ムコレンジャーの弱点は・・・
テーマ:ランニング
2007年2月18日。ムコ多糖症と闘うために、ムコレンジャーが東京に現れる。その日のために、ムコレンジャーは密かに改造を行なってきたのだが、どうやら改造も終わり、あとはその日を待つばかりとなった。
ところが、最新情報によると、ムコレンジャーには秘められた弱点があるらしい・・・。
それが判明したのは昨日のことだった。ムコレンジャーは、普段は普通の人間としてひっそりと生活をしている。さまざまな改造を施してきたムコレンジャー。最後に改造した目の調子を確かめるべく、いつものようにランニングをしていた。むろんそれはムコレンジャーの姿ではない。世を忍ぶ仮の姿・Ogaman(仮名)として美瑛の田舎町を走っていたのだ。
目の改造はうまくいった。なかなか視点が合わずにぼやけていたのだが、レンズを1枚加えたことではっきりと見えるようになったのだ。
これまでムコレンジャーは、Ogaman(仮名)として過しているときは、メガネをかけていた。しかしムコレンジャーに変身すると、メガネをかけることはできない。そこで急遽、レンズを1枚入れることにしたのだ。
入れるレンズの度数は、メガネと同じにした。メガネをかけたときと見え方に違いがあれば、かえって走りにくいだろうという判断からだった。
昨日の試走で、Ogaman(仮名)はレンズを1枚増やした状態で、メガネをかけずに走った。しかし、レンズが増えたという感触はまったくなかった。途中で、本当にレンズは入っているのだろうかと、何度も不安になった。だが、看板の文字が読めるということは、間違いなくレンズが入っている証拠だ。視力が0.1を切っているOgaman(仮名)は、レンズが入っていなければ看板の文字を読めるはずがない。
昨日は比較的天気が良かった。そのため、レンズを入れて闘うメリットはあまり感じられなかったかもしれない。これが雨や雪の中だと、メガネをかけなくても済むということは、大きなアドバンテージになる。また人間の姿でいるときに、サングラスを使うこともできる。
Ogaman(仮名)は、走っていて楽しかった。体も軽く、呼吸も楽で、20kmくらいは楽に走れそうだと思いながら走っていた。
間もなく10kmというとき、交差点で左折したOgaman(仮名)は、シューズがグリップを失ったことを感じた。・・・滑ったのである。Ogaman(仮名)は咄嗟に思った。簡単に体勢を立て直せるような滑り方ではない。無理に踏みとどまろうとしたら、かえって関節を捻る恐れがある。いわゆる、捻挫ってやつね。それよりも受け身をとるような形で転けた方が、被害は少なくて済む。
北国で暮らしている方はわかると思う。冬道で滑ったとき、咄嗟に転ぶのを防ごうと踏ん張ったとき、意外と怪我をしやすい。無理な体勢で踏みとどまろうとするせいか、関節を捻りやすいのである。私はこれまで、特に膝をこれで何度も痛めてきた。で、捻挫ってやつは、軽くても治るまでに1週間くらいはかかってしまうことが多い。
それならば、いっそのこと上手に転んだ方が怪我が少ない。ただこのときも、絶対にやっちゃいけないのは、手をついて支えようとすること。転ぶときに手をついたら、そこにかかる力は、おそらく体重の何倍にもなるだろう。意外とこれで手を骨折するケースが多いのだ。
こういう時は、格好悪いけど転がるのが1番。うまく転がれば、打撲程度で済む。軽い打撲ならば一晩も寝れば痛みもひく。
ということで、私は・・・、もとい、Ogaman(仮名)は、(見た目は)派手に転がった。そして路上に座り込んで呟いた。
「ちくしょうめ!」
不思議なもので、こういうときに人間は、何か一言ぼやかないと気が済まないようだ。それはムコレンジャーも一緒らしい。右膝と右肘を路面にぶつけたようで痛みが残った。そして転がるときにおかしく捻ってしまったのか、左肩にも痛みがあった。しかし、捻挫をしたような痛みじゃない。うまくピンチを逃れることができた。
しかし、そこでモチベーションは一気に低下してしまった。その後、打撲の痛みがちょっとあったこともあって、ダウンジョグをしながら帰ったのだった。
えっ?弱点はどこかって?慌てなさんな。これから披露するから。
帰宅したOgaman(仮名)は、しばらくレンズをつけたままだった。闘いの日までわずか1週間。新しいレンズに慣らす必要があるからだ。
テレビの番組を調べようと新聞を見たOgaman(仮名)。そのとき、大変なことに気づいたのだ。
文字が・・・読めない。
そう、Ogaman(仮名)は、1年くらい前から、メガネをかけた状態では近くの文字を読めなくなっていた。だがメガネは遠近両用にはせず、近視と乱視のみだった。そのため普段の生活では、印刷物を読むときは上目遣いで見たり、メガネを外して見たりしていたのである。
いつもの調子で新聞を読もうとして、大変なことに気がついた。
上目遣いにしようが何をしようが、新聞の文字を読むことができない。そう、レンズを外さないことには、印刷物の小さな文字を読めなくなってしまったのだ。
ああ・・・こんなことになろうとは・・・。
正義のヒーロー・ムコレンジャー。しかしムコレンジャーは、小さな文字には勝つことができないのだ・・・。















1 ■ムコレンジャーさんへ
ムコレンジャーが小さな文字を読まなければならない場面ってそうはないでしょうから、そんなに大きな弱点ではないのでは???
みしそんな場面に遭遇したら、代わりに読んであげますよ^^
それより、転んで後から痛みが・・・なんてことはないですか?こちらの方が心配ですよ。