セカンドビギナーのランニング日記(Road to SAROMAN BLUE)

サロマンブルー。それはサロマ湖100kmウルトラマラソン(100kmの部)を10回完走した勇者に与えられる称号です。いつの日か胸にブルーのゼッケンをつけてサロマ路を走ることを夢見ています。   by Ogaman(おがまん)


テーマ:
(6)孫姫とのゴール

 残りは3kmあまりです。ここまでのタイムは1時間27分39秒です。キロ5分ペースに落ちたとしても目標をクリアできます。娘たちには「1時間40分から45分でゴールする」と強気の宣言をしていましたが、どうにかその宣言どおりに走れそうです。

 しかし油断はできません。ここまでいいペースで走れているものの、体はほとんど限界です。足を前に運ぶのも正直厳しくなっています。そのため余力を残していてラストスパートをするランナーには抜かれるようになって来ました。

 軽々と抜き去っていくランナーに少しでも食い下がろうと目標にして追いかけます。そうすることで自分のペースが落ちることを食い止めます。あとはやはり沿道からの声援が頼りです。19km地点の前で「あと2kmだぞ」と応援してくれる人には「いやいや、まだ2km以上あるから」と心の中では突っ込みながら、「ありがとう」と手を振って応えます。

 19km地点のラップは4分46秒でした。落ち込みを最小限に食い止めています。この状態でこのラップを刻んでいるとは、自分の粘り強さを自画自賛したくなりました。でもこの粘り強さを引き出してくれているのは、沿道で応援してくれる皆さん、ブログを見ながら応援してくれる皆さん、そしてゴールでじいじの帰りを待っているであろう孫たちの力です。

 帯広競馬場の前も通過して徐々にゴールが近づきます。しかし足はどんどん動かなくなります。沿道からの声援にはなんとか笑顔で応えますが、周りの様子もなかなか目に入らなくなってきました。

 時計を見るとラップは5分を超えています。でも前をいくら探しても20km地点の表示はありません。どうやら周りが見えなくなって見落としたようです。いや、きっと声援に応えるのに夢中で見落としたのです。そういうことにしておきます。

 中央駐車場の角まで来て左折をします。沿道には今までにも増して大勢の皆さんが詰めかけています。私は最後の力を振り絞って手を振りながら声援に応えます。それと同時に少しペースを落としてクルージングに入ります。もうここまで全力で走ってくれば、あとはウイニングランでもいいでしょう。それと同時に孫の姿を探します。

 その先の交差点を右折するとゴールまで約200mです。その交差点のところに、奥さんと娘と孫たちがいました。孫たちは応援してくれているものの、いつもと比べるとおとなしく感じます。

 それでも上の孫姫に「じいちゃんと一緒に走るか?」と聞くと頷きます。「よし、じゃあ一緒に走ろう」と言って、コースに引っ張り出しました。

 あとは最後の200mをゆっくりと手をつないで走ります。2年前の第1回大会に出場したときからこうして孫姫とともにゴールするのを楽しみにしていた私です。3度目の挑戦で、ようやく夢が叶いました。

ゴール

 孫姫のペースに合わせてゆっくりゴールします。おそらく30秒近いロスタイムがあったでしょう。それでもゴールタイムは1時間42分52秒と、目標を大きくクリアしました。

 ゴール後、やってきた娘に孫を返し、私は完走証を受け取った後、ダウンジョグをしながらホテルに戻ります。

 部屋で入浴着に着替えた後、大浴場で入浴をし、着替えて孫たちと合流します。それから「ふじもり」に行って昼食とします。

ふじもり

 昼食後は孫たちと別れ、六花亭に行きサクサクパイを食べました。パイのサクサク感を保つため賞味期限が3時間というこのお菓子は、帯広に来た時しか食べられません。

サクサクパイ

 それからホテルに戻り一息ついた後、夕食は平和園に向かいます。参加賞としていただいたまんぷくチケット(1,200円分)もここで使う予定でした。

 ところが本店に行くと大勢のお客さんが待っています。9組が待っていて私たちは10組目とか。これではいつまでかかるかわかりません。諦めて近くにある東銀座店に行ってみました。するとこちらも満席ですが、50分程度の待ちで案内できる見込みとか。おそらく本店よりは早いでしょう。待つことにしました。

 1時間近く待って、案内されたらまずはビールです。

生

 それから肉をたらふく食べました。まんぷくチケットのおかげで安く食べられて嬉しかったです。

 翌日は朝にまた孫姫たちの顔を見に行った後、大荒れの天気の中を留萌まで帰りました。昼食は久しぶりに富良野の支那虎に立ち寄り、支那そばを食べました。

支那虎

支那そば

 留萌が近づくにつれて大荒れの天気となり大変でしたが、無事に到着して今回の遠征を終えました。

 聞いたところでは、下の孫姫もじいちゃんと一緒に走りたがっていたとか・・・。となれば来年の目標はただ一つです。来年は両手に花でゴールします。(おわり)


(1)走る前からヘトヘトに
(2)一歩を踏み出す
(3)ペースがなかなかあがらない
(4)ハイタッチの力
(5)スイーツエイドに救われて
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(5)スイーツエイドに救われて

 帯広南商業高校の皆さんのおかげで元気は出たものの、ようやく3分の2を走り終えたところです。足が上がらないと感じているのに、まだ3分の1も残っています。

 しかしこのあたりから徐々に沿道の応援の人も増えてきます。そうした皆さんからの声援に私は積極的に応えます。ときにはこちらから手を振って応援を引き出します(笑)。

 そのように沿道の力を利用してペースダウンを最小限にするよう努めました。

 15km地点の表示は見落としてしまいました。おそらく給水所のあたりにあったのでしょう。ラップが落ちているのか落ちていないのか気になりますが、落ちていないと思って走るよりありません。

 ウェアに刻み込まれている「Let's Run with a Smile!」の文字。これを実践するために、苦しくなってからでも、いや、むしろ苦しいからこそ笑顔を作ります。

 そもそも私が笑顔にこだわって走るようになったのは、沿道の皆さんへの感謝の気持ちを伝えるためだけではありません。苦しいときに苦しい顔をして走るよりも、苦しいときこそ笑顔で走った方が、少しでも苦しさを和らげることができるからというのがその理由です。今こそ、私は笑顔で走るべき時なのです。

 アルバータ通に別れを告げて、交差点を右折すると白樺通に入ります。あとは5kmあまりのほぼ直線コースを走りきるとゴールはもう目の前です。この白樺通に入りますと沿道の応援も一段と増えます。そしてこの先には数箇所の私設エイドもあり、スピードを落とさずに通過するのも心苦しくなるコースです。

 白樺通に入るとまもなくスイーツの街帯広を代表するお菓子屋さんのひとつ、六花亭西帯広店の前を通過します。ここにはなんと、スイーツエイドが出ていました。

 甘党男子の私としては、これを見過ごすわけにはいきません。一番目についたストロベリーチョコホワイトを取って口の中に放り込みました。フリーズドライの苺をホワイトチョコレートでコーティングしたこのお菓子。チョコの甘さと苺の酸味がなんともいえないお菓子です。

 他の人の話によると、ここに出されていたほかのお菓子は、食べやすいように一口大にカットされていたそうです。なんとも嬉しい配慮です。

 昨年まではあったっけ?そんなことを考えながら走っていましたが、予想外のスイーツエイドに俄然元気が出てきました。

 16km地点でラップを確認します。この間の2kmのラップは9分33秒でした。キロ4分47秒くらいです。4分50秒を切っていますからまだペースは落ちていません。大丈夫です。

 走っているときはそんな計算はできませんでしたが、14km~16kmを同じペースで走ったとして5kmごとのラップを見ると次のようになります。

スタートロス 0分41秒
0km~5km 25分02秒
5km~10km 24分25秒
10km~15km 23分23秒

 折り返しを過ぎて下りになったということもあり、ラップはいい感じに上がってきています。このままペースを守っていければ、目標は達成できそうです。問題はペースを守ることが今となっては大変だということですが・・・。

 六花亭のスイーツエイドで元気を取り戻しましたが、この先白樺通では帯広信金のエイドが2か所と西陵中学校のエイドが出ているはずです。これらの私設エイドをフルに使いたい気持ちはあるものの、今日は目標タイムと戦っているところです。私設エイドの楽しみは、スイーツエイドのストロベリーチョコホワイトを食べただけで満足しておきましょう。

 白樺通は切れ目なく応援の人が続きます。私はコースの左端を走り、声援に応えます。手を振って「ありがとう」と言いながら走ると、次々と応援の人々から声をかけてもらえます。その声に背中を押してもらいながら走ります。時には手を伸ばしてくる人もいて、ハイタッチを交わしながら走ります。

 そうした甲斐があって17kmのラップは4分39秒に上がりました。限界と思えた状態でこのラップには驚きました。体の状態はどんどんつらくなっていてラップが急激に落ちたとしても不思議はありません。それなのにこんなラップで走れるとは、やはり応援の力はすごいですね。

 もうひとつ、私は忘れていたことがありました。栄通の急な坂は意識していましたが、コース全体が折り返し点まで上り基調で、折り返してからは下り基調です。序盤のペースが上がらなかったのはその影響もあったかもしれません。逆にこうして体は限界なのにペースが落ちているようで落ちないのは、下り基調のコースの効果もあるのかもしれません。

コース

 18kmのラップは4分43秒と少し落ちましたが、全体的には悪くありません。残り3kmあまり。このペースを維持すれば、目標を大幅に上回りそうです。

 しかし体はますますきつくなってきました。(つづく)


(6)孫姫とのゴール


(1)走る前からヘトヘトに
(2)一歩を踏み出す
(3)ペースがなかなかあがらない
(4)ハイタッチの力
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(4)ハイタッチの力

 帯広南商業高校のグランド横を通ります。反対側の車線の沿道には、帯広南商業高校のチアリーディング部と吹奏楽部の皆さんがスタンバイをしています。そして往路のランナーにも声援を送ってくれています。それに手を振り応えながら通過しました。

 この応援は復路の13km~14kmくらいの地点になるでしょうか。苦しくなり始めるあたりの地点だけに、この応援でもらう力というのは大変重要になります。

 8kmのラップは4分51秒でした。まずまずのペースです。そしてこのコース最大の山場ともいえる栄通の上り坂に差しかかりました。数百mで20mほど上る急坂をどう上がるかが大きなポイントです。ただ上るだけではなく、後半に向けて余力も残しておかねばなりません。

 どうにか急坂を上り終えましたが、そのあとも10.4km地点の折り返し点までは緩い上り坂が続きます。9kmのラップは5分12秒でした。あの急な上りがあって前のラップより20秒程度の遅れならば及第点でしょう。

 急な上りを過ぎるとそのあとの緩い上りも平坦か下りのように感じます。調子に乗って走っていると、10kmのラップは4分43秒まで上がってしまいました。

 さすがにこれは速すぎるか?と思いましたが、これでも10kmの通過タイムは50分08秒です。まだキロ5分を超えています。このままでは目標タイムをクリアするのも難しそうです。今も無理をしてペースを上げたという感じはありません。このまま体が望むペースで走り続けることとしました。

 やがて折り返し点に到達します。ここを回ると復路は緩やかな下り坂です。ですから体はますます楽になりスピードに乗ったような気がします。気のせいかもしれませんが、いい気持ちで走ることは大切です。

 帯広の森運動公園へ曲がるまでの区間、往路には多くの仲間の顔を見つけました。そんな方々とエール交換をし、その都度力をもらったような気持ちになりながら走ります。11㎞のラップは4分38秒と上がっていました。ここでタイムは54分46秒となり、平均ラップはようやく5分を切りました。

 運動公園内に設けられている給水所のところを回って再び栄通に向かいます。

 12kmのラップは4分39秒とペースは変わりません。ところがこのあたりで、私は嫌な感覚に襲われます。ペースは保ってきましたが、足が上がらなくなってきているのです。

 ハーフマラソンでは、15kmくらいから足が上がらなくなることは覚悟しています。ピパオイヘルシーロードレースでもそうでした。足が上がらなくなってからの終盤は、いかに気持ちを切らさないようにしながら耐えていくか、が問題になってきます。

 それも残り5~6kmと思えるからこそ耐えられることです。これが12kmくらいで足が止まると、残りはまだ9kmあります。さすがにこれは・・・。前半突っ込んだツケです。でもそれは覚悟して突っ込んだはず。あとはどうにかもたせるしかありません。

 幸い13kmの手前には往路で苦しめられた急坂があります。復路ではこれが急な下り坂となりますから、疲れた足には応えますがラップは落ちません。ラップさえ落ちなきゃ気持ちで負けることはありません。13kmのラップは4分32秒と最速ラップを出しました。

 しかし栄通からアルバータ通に入ると、体は急に重くなったように感じます。緩やかに下り基調のはずですが、とても下っているとは思えません。

 突っ込んだとはいえ、ここまでは比較的楽に走ってきました。でもここからは本当の苦しさとの戦いです。ここからが本当のレースです。

 帯広南商業高校前にさしかかると、往路を走っているときに応援してくれていた帯広南商業高校チアリーディング部と吹奏楽部の皆さんが演技と演奏で応援をしてくれています。そうした応援の力を借りてなんとか乗り切るしかありません。

 左端に寄って応援を一身に受けようというコース取りをします。するとチアリーディング部の皆さんはポンポンを持った手を差し出し、ハイタッチを求めています。私はすべての手にハイタッチをしました。吹奏楽部の皆さんも、手が空いている人は手を振って応援してくれます。もちろん私はそれに応えて、手を振りながら走ります。

 私のような年寄りは、普段ならば女子高生から疎ましく思われるような存在です。女子高生の手に触れようものならその手首をつかまえられて警察に突きだされることでしょう。

 ところが今日は、向こうから求められてハイタッチをしています。そんな皆さんの応援の心に感銘を受けながら走っていました。

 14kmのラップは4分47秒でした。少し落ちてしまいましたが、このラップなら文句なしです。これも帯広南商業高校の皆さんの応援のおかげです。なんとかこの先も、ペースを落とさずに走りたいものです。(つづく)


(5)スイーツエイドに救われて


(1)走る前からヘトヘトに
(2)一歩を踏み出す
(3)ペースがなかなかあがらない
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