頭巾(づきん)のつい見知られて 地味な小袖の隠し裏 こぼれ松葉の幾千代も 離れぬ中の楽しみは 太平(たいへい)(らく)で世を送る おおよいことのよいことの。

──江戸端唄、江戸後期作、『端唄大全』

十日恵比寿の歌 とおかえびすのうた

十日恵比寿のうり物は、はぜ袋にとりはち(ぜに)かます、小判に金箱たて烏帽子(えぼし)ゆきてはすさいづちたばねのし、ささをかついで千鳥足。

さておやまの身の果は、内海(うつみ)やかをかしまやか(こう)(いけ)、うけだすそのまま奥様と、いふたらよかろがそりやならぬ、やつぱしくるわでのたれじに。

──歳時唄、維新期流行、『明治流行歌史』

浪花十二月 なにわじゆうにつき

万代(よろづよ)も、尽きせぬ()代や明けの春、まづ元日の寿(ことぶき)や、ものもどうれと初礼者、祝ふ若菜や七草の、(すずな)蘿蔔(すずしろ)神かけて、祈る誓ひも(わか)(えびす)、宝納まるお蔵前、吉兆の〳〵毎年の戎さん、こゝでござりますぞえ、欲に小宝はぜ袋、(なか)に色めく廓駕(くるわかご)、ホイカゴ、別けて尻目も(うは)の空、昇る如月(きさらぎ)初午の、太鼓の富士か朝霞、馬場(ばんば)に並ぶ(やつこ)(たこ)、糸の(もつ)れは唐傘の、引いたときつう引かれ、彼岸()や、アヽ涅槃(ねはん)の床のアヽしめやかに、アヽなんまいだ〳〵、名にこそ高き浪花寺、伶人(れいじん)の舞や(しやう)()も、雲井に近き雛祭り、差いつ押さへつ小盃、酔うた紛れや、()(すそ)引かれし汐干の海よ、蛤ならで片思ひ、およいと入れ(ぶみ)をしました事は内証(ないしよ)々、(だれ)に知らせ市卯月の空に、野崎参りの舟と(おか)、ぞめき参りははしたなく、巻くや真菰(まこも)の足に巻き、幟の鍾馗(しようき)金時の、力も見ゆる菖蒲太刀、雨の上がりの難波の五月(さつき)、やいとかけつけどろつくどん〳〵、しんぎの茶屋で蜜をまおよ提灯の、天神祭りはサヽ山崎の、涼みの中を押し分けて、京都烏丸本家枇杷(びは)葉湯(えふたう)、ばかし(にはか)のその中を、もうお(はら)ひか(せは)しなや、七夕さんの契りは一夜、夜這(よばい)(ぼし)さへ逃げて行く、空に一条(ひとすじ)天の川、渡りおふせて八朔(はつさく)や、指を数へて松が枝の、恨みも晴れて名月の、()んだ心で放し鳥、喜ぶ声も菊月の、(あと)の祭りの宮神楽手事「済んで()の子の炬燵(こたつ)にも、評判聞いた顔見世の、揃ひ衣裳の花やかさ、民も賑はう松が枝の、咲くやこの花冬(ごも)り、()(かへ)りの花ならん、餅搗く音や煤払ひ、(みつぎ)納めや(きぬ)配り、言葉も訛る()()(ぞろ)に、取り染めたる数々の、豆の囃子で大晦日(おほつごもり)の、末幾千代と祝ひ納めん。

──手事物地歌、伝承現行、『上方芸能辞典』

[メモ] 大阪の旧年中行事を詞に収めてある。このように手事で結ぶ曲を「手事物」といっている。

 

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婚礼唄 こんれいうた

婚礼の祝宴でうたう祝唄。

昔の祝言模様

【例歌】

高砂 たかさご

四海波しづかにて、国も治まる時津風、枝もならさぬ御代なれや、あひに相生(あひおひ)の、松こそめでたかりけれ、()にやあふぎても、こともおろかやかゝるよに、すめる民とて豊かなる、君の恵みぞ有難き、〳〵

高砂や、此浦船に帆をあげて、〳〵、月諸共(もろとも)に出しほの、波の淡路の島かげや、遠くなるをの沖過て、早(すみ)()に着きにけり、〳〵

千秋楽には民を撫で、万歳楽にはいのちをのぶ、相生の松風、颯々(さつさつ)の声ぞ楽しむ、〳〵

──宝生流謡曲、明治時代の録音、『美音の栞』第四七六〇四号

婚礼唄〔熊本県〕 こんれいうた

親はどんなもの、しら茶にまようてノシコレ知らぬ旅路に娘遣る、ヨカロカノシコレ、よつなかばつてん、どうしよに、コツポヨカ〳〵。

姑は無理なもの、石で袴を縫へといふ、石で袴を縫はれるならば、山の葛が糸となる、ヨカロカノシコレ、よつなかばつてん、どうしよにコツポヨカ〳〵。(玉名郡)

──祝唄、近代に採録、『日本歌謡集成』巻十二

 

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寿ぎ唄 ことほぎうた

平穏無事な世を祝いあうための伝統唄。

祝い唄が通俗的であるのにくらべ、〈寿ぎ唄〉は一段と次元の高い詠歌である。

宝船・七福神・鶴亀など目出度物を主題にする。

【例歌】

たんてうの鶴 たんちようのつる      今西一音詞

かず〳〵のさかづきにちよよろづよとかさね〳〵てめぐらする、てうしもとり〴〵いとたけの、こゑもにぎはふさつ〳〵のまつのかぜ、たんてうのつるは、ていしやうにまひをかなで、よはひをさゝぐる、きみがみよ「つきじつきせじよむともつきじまさごのかず、ひとつふたつみつのはま、よつのうみなみ静かにてゆたかにをさまる、みよぞめでたき。

──二上り端歌、『琴線和歌の糸』(寛延四年)

春風に梅 はるかぜにうめ

春風に(かお)れば 君を待つ 心のたけの嬉しさに 初音の夢を身に添えて アレ憎らしい明けの鐘。

──本調子小唄、江戸後期作、『端歌大全』

[メモ] 新吉原での正月叙景。陰暦の正月初春に目出度事の三象徴である松・竹・梅を一詞中に折り込んで、賀歌仕立てにしたもの。傍点は筆者。祝儀のときなど、祝唄として自作の一編を贈ると喜ばれよう。例歌はその手本になる作品である。

 

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御祝儀三吟 ごしゅうぎさんぎん

『御祝儀三吟』は歌川春升画の錦絵歌集(詞の作者は未詳)で、「松竹梅」それぞれ数え歌形式の詞が付けられている。

 宴席などで好んでうたわれる目出度い尽し物である。 

【例歌】

松尽し まつづくし

♪一本目にはいきの松、二本目には庭の松、三本目には下り松、四本目には志賀の松、五本目には五葉の松、六つ昔の高砂(たかさご)の、尾上(をのへ)の松や曾我の松、七本目には姫小松、八本目にははまの松、九つ小松を植ゑならべ、十でとよくの伊勢の松、此松は不老の松にて、なさけ有馬の松が枝に、くどけばなびく相生(あひおひ)の松、またいついつのやくそくに、日をまつ時まつ暮をまつ、連理(れんり)の松にちぎりをこめてめでたいな。

竹尽し たけづくし

一本目にはいなの笹原、二本目には二年竹、三本目にはさらし竹、四本目には四方竹、五本目にはごま竹や、六つ昔は在原の業平竹や呉竹の、七本目にはしちく竹、八本目にははちく竹、九つことしの若葉竹、十でとよ竹御代(みよ)の竹、此竹は無量の竹にて、幾世おもひの竹の色、ちとせを祝ふ女夫(めをと)竹、そのすゑすゑの添伏(そひぶし)は、や竹に思ひの竹いふて、ふたまた竹のちぎりをこめてめでたいな。

梅尽し うめづくし

一本目にはいその梅、二本目にはにしき梅、三本目にはさかえ梅、四本目にはしだれ梅、五本目には()()の梅、六つ武蔵葛飾(かつしか)に、紅梅殿や(ぐわ)(りう)(ばい)、七本目には七つ梅、八本目には鉢の梅、九つ小梅や(こぼ)れ梅、十で(とび)(うめ)つくしがた、この梅は常世(とこよ)の梅にて、さかえさかふる梅が枝に、ひらけばかをる軒の梅、さてかずかずの花の兄、野の梅、(やり)(うめ)(むろ)の梅、(あう)宿(しゆく)(ばい)に契りをこめて、めでたいな。

──祝儀唄、明治二年流行、『御祝儀三吟』(錦絵揃組)

 

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