幸運な一日 | オゲレツ365日

オゲレツ365日

ウクレレ歌手・ツリーのブログ。

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11月16日(火)

休日の朝。
目覚めた途端にヒドイ空腹感。
節制しているからかしら。カナワンワ。

散歩がてらコメダコーシーへ行く。


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田舎みたいな風景。てか多磨霊園なんて田舎か。

空が鉛色。雨が降るのか?
洗濯物ベランダに干したまま出てきちゃった。

何が起きても、起きてしまったらしょうがない。それが世の常、運まかせ。布団なんかビショ濡れになってもイイじゃナイカ。死ぬワケじゃなし。でも降ったら狂い死ぬ。

のんきにコメダへ大行進。

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寒くともアイスミルクコーシー。コメダ俠客は決して心変わりしない。心変わりこそをワタシは憎む。ホントにオイシイなぁ(^_^)

何か食べる前には必ずサラダや野菜類を採るようになった。食べる順番というのが一番大切なんだって。血糖値の上昇を防ぐために、まず最初に野菜を食べるノダ。

「どっちでもエエやんけ、そんなもん、ババしたらしまいやんけ!」

静かにしてくれ。そんな単純な話じゃナイんだ。  

ウ◯コしてそれでおしまい、なんて牧歌的な時代はもう終わったのだ。
ウ◯コバブルはハジけた。慎重にいかなきゃナラナイ。食べることが一番シリアスなのだ。

はぁ〜明太子で白ごはんドンブリ三杯くらい噛まずに食べたいなぁ。

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思いつくままテキトーな道を歩いて帰る。
路地ばっかなんだヨ。フラフラ放浪。
一瞬にして迷った。

でも地元なんだから、なんとか帰れるだろう。まだ朝だし、時間はあるし、気にしない。


ベランダから犬がこっちを見ている。

俺もジーッと見つめ返す。そしたら火がついたように吠えだした。うるせーなー。

気にせずジーッと見つめる。
さらに狂乱状態で吠え続ける。

犬の気持ちってどんなだろ?
見つめる。吠える。


夜、亀有KIDBOXに松浦湊さんのライブを観に行った。

亀有、初めて来た。両さんの町。


実は俺はこち亀の第1回目をリアルタイムで覚えている。

秋本治がまだ『山止たつひこ』ってペンネームだった頃だ。

「なんだよ、「ヤマドメ」って?コイツ、山上たつひこモロパクリかよ?」と思った。

山上たつひこ先生の『ガキデカ』の大ファンだった俺はそう憤慨したのだった。
でも、こち亀、面白かったからすぐファンになったけど(^_^)

とにかく、こち亀の第1回目を覚えてるぜ!の独白とか、どんだけ俺はジジイなんだよって落ち込む(T_T)確か1976年。その頃はすでにキャンディーズに夢中だった。

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亀有KIDBOXで松浦湊さんとほりのみほさんのツーマンライブを観に行った。キッドボックス、初めて来ました。

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お店に入ってびっくりした。フツーに人の家に遊びに来たみたい!(◎_◎;)
写真撮りたかったけど、俺のはシャッター音がバカでかく、演奏中に撮るのははばかられ&終演後は湊ちゃんの話が面白すぎて写真撮るの忘れてた。

お店の雰囲気伝えたかった。
ツイッターから拝借した写真☆

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この戦場跡みたいなの真ん前が歌うスペースなんダヨ。演者はこの惨劇を見ながら歌うんだ?すげえ胆力だな。

友達の家で部屋飲みしてて、その途中で歌を聴く、みたいな感じ。素朴でメッチャ良かったの!すごい感激してしまった。俺は一撃で好きになった(^_^)

ライブはほりのみほさんから始まった。
すごいイイ曲ばかりで驚倒した。素敵。また聴きに行きたい!

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松浦湊さんの最新作『レモンチマン』

聴いた瞬間、俺はフッ飛んでしまった。もの凄い作品だ。
ライブとは違う。知っていたものとは違う。圧倒的な世界が、我関せずで存在していた。一秒一秒が涙のしずくのように過ぎて、消えてゆく。でも、冷厳な世界。ナニこれ?と思った。

もう大好きすぎて言葉も見つからないくらい好きだ。素晴らしいアルバムだと絶叫断言したい。ずーっと聴いてマス*\(^o^)/*

湊ちゃんのライブも素晴らしかった。二の句がつけられない美しい曲の数々。

『五本足の悪魔』のイントロが聞こえ、歌が始まった途端、鳥肌が立った。なんていい曲なんだろう。天才はいるんだ。


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終演後「CD買ってください~」って言ってるから物販テーブルをのぞいたらフッ飛んだ。凄まじい惨状になっていた。

「ど、どこにCD置いてんダヨ!」

ビールタワーの両サイドに埋もれるように少しだけあった。見える?これが物販?まるで西成のあいりん地区みたいだ!

圧巻の光景。さすがとしか言いようがナイ。ちなみにビールタワーは、松浦湊さんが飲み干した残骸を自ら積み上げたもの。まさに魂の供養塔。俺は激写せずにはいられなかった。

終わった後もみんなで楽しい時間を過ごした。 
そこに一緒にいられて嬉しかった。
降ってわいたような幸運が舞い込んできた一日だった。

電車の都合で先においとまする。素敵な余韻でブラブラ。
グッドミュージックがひっそりと咲いた。きれいな花だった。

こんな日がまたやって来たらイイなと思い、夜空を見上げた。

亀有の夜空が、俺にはゴッホの絵のように見えた。緑茶割り2杯しか飲んでナイのに、なぜだろう、そこはかとなく、ぼんやりと、ゴッホだった。

とても美しい夜空に見えた。