「コメント力」
今週に入って、4月とは思えない、しまったコートを取り出そうかと迷ってしまうくらい寒い日が続いている。
こんな三寒日が来るとは露知らずにいた先週の、お花見日和のポカポカした陽気な昼下がりに、久々に少し時間ができたことから散歩がてら、会社の近所(本の街、神保町)の書店巡りをした。
実は最近、読書が趣味だ。
移動中の電車の中、ふと空いた時間、睡眠前、週末の午後・・・
気がつけば本を読んでいる自分がいる。
だから必然的に本屋に行くのも好きになった。
なんか宝探しをしているようで楽しい。
思わず「おっ!」と唸ってしまう琴線に触れる瞬間を求めて。
DJやってる人やレコードコレクターの人には分かると思うが、
中古屋で思わぬレア盤がないか掘りにいく、
新譜視聴して「これだ!」という刺激ある盤を探しにいく、
シーンこそ違えど、そんな期待を膨らませて俺は本屋に足を運んでいる。
だからすごく時間がかかる。
でも仕事中はそんな時間ないから目利きが必要だ。
短い時間でぱっと買わなければいけないから。
(ホントはゆっくり時間をかけたいんだが)
そうなるとやはり「タイトル」が購入の大きな要素となる。
非常に前置きが長くなったが、
本屋巡りをしてそのタイトルに興味を持ち(持たされた)、購入した1冊が冒頭タイトルにもなっている「コメント力」(齋藤孝著/筑摩書房)だ。
コメントを求められるシーンは日常的によくある。
どれだけの人が自分の言葉で自分らしさ溢れるコメントが言えるだろうか。
「楽しかった」
とか
「面白かった」
とか
「おいしかった」
とか
通り一辺のコメント(著者によるとこれはコメントでなく感想)しか言えない人が圧倒的に多い。
気の利いた事が言えたらなあ、といつも思っていただけに
即買いしてしまった。
この本によると、日本人の多くがコメント下手なのは、コメントを考える癖がないからだと説いている。
「人と違ったことを言って非難を浴びるくらいなら黙っていた方が良い」
「沈黙は金、黙っていることが美徳」
このような日本特有の文化が日本人をコメント下手にしたと言う。
結果、「ジョークの一つも言えない日本人」は多い。
この本を読んで、一つ一つのコメントを大事にするようになった。
コメント力のある名言や雛形も取り上げられているので、参考になる。
感想を求められたときにも、ただ単に「楽しかった」などという陳腐な事はこの先言わないだろう。
ちょっとした空き時間に読めて即応用できるので、
コメント下手だなあと思っている人に即オススメしたい。
コレと言った急激な進歩はないにしても、少なからず上達への足がかりにはなるはずだ。
考えることが楽しくなり、習慣になることだろう。
相手がどんな事を言うのか、
自分が言ったコメントは果たして何点か、
今はそんな視点からコミュニケーションしている。
コメントの達人を目指して。
最後に本書からシュワちゃんのコメントを一つ。
「今はカルフォルニア州知事になっている俳優のアーノルド・シュワルツェネッガーが知事選
を戦っていたとき、遊説先で観衆から突然、卵をぶつけられた。テレビカメラも回るその前でとっさに彼はこう言って、悪意の攻撃をかわした。さて彼は何といったのだろう?」
「奴には○○○○の貸しだ」
答え:ベーコン
あなたなら何て言う?
ここまで付き合ってくれたアナタ!
さっき見つけた特典映像をプレゼント。
ここまで気合いれて馬鹿やってれば大したものです。