ご自身の生活に心理学を活かそう(続編) | 恋と仕事の心理学@カウンセリングサービス

ご自身の生活に心理学を活かそう(続編)





みなさん、こんにちは。
大塚亘です。

金曜日は、吉田ちかカウンセラー、佐藤まゆみカウンセラーと、私、大塚亘の
3名で担当させていただいております。

本題に入る前に、11月6日に開催する、カウンセリングサービス東京感謝祭
の告知をさせてくださいね。


カウンセリングサービス東京感謝祭2016

講演・ミニカウンセリング体験・クイズ大会他、イベント盛りだくさん♪
日時:2016/11/6(日) 10:00~19:00(*開場/受付9:30~)
会場:三田・機械工具会館 6階ホール
料金:3,240円 (出入り自由のフリーパス制。打ち上げ参加費は別途。)
【感謝祭イベント紹介:カウンセラー8名の講演】
お客様の支持も高いカウンセリングサービスの個性溢れる人気カウンセラー
たちが、普段使っている心理学に基づき、それぞれがお客さまにお届けしたい
テーマについて、想いを込めてお話しします。知識を得られることはもちろん、
気づきや癒しも満載と例年大好評のイベントです。
東京感謝祭の詳細は>>>こちら
お申し込みは>>>こちら
Facebook東京感謝祭2016は>>>こちら


私、大塚亘も感謝祭に参加します。
みなさまに感謝祭でお会いできることを、楽しみにしていますねスマイル


さて、今回は、「ご自身の生活に心理学を活かそう」(続編)と題してお伝え
したいと思います。

前回は、心理学の記事をそのまま実践しても上手くいかないことがあるので、
実際のご本人の実生活に合った方法にカスタマイズしてみましょうとお伝え
しました。

心理学の記事はとても良いことを書いていると思いますが、それを実際の
生活において活かすためには、その主旨をくみ取って、ご自身の生活で
無理なく実践できる方法を見い出していく必要があります。

ただ、前回のテーマは、心理学の記事の主旨が、基本的にご本人の実生活に
役立つ状況にある場合についてのものでした。大きな方向性に間違いは
ないので、少しカスタマイズすれば、多かれ少なかれ、実生活でも効果が
みられるかもしれないという状況です。


さて、今回は、少し怖い話しをしたいと思います。それは、そもそもの
大きな方向性が間違っている場合です。この場合、そもそもの前提が間違って
いるので、心理学の記事を実践すると、なんと、状況がさらに悪くなって
しまうかもしれない
ということですガーン


カウンセリングをしていて、いつも思うことがあります。それは、

この世で自分に最も厳しい評価をしているのは、他ならぬ自分自身である

ということです。我々日本人の特性かもしれませんが、日本人に限らず、
謙虚な方はとても多いです。カウンセリングを受ける方は、かなりの割合で
自己否定を持っていらっしゃって、それを克服しなければならない、自分は
変わらなければならないと思われている場合がとてもたくさんあります。

しかし、私がカウンセリングでお話しを伺うと、とても努力家で、前向きで、
素直で、素晴らしい方々ばかりなのです。魅力や価値あふれる方々ばかり
なので、

何も変える必要はないですよスマイル

とお伝えすることが本当にたくさんあります。今の時点で魅力的な方なの
ですから、私に言わせれば、何を変える必要があるのでしょうか?と首を
かしげたくなるくらいなのです。


ひとつの例を挙げてみましょう。それは、こんな感じです。


私は、依存的な人間なんです。だからこの依存心を克服して、もっと
自立的にならなければならないんです
ふっ


女性に多いパターンですが、なぜか、ご自身では、自分自身のことを依存的
だとダメだししていて、依存を克服しなければならないと思い込んでいる
ケースです。そもそも、「依存」にも「自立」にも、良い悪いという概念は
ない
のですが、このような方は、依存心がある自分がダメだと「勘違い」
してしまっているのです。


ひとつの例として、以前私が回答した、カウンセリングサービスの無料相談
コーナーの記事を挙げておきます。

「依存体質、考えすぎる癖を直したい」

私は依存体質なんです、とおっしゃる方の多くは、実は「自立」の方だったり
します。このような状況において、「依存から脱しましょう」というような
テーマの心理学の記事を見て、実践してしまったらどうなるでしょうか。

ご本人は気づいていないのですが、もともと自立傾向の方が、さらに自立
しましょう、という方向性で頑張ってしまうわけです。そして、疲れ果てて
しまったりします。

依存も自立も、それ自体に良い悪いはありませんが、行き過ぎた依存、
行き過ぎた自立というものは、やはり問題を引き起こしてしまうかも
しれませんよね。

つまり、冒頭で述べた通り、そもそもの大前提が間違っていると、心理学の
記事は、自分を苦しめる結果にすらなりかねないのです。


我々人間には「自己概念」というものがあり、私はこういう人間だ、と
心の中で無意識に定義づけています。もしそれが良い内容であるならば、
そんなに問題は起きないかもしれません。

例えば、「私は頼りになる」という自己概念があったとしましょう。頼りに
なるのですから、周りの人を助け、感謝される可能性が高いですよね。
ですから、そんなに問題にはならないかもしれません。

しかし、これとは逆で、ネガティブな自己概念を持っていたとしましょう。
先ほどの「私は依存体質なんです」もネガティブな自己概念ですね。
そうすると、依存を克服しようとするあまり、実は、「自立」の人が
「超自立」に向かって頑張ってしまう、ということがあるのですガーン


心理学の記事をいくらたくさん読んだところで、そもそもの大前提が
間違っていると、自分の首を絞めることにもなりかねません。それでは、
そうならないためにはどうしたらよいのでしょうか。それは、

自分以外の周りの人間のほうが、あなたのことを良く知っている電球

という視点を持つことです。先ほど述べた通り、「この世で自分に最も
厳しい評価をしているのは、他ならぬ自分自身である」ことが本当に多い
のです。


さて、そんなに偉そうに言うなら、大塚カウンセラーはどうなんだよ!
自分のことを分かっているのかよ!ムカっという声が聞こえてきそうですよね。
私は、過去にこんな記事を書きました。

自分のことは、自分では分からない

私は、

自分では自分のことは分からない冷や汗

と思っています。私大塚も単なる人間なので、みなさんと全く同じです。

もちろん、私は、自分の良い自己概念を大きくしようと思って、自分でも
勉強したりしていますが、そもそも、自分だけでは限界があることも
知っています。

そのため、妻の言うことを聞いたり、今でも、先輩カウンセラーに
アドバイスをもらったりしているのです。

その先輩カウンセラーも、ご自身の体験談として、私にこうアドバイス
してくれました。

「他の人に聞いた方が早いですよ」笑顔

つまり、その先輩カウンセラーも、自分のことは自分では分からない、
ということを、その先輩カウンセラー自身の体験として学ばれたのだと
思うのです。むしろ、経験豊富なカウンセラーだからこそ、「他の人の
評価が参考になる」と私に教えてくれたのだと思います。


自分では「依存」と思っていたけど、実は「自立」だった、というように、
自己概念がそれこそ180度ひっくり返ってしまうようなこともあるのです。
そして、それは、たいてい、悪い方から良い方への大逆転です。


あとは、他の人の話しを素直に聞いてみるという「勇気」が必要です。
ぜひ勇気を出して、周りの人のあなたの「良い点」を素直に聞いてみて
くださいね。

基本的に、悪い評価は聞く必要はありませんよ。それはなぜかというと、
たいてい、悪いことを伝える人は、嫉妬や自己否定など、悪いことを
伝える人自身の心の問題があって、悪いことを言っている場合が多い
からです。

そして、ぜひ、勇気を出して、カウンセリングも使ってみてくださいね。


読んでいただき、ありがとうございましたニコちゃん


大塚亘


続編「ご自身の生活に心理学を活かそう(続々編)」UPしました!


    花    花    花    花


10月21日は吉田ちかカウンセラー
10月28日は佐藤まゆみカウンセラー
がお届けします。どうそお楽しみにキラキラ☆


クローバーカウンセラー大塚亘のプロフィールへ

クローバー大塚亘のカウンセリングを受けるには

クローバー会場案内