またしても ゴールが遠い サロマみち~第28回サロマ湖100kmウルトラマラソン未完走記2 | 神社仏閣旅歩き そして時には食べ歩き

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還暦を過ぎて体にトラブルが出始めて、ランニングを楽しめなくなりました。近ごろはウォーキングに軸足を移して道内の神社仏閣を巡り、御朱印を拝受したり霊場巡礼を楽しんでいます。いつかは四国八十八ヶ所巡礼や熊野詣をすることが夢です。by おがまん@小笠原章仁

(2)感謝の気持ち

 とはいえ、ここまで来たら旭川紋別道に乗らないわけにいきません。予定通りに乗りました。上川層雲峡ICで下りてまた浮島ICから乗ればいいだけです。幸いなことに、上川層雲峡ICから浮島ICまでは信号もほとんどなく時間的な影響は少ないでしょう。

 旭川紋別道に乗り本線に合流します。4台の車の後ろに合流して、その流れに乗ろうとアクセルを踏み込みます。そのときバックミラーに赤色灯が見えました。

 つかまるようなスピードには達していないはずだと思いながらドキドキします。その間にもパトカーはどんどん近づいてきて、あっという間に後ろにつきました。

 止まれと言われていないから自分が捕まるわけではないだろうが・・・。片側1車線の高規格道路ですから私が路側帯に寄らなきゃパトカーは前に行けません(たまに路側帯から抜いていくとんでもない車がいますが、さすがにパトカーはそれをしませんでした)。私が左に寄るとパトカーは私の車なんぞに目もくれずに前に行きました。そして同じように前の車も抜いて走り去っていきました。

 いきなりドキッとさせられましたが、その後は順調に走りました。上川層雲峡ICで旭川紋別道を降り、浮島ICから丸瀬布ICまで再び旭川紋別道を使い、丸瀬布の道の駅でトイレに寄ります。それから常呂を目指しました。

 途中、浜佐呂間の蕎麦屋はまほろに立ち寄ります。ここは昨年も立ち寄って昼食をとったところです。あくまでも縁起を担ぎます。ところが昨年は何を注文したのかまったく覚えておらず、仕方ないので今年はサロマ磯ざる大盛りを食べました。まあ美味しかったから明日の力となるでしょう。

$Road to SAROMAN BLUE-TS3V0049.jpg


 それからまた常呂を目指します。常呂のゴール地点に着き、駐車場に車を置いてヨーイチさんと合流します。そして今度はヨーイチさんの車で受付会場の湧別に向かいました。

 受付会場の周辺は大勢のランナーが詰めかけています。知り合いのランナーとも次々と会い、いよいよサロマにやってきたなという感じになります。

Road to SAROMAN BLUE-受付会場


 あちこちのブースをブラブラします。フィニッシャー限定グッズの受付もしています。例年は申し込みをしていたのに、昨年は雨が降りだしてたまたま申し込みをし損ねたところ完走したので、今年も縁起を担いで申し込みはしませんでした。

 でもあちこち見ているうちに大会記念の帽子が欲しくなってしまい衝動的に買ってしまいます。今回はレース用の帽子と中間地点に送るサブの帽子を持ってきています。これで3つめの帽子です。そんなに帽子ばっかりどうするんだいと思ったのですが・・・。

 例年は応援FAXを見て回るのですが、掲示場所がないということで今年から廃止となりました。仕方のないことですが、とても寂しく思いました。

 サロマの魅力は地元の皆さんの温かさです。おそらくこの数日間はほとんど寝る間もなくさまざまな準備にかかってくれているのでしょう。そして本番当日も、ボランティアスタッフとして、応援として、全力で我々ランナーを支えてくれます。いつもいつも感謝の気持ちで一杯になります。

Road to SAROMAN BLUE-応援看板


 16時からは前夜祭です。いつもながらこうした大会の前夜祭でのランナーの行儀は最低です。おそらく皆さん、通常のパーティーでは乾杯の前に飲食を開始するようなことはないのでしょうが、何故か大会前夜祭ではフライングをする輩が多数います。この大会でも毎年そうですし、先日の利尻の大会でも「長谷川塾」と書かれたお揃いのウェアを着た方々を始め歓迎の挨拶の最中から平気で飲み食いを始めていましたからね。

 今回は注意事項として「飲食は乾杯のあとで」とアナウンスされていましたが、こういうあたりまえのことを言われるということ自体、ランナーとして恥ずかしいことだと私は思いました。

 例年は前夜祭の食べ物を持ち出す人も多かったのですが、今回の飲食は会場内に限られて持ち出ししないように係員が入口で注意をしていました。そのようなこともあって例年よりはましだったと感じましたが・・・。

 前夜祭が終了してからヨーイチさんに遠軽まで送ってもらいました。宿に入ってから生協で食料を買い込み、軽く腹ごしらえをしながら明日の準備です。すでにゴール行きの青い袋とレストステーション行きの赤い袋に分けて持ってきていますので、この中身をそのまま今年の袋に移すだけです。そしてナンバーカードの裏に名前などを書き込んで、ウェアに付けます。これで準備完了です。

 やがて同宿の仲間たちもやってきます。互いに明日の健闘を約束して眠りにつきました。(つづく)


(3)長い旅の始まり


(1)8回目の挑戦