日展書道、事前配分 | 復縁マニュアルは具体例が多い

復縁マニュアルは具体例が多い

復縁マニュアルは具体例が多い

国内最大の公募美術展である日展の書の審査が、派閥の論理で
ゆがめられていました。朝日新聞は、会派幹部から審査員への手紙を
入手することに成功したというのです。我が社中(会派)では毎年3名くらい
入選させていただいております。会派幹部の証言からは、入選数を会派ごとに
割り振る慣行が続いていたことがうかがえます。

日展には日本画、洋画、彫刻、工芸美術、書の5科あり、1万円を払えば
誰でも応募でき、そのうち7割が書です。上記を読めば、もしかしたら
1万円でなく10万円支払えば、入選しやすくなるのではないかと
思ったり、もっと、極端な発想をすれば、ピカソの晩年の作品等は
その内部事情を暗に告発していたものではないかとも思えます。
つまり金持ちは下手でも入選ということです。

とにかく、この割り振りで損をする場合は、圧倒的実力のある会派が
あった場合だと思います。ある一つの会派が入選を独占することを妨げられる
でしょう。そういうケースがなければ、書なんて独学で日本一になれるほど
甘いものではないので、私はやむを得ないと思っています。