哲楽ノート

哲学する歌うたい、森 章博が綴っていきます。

ようこそ、哲楽ノートへ!初めて来られた方は、右の「はじめに」をご一読ください☆

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こんにちは、森章博です。


なんか今年の桜は開花が一気すぎて有り難みがそんなにないような…
まぁそれでも綺麗なのは変わりありませんね、すぐに散ってしまわないことを祈りましょう。



前編では「音を楽しむと書いて音楽」ではなさそうだ、「音楽=音+楽器」であるということを書きましたが、そこから

「楽しい」と「楽ちん」ではかなり意味が違うのでは?

という話になりました。

そこで、
突然ですが皆さん、


「楽しい」ってどういう意味ですか?

ワクワク、ウキウキするような状況、状態?



「これめっちゃ楽しい!」
と誰かに言われれば、その人の心情はそんな感じかなと察しはします。


しかし、本当にそうでしょうか。


辞書には、「楽しい(形容詞)」=「満ち足りていて、愉快な気持ちである」「(生活、作物が)豊かである」などと書いてあります。


一方、「楽ちん、らく(形容動詞)」はどうか。辞書には、「心身に苦痛などがなく、快く安らかなこと」「生活が豊かなこと」「たやすいこと、簡単なこと」などとあります。


こう見ると、結構似ていなくもない。
ここで共通した意味を核として探るならば「心地よい、気持ちがいい」という意味は考えられます。


ここで一旦話を戻して、日本語漢字としての「楽」が成立するまでを整理して考えてみます。
◉参考URL



音楽という文化のある中国で象形文字としての「楽」が生まれ、「音楽」「楽器」という熟語も生まれた(中国語でも音乐、乐器と書きます)。そこから心情としての快楽や安楽(快乐、安乐)などの熟語が生まれ、心情を表す文字としても定着したのでしょう。
それが日本に入ってきた。
古くから日本にある大和言葉としては「たのしい」があり、それを「楽」の読みとして当てた。つまり「楽」という字の意味=「たのしい」だということになった。
日本語としての「たのしい」には「作物が豊かで喜ばしい、嬉しい」という意味が強くあったのが、段々薄れていったのではないかと個人的には推測します。
一方、「らく」は漢音・呉音の「ガク、ラク」が形容動詞として定着したものなので、中国語の快楽、安楽の意味が強いのだと考えられます。


うーん、こう見ると複雑。


まとめると、
「音を楽しむと書いて音楽」ではないが、
「音楽で楽しませる、楽にする」
なら語源的にも納得できる。
自分がずっとやりたかったのもコレだな、と思うわけです。
ウキウキルンルン♫な音楽もいいけれど、静かな言葉やもの悲しい旋律もまた癒しです。それで誰かの心が少し明るく軽くなる。
それが出来るのなら、これからも音楽を続けていく意味はあるのかなと。


{76EF2C7C-8409-4B36-9338-A6E64A3AEE2F:01}



P.S.「働く=はた(傍)+らく(楽)」だという語源的解釈もよく見聞きしますが、
これもどうやら違います。
怒りたくなる気持ちも分かります笑↙︎


最後まで読んでくださって
どうもありがとうございました!
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こんにちは、森章博です。


前回は妙なスタイルで書きましたが、
久しぶりに書くネタとして勢いで書いたものでした。
お許しください。


今回は真面目に書きます。
真面目に書いたので、長いです。
長いので分割することにしました。


東京に出て音楽を始めた4年前から、遡ればバンドをやっていた高校生の頃からずっと思っていることです。



{A8A170E2-EB8E-420D-B7D3-B6F0E046E48D:01}




「音を楽しむと書いて音楽」



これ、ライブのMCでも言うシンガーの方とかが時々いて、聞くたびにうーん…という気にさせられます。いくつか辞書やネットを調べればわかることですが、どうやら違うらしい。


そりゃあね、「音(を)楽(しむ)」と書くだけならもちろんそれで「音楽」ですよ?

しかし、これを言う人の意図には「音楽は音を楽しむものだから音楽って書くんだよね」という由来、語源的なことが少なからず含まれていますよね。


それがどうも解せない。
理由は二つ。
①なんでちょっと調べれば違うと分かることを言うのか。
②その人にとって音楽とは「楽しい」ものでしかないのか。


①はまぁ思い込みとか、小さい頃誰かにそう教わってしまったからとか、仕方ない部分もあるでしょう。幸い自分の周りにはそう教えてくる人はいませんでした。


問題は②です。
音を楽しむことそのものは何も間違いではないですし、楽しい歌を元気に楽しそうに歌う人は、周りを元気にするかも知れない。それ自体はとても素晴らしいことです。

でも、そもそも音楽って楽しいものですか?本当に「楽しい」音楽って身近にありますか?


中学生時分にMr.Childrenが「終わりなき旅」で活動再開した頃、学校からの帰り道で同級生と交わした会話で今でも鮮烈に憶えていることがあります。
「終わりなき旅」は名曲ですが、そのB面、いわゆるカップリング曲の「Prism」の方も気に入ってよく聴いていました。むしろそっちの方が好きだったような気さえする。短いけど非常に意味深な曲です。
しかしその話になったとき、同級生は言いました。


「俺は楽しい曲しか聴きたくないねん」


かなりの衝撃でした。
そんな感覚の人間がいるのかと。
そういう感覚なら、そしてこれまでそういう音楽しか耳にして来なかったのならば、「音を楽しむと書いて音楽」と言いたくなる気持ちも少し分かります。


しかし世の中には悲しい曲、切ない曲もたくさんあります。どっちともとれないような不思議なもの、ノイズのようなもの、たくさんあります。
それらは音楽ではないのか。
いいや、まぎれもなく音楽です。


音楽は文字通り「音+楽」です。
「音」はオトで間違いないとして、
「楽」は「楽しい、楽しむ」なのか?


これも調べれば分かることですが、どうやら昔の楽器を形どった象形文字のようです。つまり「楽」=楽器、楽器音のことで、そこから転じて「楽しい」という意味になった、という書き方が多いです(諸説ありますが)。


つまり音楽は「音と楽器」でしかない。
ただ音楽を聴いた時の気持ちを表す言葉として「楽しい」という言葉が生まれた…??んーそうなのかなぁと思って一応納得はしていました。


しかし、「たのしい」は元々大和言葉だからそれに後から漢字を載せただけだし、「楽」は「楽しい」だけでなく「ラク」とも読ませる。
「楽しい」と「楽ちん」ではだいぶ意味が違いますよね。なぜこのふたつに同じ漢字を当てるのか。


後半へ続く。
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{68F4989A-F0B3-4DBE-AD4A-229DF364AAB2:01}



「私こっちは素人だから、ご自分で、わかります?」


右腕をさすりながら、感じの良い年上のお姉さんがさらっと言う。
もうここは何回も来ているし慣れている。初めての時は別のお姉さんが
優しく教えてくれたのだけれど、今回のお姉さんはまだここではさほどたっていないようだった。


右手をつかまれているので左手で自分で入れていじり始める。


「あら、片手で出来るんですね、すごい」


「いえそんな、普通です」


右手の仕事をささっと済ませてお姉さんも参戦して見入ってくる。見慣れないものに興味津々のようだ。


「これ、何なんですか?」


「◯も◯◯◯ロー◯ー◯ってわかります?」


「ん~?知らないわねぇ。それ有名なの?」


「はい、有名…みたいです」


時間を見計らってほどよくいじり終える。


「あら、意外と短いんですね」


「いえ、飛ばし飛ばしだったので」


「なるほど、ちょうどこちらも終わりですね。お疲れ様でした」


時間にして30分たらず。


そしてすべて終わったら、ゆっくり休んでいってくださいねと何度も笑顔で言われ、存分に糖分と水分を補給してから帰路に就いたのだった。




{1EE2D228-0C55-4692-90DF-F710E9FB5021:01}


献血センターでのひととき。
(はじめの画像は本文とは無関係です)




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