アンリのクッキー

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出産祝いのお返しにいただいた品。

アンリ・シャルパンティエのクッキー。

美味。

関西にいた頃、アンリはまだ芦屋にしかなく、女子にそれはそれは大人気のケーキ屋さんだった。

それがいまや関東に進出して全国的に有名なお店に。

一つ上の学年だが年は三つ上のきづさんという先輩がいて、そこでバイトしていた。

きづさんはコワモテでどう見てもその筋の方にしか見えない人で、実際、高倉健さんの役柄のように曲がったことが嫌いで男気があってとてもケーキ屋さんでバイトしている風には思えない。勧められた酒を断ろうものなら血を吐くまで飲まされそうな雰囲気だったので後輩は誰も彼の酒を断れない。

でも飲み会なんかでは顔に似合わず突然アンリのケーキや焼き菓子を持ってきてくれる。

こっちは日々餃子の王将と天下一品のラーメンを楽しみに暮らすビンボー学生だったので、喜びに沸く女子を前にそのありがたみをいまひとつ実感していなかったが、美味しかったことだけは覚えている。

そのアンリのクッキーを久しぶりに食べたのできづさんを思い出した。

アンリにそのまま就職したと聞いたので、もしかしたら今もお店にいるかもしれない。切れ長の鋭い目で睨みを利かせながら笑顔で応対するきづさん・・・。その姿だけはいまだに想像できん。



アンリ

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富士山をユネスコの世界遺産にすることは当然のことだという考え方というか風潮がどうもしっくり来ない。すでに十分すぎるほどお客さんは来ているし、ユネスコの力を借りなくても保全計画くらい作れるだろうと思うけど、そもそも世界遺産って何だ?というところから地元はあんまりよく分かっていない。だから「世界遺産になったら規制がかかって商売できなくなるから反対」みたいな意見も出てくるし、その辺りの商売っ気ある話しか話題に上らない。だいたい日本のシンボルともあろう山が世界自然遺産のときには国内候補にすらならなかった。自然じゃダメだったけど今度は文化遺産ならなれるでしょみたいな気配もなんとなくする。静岡・山梨県庁には世界遺産推進課というセクションがあるくらいだし世界遺産になるためにはそれなりのカネもかかるんだろう。すそ野にデカい軍事演習場があっても文化遺産になれるの?とか、分からんことが多すぎる。

『俗界富士』を撮った藤原新也さんに会った。

太陽を跳ね返すような真っ赤なコーラの自動販売機の向こうに富士山が見える。この姿こそ日本だと。

俗世間も富士山も同じように神々しいよねって。

世界遺産になってほしいと思った。


富士山コーラ

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富士宮で

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撮影の途中、たまたま立ち寄った居酒屋風焼きそばのお店。

もちろん美味しかったんだけど、よくある漫画なんかを置いている本棚をふと見ると、

こんな感じの品揃えになっていて、ご主人と意気投合したい気分になった。


しかし、

富士宮には焼きそば食べながらおもむろに中島敦、武田泰淳、藤原新也らを手に取る文化が存在する。

恐るべし。



      本棚3

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河口湖で

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河口湖


河口湖で紅葉を生中継するので下見に。

湖畔の広場では紅葉まつりをやっている。


去年の今頃は山中湖で過酷な撮影をしていたなあと思い出しながら

名物だという「しし汁」をすする。

猪の豚汁みたいな。

1杯300円。

脂身が美味しいというがほとんど肉らしいものは見当たらないが。


影が長くて気持ちがいい。


影


カルテ

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咳がとまらないので近所に開院した内科クリニックへ。

1時間ほど待って診察室へ。


医師登場。

問診しながらおもむろにパソコンの画面に入力していく。


最近のお医者さんって紙のカルテじゃないの?


今までよく行っていたお医者さんは80に届きそうなベテラン先生で

そんなおじいちゃんなのにドイツ語風の文字を紙のカルテに流暢に書いていた。

「おっ、さすが」と思ったわけで。


最近は電子カルテっていうのがあるんですね。


便利なんでしょうけどねえ、でもどうも馴染めなかったなあ。